遊戯王ゴーラッシュ７７話の感想です。
前回の感想はこちらです。
目次
新たなるダークネスモンスター
過去、恐らくはベルギャー人を作ろうとしている所のオーティス。
銀河をこねるようにしてベルギャー人を作っています。
丁度今作っているベルギャー人はユウディアスに似ており
彼もこのようにして生まれたのだと想像できます。
そんなオーティスに敵対宇宙人としてこんなのはどうかと提案するクァイドールですが
感情移入のハードルが高いという事で却下されます。
クァイドールがオーティスをとてもよく慕っているのが伺えますね。
さてズウィージョウから遊飛にバトンタッチした所でデュエル再開です。
ユウディアスのターン、ドロー。
３体モンスターを召喚した後で３体のモンスターをリリース、
ダークネス・トランザム・クライシスをアドバンス召喚します。
ダークネス・ドワーフ以外のダークネスモンスターも仕込んでいたクァイドール、
その効果は３体リリースでアドバンス召喚する事で相手モンスターを破壊、
さらにそのレベル×２００だけ攻撃力をアップするというもの。
これによりカオスマキアは破壊され４３００打点となるものの
遊飛は罠「デプス・ゲイザー」を発動、
デッキトップを墓地へ送りそれがモンスターであれば特殊召喚するというもの。
これにより墓地へ送られたのは・・・ジョインテック・ネストライダー・タンク！
なんとフェイザーが組んでいたデッキには
ヴォイドヴェルグだけでなくジョインテックまでデッキに入れていました。
これにはさすがのズウィージョウも驚愕しています。
フェイザーはズウィージョウから遊飛にバトンタッチする事まで予測していたという事でしょうか。
恐るべきフェイザーの予測力です。この時はそう思っていました。
このカードが闇属性である事も、命名法則がちょっとジョインテックらしくない事も、
全ては伏線でした。
何はともあれユウディアスは続けて魔法「マニアック・ユウ・ダイ」で
ネストライダー・タンクの攻撃力を下げて攻撃するものの
遊飛は罠「アビス・マキシマム」によってダークネス・トランザム・クライシスの攻撃力を下げ
大ダメージこそ受けるもののライフは残ります。
ユウディアスはターンエンドです。
ユウディアスはまだ操られていないものの、
どこかのタイミングで必ず仕掛けてくると遊飛は考えています。
遊飛のターン、ドロー。
モンスターを２体召喚して２体リリースし
ヴォイドヴェルグ・レクイエムをアドバンス召喚します。
自分のエースを遊飛が使用している事にズウィージョウもにっこりです。
更にネストライダー・タンクの効果により手札２枚をデッキに戻す事で
墓地からアビスレイヤー・リヴァイアナイトを蘇生します。
こうしてジョインテック、ヴォイドヴェルグ、アビスレイヤーと
３つのテーマのエースが場に並ぶという夢の競演がなされました。
ですがユウディアスが伏せた罠にはこれの対処手段があります。
それでもユウディアスは信じていると言います。
その時、ユウディアスに異変が起こります。ついにクァイドールが仕掛けて来て
ユウディアスの体を乗っ取ろうとしているのです。
クァイドールはユウディアスが勝負の決着がつく決定的な場面で躊躇するだろうと踏み、
そこを狙って体を乗っ取って支配する算段でした。
その為に今までユウディアスを操らずにいたという事でしょう。
ですがそれはユウディアスも百も承知でした。
クァイドールに対抗する為には通常のやり方では駄目だと考えて
あえて憑りついてくるのを誘い、逆に相手に憑りつこうとしたのです。
会場にかけつけたエポックはそんなことをしたら元に戻れなくなると止めようとしますが
ユウディアスはそれも承知済みのようでした。
こうして２人は何やら精神世界めいた場所で衝突します。
３つのテーマのエースが１つになって
そうして衝突する事でユウディアスはクァイドールの記憶を垣間見ます。
ベルギャー星団を作り上げ故郷へと帰ろうとする創造主オーティス。
クァイドールはオーティスへある質問をしました。
カルトゥマータとラッシュデュエルどちらが好きか？
以前ラッシュデュエルはカルトゥマータよりはるかに出来の悪いゲームだと、
そう酷評していたオーティスですが彼が好きなのはラッシュデュエルの方でした。
オーティスは言います。ベルギャー人は宇宙に散らばる銀河を元にしていると。
そしてクァイドールはオーティスの故郷となる銀河、
天の川銀河に近しい銀河を元にしていると言います。
天の川銀河の隣、となるとマゼラン雲が元でしょうか？
そして旅立つ前、クァイドールにいつかお前も天の川銀河に訪れるといい、と言います。
そんな彼を見送るクァイドールには涙が流れていました。
そうしてユウディアスとクァイドールが精神世界で衝突した結果、
ユウディアスの体がクァイドールへとなりました。
どうやらユウディアスはクァイドールに乗っ取られてしまったようです。
そしてクァイドールは罠「ハイパー・リダルション」を発動、
ダークネス・トランザム・クライシスと同じ元々の攻撃力、
つまり２５００のモンスターを全て手札に戻します。
遊飛が召喚した３体のエースは全て元々の攻撃力が２５００であり全てが手札に。
ユウディアスはこの結末が見えておりだからこそ
クァイドールはこのタイミングを見計らって乗っ取りをしました。
勝ち誇るクァイドール。しかし遊飛に焦りの様子は見せません。
遊飛は魔法「融合」を発動、フュージョンと違い手札からも融合素材にします。
遊飛はヴォイドヴェルグ・レクイエム、アビスレイヤー・リヴァイアナイト、
そしてジョインテック・ネストライダー・タンクの３体を素材にします。
ジョインと大地！
ジョインと海原！
ジョインと天空！
陸海空でドシバシャビュビューン！フュージョン召喚！
ジョインテック・トライ・ダイナベース！！
３体融合の融合モンスター、
ジョインテック・トライ・ダイナベースを融合召喚です。
その効果は融合素材にしたレベル７以上のモンスターの数まで攻撃できるというもの。
ユウディアスは信じていました。最後には遊飛が勝つと。
ですがクァイドールには分かりませんでした。それならば何故自分に憑りつこうとしたのかと。
そんな彼を遊飛は全然わかってないなと言います。
１回目の攻撃でダークネス・トランザム・クライシスを戦闘破壊、
続けて２回の直接攻撃でクァイドールのライフが０となりました。
遊飛の勝利です。
涙と鼻水の覚悟はよろしいか？
ユウディアスはずっと考えていました。
どうやったらクァイドールと分かり合えるようになるかと。
クァイドールの心の中に触れたからそう考えたのだと。
クァイドールはありえないと言いますがそれに対して遊飛は言います。
じゃあ何故お前は泣いているんだ？と。
クァイドールは自分が泣いているという事が理解できませんでした。
クァイドールが心の奥底に秘めていた記憶。
オーティスはそもそも地球へと帰還してはいませんでした。
クァイドールとの別れの際に彼はオーティスを、
いや彼を象ったアースダマーを自分の体内に取り込んでしまいました。
ＳＥＶＥＮＳのラストの後、はるか過去に飛ばされたのはオーティス本体ではなく
そこから分離したアースダマーだったのです。
アースダマーは意思を持ち、宇宙の果てに飛ばされ
そこでクァイドール達ベルギャー星団の創造主となったのです。
そんな所にエポックが乱入、とっととユウディアスの体を返せと
無理矢理ユウディアスからクァイドールを追い出します。
涙と鼻水にまみれながら無事に戻ったユウディアスを喜ぶエポック。
とうとうその素顔が確認できます。
ユウディアスは乗っ取られた時の記憶はなかったようですが
遊飛が無事に勝利を収めたことを伝え、安心します。
こうして波乱のギャラクシーカップは終了、
優勝者は遊飛となりました・・・・・・いや優勝者遊飛でいいの？
元々フェイザーＶＳユウディアスの決勝で
そこから交代してさらに交代しての結果なんですが。
でも特に誰も反対してないようなので遊飛の遊勝でいいのでしょう。
優勝賞品も送られ大会に優勝した事を喜ぶ遊飛。
ですが森の奥、倒れ込むクァイドールは静かに笑みをうかべていました。
彼は遊飛にもカードを仕込んでいたのです。
ジョインテック・ネストライダー・タンク
その文字がアナグラムとして別の言葉に置き換わります。
ダークネス・ジョインテック・タイラント
何故フェイザーのデッキにジョインテックが入っていたのか。
何故ジョインテック・ネストライダー・タンクが闇属性だったのか。
その答えがこれでした。
いやぁ大団円と思わせて不穏極まりない終わり方を見せましたね。
果たしてどこまで用意周到なのでしょうクァイドールは。
しかしアースダマーが元々はオーティスから離れた事だと判明した事で
色々と考察し甲斐が出てきましたね。
ここに来て「そもそもオーティスは元は誰だったのか」という疑問が出てきます。
そもそもクァイドールは何の為に地球までやってきたのかという疑問も出てきます。
これに関しては「この時代のオーティスに会う為」ではないかと推測しています。
そしてそのオーティスの正体としてはアースダマーと密接な関係のある人物ではないかとも。
そう、王道遊飛こそが後にオーティスになる存在なのかもしれません。
次回予告 第７８話『アホ体験８８』
サブタイトルはアハ体験からですね。
ひらめきを得た際に脳が活性化する様子を表した言葉ですが
果たしてアホ体験とは何を意味するのでしょうか。まあそのまんまかもしれませんが。
ギャラクシーカップが終わって日常に戻った六葉町で皆のんびりと暮らしていました。
ですが遊飛は何か違和感が残っている様子です。
不穏な気配は遊飛の中に隠れている様子です。
ザ☆ルーグは無事にマッサージチェアから元に戻れた様子です。
なんだかんだエポックとつるみ続けているみたいですね。