今回紹介するのは6月10日発売の
ANIMATION CHRONICLE 2023(アニメーションクロニクル2023)よりこのカードです。
カード説明
通常魔法
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:自分フィールドに「水晶ドクロ」「アショカ・ピラー」「カブレラストーン」が
全て存在する場合に発動できる。
フィールドのカードを全て破壊する。
このターン、自分が受ける効果ダメージは代わりに相手が受ける。
②:墓地のこのカードを除外し、
自分の墓地の「水晶ドクロ」「アショカ・ピラー」「カブレラストーン」を
1体ずつ対象として発動できる。
そのモンスターをデッキに戻す。
その後、自分は3枚ドローする。
秘宝デッキ用の通常魔法です。
5D’sにおいて不動遊星が矢薙典膳から借り受けて使用し
場のカードを全て破壊しつつアショカ・ピラーとカブレラストーンの自傷ダメージを相手に押し付け
合計3000ものダメージを与えました。
OCGでは上記の効果に加えてさらに別の効果が追加されています。
カブレラストーン、アショカ・ピラー、水晶ドクロからそれぞれオーラを発しており
その3つのオーパーツを囲むように参画の形に光が走っています。
この場合の「O」とはオーパーツの事でしょう。
①:自分フィールドに「水晶ドクロ」「アショカ・ピラー」「カブレラストーン」が
全て存在する場合に発動できる。
フィールドのカードを全て破壊する。
このターン、自分が受ける効果ダメージは代わりに相手が受ける。
①の効果は1ターンに1度、
自分の場に水晶ドクロ、アショカ・ピラー、カブレラストーンの3体が揃っている時に
フィールドのカードを全て破壊、
さらにこのターンの間自分が受ける効果ダメージを相手に押し付ける事ができるというものです。
おジャマ・デルタハリケーン!!などに通ずる
特定のモンスターを揃えた時に発動出来る全体除去の系譜であり
自分のカードも破壊される代わりに自分が受ける効果ダメージを相手に押し付けられます。
これによってアショカ・ピラーとカブレラストーンが破壊される事で
合計で3000ダメージを相手に与える事が可能であり
ここにトーテムポールの④の効果も加われば6000ダメージに到達します。
あとは改めて水晶ドクロを場に出すか
ワンチャン!?の自傷ダメージをわざと受ける形にすれば1ターンキルが成立します。
②:墓地のこのカードを除外し、
自分の墓地の「水晶ドクロ」「アショカ・ピラー」「カブレラストーン」を
1体ずつ対象として発動できる。
そのモンスターをデッキに戻す。
その後、自分は3枚ドローする。
②の効果は1ターンに1度、墓地から除外する事で
墓地の水晶ドクロ、アショカ・ピラー、カブレラストーンをデッキに戻して
3枚ドローするというものです。
①の効果を発動していれば自然と発動条件を満たせますが1ターンにどちらか片方しか発動できないので
実際に発動を狙うには1ターン待つ必要があります。
それでも墓地コストだけで3枚ものドローが出来るのはとっても美味しいです。
他の全体除去系のカードが相手フィールドを一掃した後に
総攻撃でダメージを与えるようにデザインされている中で
このカードは自分のカードも破壊してその自傷ダメージを相手に押し付ける形で
ダメージを与えるようにデザインされてるという点が独特です。
トーテムポールと組み合わせればそれこそ1ターンキル級のダメージも充分狙う事が可能ですし
アショカ・ピラーやカブレラストーンでコンボに必要なパーツをサーチ効果できるので
発動条件を満たす難易度も実はそれほど高くありません。
ただ発動した後は自分の場もがら空きになってしまいますし
②の効果を発動出来るのも次のターン以降なので
出来れば発動したターン中に勝負を決めるか改めて盤面を整える準備はしたい所です。
いっそ最初から②の効果狙いで運用する手もあります。
合計で4枚のカードを墓地に用意しておく必要がありますが
岩石族には奇跡の穿孔のような墓地肥やし手段がありますし
充分に狙っていけるでしょう。
この手のカードの例に漏れず
D-HERO ダイヤモンドガイで発動条件を無視する事ができます。
自分のカードも破壊してしまいますが自傷ダメージの押し付けがありますし
②の効果もあるのでそのあたりで差別化が狙えます。