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《幾星霜(いくせいそう)》遊戯王OCGカード考察 緩い条件でバトルフェイズもう1回という殺意 しかも再利用できる

今回紹介するのは10月28日発売の

PHANTOM NIGHTMARE(ファントム・ナイトメア)よりこのカードです。

 

カード説明

幾星霜(いくせいそう)
速攻魔法
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドのモンスターが自分の魔法カードの効果
または相手の効果で破壊され墓地へ送られたターンに発動できる。
次の自分バトルフェイズを2回行う事ができる。
②:このカードが墓地に存在する状態で、
自分フィールドのモンスターがデッキ・EXデッキ(裏側)に戻った場合に発動できる。
このカードを手札に加える。

wiki

 

汎用の速攻魔法です。

 

ヴィサス=サンサーラが膝をつくスケアクロー・ライヒハートに手を差し伸べています。

ヴィサス関連のストーリーにおいてライヒハートはライトハートになった後、

クシャトリラ・アライズハートに吸収され消滅した事になっていましたが

このイラストではこうして再びヴィサスと再会しています。

恐らくはヴェーダ=ウパニシャッドによってヴィサスの力が奪われた際に

吸収されていたハート達がヴィサスから離れたのをこうして再開した、

あるいはヴェーダによって世界が一巡された世界でヴィサスが旅をしている中で

新たな形でライヒハートと出会った形だと思われます。

「幾星霜」とは長い年月を意味する言葉であり説としては後者の可能性の方が高いでしょうか。

以前の時間軸では対峙して吸収する事で決着がついた2人ですが

新しい時間軸では手を差し伸べて和解する別の形での決着をつけたのかもしれません。

元々幾星霜はヴィサス=スタフロストの名前の由来となる単語でもあり

その名を冠するこのカードはとても印象的ですね。

 

魔法カードで自分モンスターを破壊すればバトルフェイズ2回

①:自分フィールドのモンスターが自分の魔法カードの効果
または相手の効果で破壊され墓地へ送られたターンに発動できる。
次の自分バトルフェイズを2回行う事ができる。

①の効果は自分の場のモンスターが自分の魔法カードの効果か

相手の効果によって破壊されて墓地へ送られた場合、

次に行う自分のバトルフェイズを2回行えるというものです。

条件が効果破壊と比較的に緩いので相手が破壊してくれるのを期待して発動する事もできますが

能動的に破壊するのであれば自分から魔法カードで破壊する形になるでしょう。

 

【マナドゥム】であれば伍世壊摘心、【炎王】であれば炎王の孤島、

【ヴァレット】であればスクイブ・ドローなどで条件を満たす事ができ

それ以外でも各種メタルフォーゼのペンデュラム効果やブラック・ホールなどを用いる事で

条件を満たす事が可能です。

ただ破壊された後墓地に送られないといけないので

ペンデュラムモンスターを破壊しても条件を満たせない点には注意です。

 

このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
②:このカードが墓地に存在する状態で、
自分フィールドのモンスターがデッキ・EXデッキ(裏側)に戻った場合に発動できる。
このカードを手札に加える。

②の効果は1ターンに1度、

自分の場のモンスターがデッキかエクストラデッキに裏側の形で戻った場合に

墓地にあるこのカードを手札に回収するというものです。

ヴィサス=サンサーラで場のヴィサスをデッキに戻す事で発動条件を満たせる他、

剣闘獣や時械神、レスキューフェレットなどでも条件を満たせます。

亡龍の戦慄-デストルドーや雙極の破械神のように

デッキに戻るデメリットを内包するモンスターを活用する手もあります。

 

あくまでフィールドからデッキに戻らないといけないので

墓地や手札からデッキに戻しても効果を発動できない点や

エクストラデッキに戻る場合裏側で限定されているので

ペンデュラムモンスターが表側でエクストラデッキに行く場合は

条件を満たせない点に注意です。

 

 

特に【マナドゥム】での運用を意識しているカードで

伍世壊摘心によって発動条件を満たしつつ

マナドゥム・プライムハートの攻撃回数を実質的に倍に増やす事ができるので

より相手のライフを一気に削り切るチャンスを増やす事が可能です。

 

それ以外のデッキであってもバトルフェイズを増やせるという事は

それだけ1ターンキルを決められるチャンスを大幅に増やせる形となるので

【ヴァレット】のように魔法カードで自分モンスターを積極的に破壊するデッキであれば

採用する価値は十分にあるでしょう。

前述した通りブラック・ホールなどの汎用的な手段でも発動条件を満たせるので

特に②の発動条件を満たしやすいようなデッキに

ブラック・ホールなどを混ぜて運用する手もあります。

 

 

物語的には離れ離れになった仲間と再会していくという

中々に王道な展開を感じられるイラストです。

これから他の仲間とも再開していくのでしょうね。

 

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