今回紹介するのは11月25日発売の
TERMINAL WORLD (ターミナル・ワールド)よりこのカードです。
目次
カード説明
シンクロ・効果モンスター
星10/闇属性/機械族/攻3100/守2950
闇属性チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
①:相手がモンスターの効果を発動した時、
属性がそのモンスターと同じとなるモンスター1体を自分の墓地から除外して発動できる
(このターン、このカード名のこの効果を発動するために同じ属性のモンスターを除外できない)。
その発動を無効にし破壊する。
②:1ターンに1度、自分の墓地・除外状態の
「ジェネクス」モンスターを6体まで対象として発動できる(同じ属性は1体まで)。
そのモンスターをデッキに戻す。
その後、その数まで魔法&罠ゾーンのカードを破壊できる。
【ジェネクス】の新規となる闇属性機械族のレベル10シンクロモンスターです。
上半身がA・O・J ディサイシブ・アームズ、
下半身がA・O・J フィールド・マーシャルによく似た形状となっており
恐らくこの2体を合体させたモンスターだと思われます。
この2体はともにワームとの戦いで大破しており
それをまとめて修復したのがこのカードなのかもしれませんね。
名前も「アーリー・オブ・ジャスティス」に対して「アームズ・オブ・ジェネクス」と
略称も含めてA・O・Jを強く意識したネーミングになっています。
「リターンゼロ(return 0;)」とはC言語において
main関数のコードの最後に記述する文字列です。
これは正常値である0を記録させる処理であり
「プログラムが正常に終了した」という事を伝える為に使われます。
このカードの場合はワームゼロの撃破を持って
目的を完了させるという意味合いも含んでいるのかもしれませんね。
相手と同じ属性を墓地から除外してモンスター効果無効
シンクロ素材にはチューナーに闇属性を指定しています。
【ジェネクス】であればサポートカードが豊富なジェネクス・コントローラーか
自己展開が狙いやすいA・ジェネクス・バードマンあたりが使いやすいでしょう。
ジェネクス以外の闇属性チューナーを用いるのも手であり
亡龍の戦慄-デストルドーあたりもシンクロ素材として使えます。
属性がそのモンスターと同じとなるモンスター1体を自分の墓地から除外して発動できる
(このターン、このカード名のこの効果を発動するために同じ属性のモンスターを除外できない)。
その発動を無効にし破壊する。
①の効果は相手がモンスター効果を発動した時に
そのモンスターと同じ属性を墓地から除外する事で無効にして破壊できます。
あらかじめ事前に相手と同じ属性のモンスターを用意しておく必要があるものの
場だけでなく手札のモンスター効果なども無効にできる優秀な妨害効果です。
1ターンに複数回の発動ができますが1ターンに同じ属性を2体以上は除外できないので
相手が属性を統一している場合は1回無効にするのが限度になります。
逆に相手が複数の属性を活用しているのであれば墓地に属性が揃っていれば
複数回の無効が狙えるので妨害性能がより高まります。
「ジェネクス」モンスターを6体まで対象として発動できる(同じ属性は1体まで)。
そのモンスターをデッキに戻す。
その後、その数まで魔法&罠ゾーンのカードを破壊できる。
②の効果は1ターンに1度、墓地か除外ゾーンから
ジェネクスを1属性ずつ、最大6体までデッキに戻し
その戻したジェネクスの数まで魔法罠のカードを破壊できます。
墓地や除外ゾーンに複数属性のジェネクスがあれば相手の魔法罠を一掃する事も狙えます。
サーチしたいジェネクスがデッキになくなった場合に
墓地や除外ゾーンからデッキに戻す目的で活用する手もあります。
①と②の効果共に、複数の属性を活用する事が前提のカードとなっています。
幸いジェネクスは各種属性が一通り揃っており
中でもレアル・ジェネクス・クラッシャー(地)、レアル・ジェネクス・ターボ(風)、
ジェネクス・パワー・プランナー(光)、レアル・ジェネクス・マグナ(炎)は
リペア・ジェネクス・コントローラーがあれば次々とサーチと召喚が可能であり
途中でレアル・ジェネクス・チューリングなどの闇属性チューナーに繋げる事で
このカードのシンクロ召喚を狙いつつ墓地に複数属性を揃えられます。
また①の効果だけであれば【ジェネクス】以外でも活用できます。
相手のモンスター効果を無効にできるだけでも十分優秀であり
複数属性を使いつつ闇属性チューナーを採用しているデッキであれば
エクストラデッキに忍ばせておく価値はあるでしょう。
ディサイシブ・アームズはジェネクス・コントローラー、
フィールド・マーシャルはスペア・ジェネクスが
それぞれコアとなっていた存在です。
リペア・ジェネクス・コントローラーが
スペア・ジェネクスの遺志を受け継ぎつつ
このカードを操っていると考えると感慨深いですね。