今回紹介するのは6月10日発売の
ANIMATION CHRONICLE 2023(アニメーションクロニクル2023)よりこのカードです。
目次
カード説明
融合・効果モンスター
星12/闇属性/悪魔族/攻 ?/守 ?
「暗黒界の魔神 レイン」+悪魔族モンスター2体以上
①:このカードが融合召喚した場合に発動できる。
相手フィールドのカードを全て破壊する。
②:このカードの元々の攻撃力・守備力は、
このカードの融合素材としたモンスターの数×1000になる。
③:自分・相手ターンに1度、自分フィールドの表側表示カード1枚を対象として発動できる。
自分の手札を1枚選んで捨てる。
このターン、相手は対象の表側表示カードを効果の対象にできない。
【暗黒界】の新規となる闇属性悪魔族のレベル12融合モンスターです。
遊戯王GXにおいて存在だけは示唆されていたカードで
ブロンが邪心教典によってこのカードを出そうとしていたものの
墓地の邪心教義の数が溜まらなかったために断念、代わりに暗黒界の魔神 レインが出されていました。
銀と黒を基調とする人型のモンスターです。
無機質な表情やポーズ、装飾品など、どことなく仏像を彷彿とさせます。
カード名の由来は無色を意味する「カラーレス」だと思われます。
暗黒界はいずれも色にちなんだ名前がつけられていますが
その切り札となる存在が無色の名を冠しているのは中々に意味深ですね。
融合召喚の際に相手の場を焼け野原に
融合素材には暗黒界の魔神 レインと悪魔族2体以上を指定しています。
合計3体と重い素材指定ではありますが
墓地のモンスターを素材にできる暗黒界の登極であればカードの消費を抑えられますし
暗黒界であれば手札から捨てる場合にもそれらの効果を発動できます。
ただ暗黒界の魔神 レイン自体は自分で捨てても効果を発動できない点には注意です。
暗黒界以外にも悪魔族の魔轟神や未界域のチュパカブラも融合素材にする事が可能であり
暗黒界の登極で手札から捨てる場合に効果の発動が狙えます。
相手フィールドのカードを全て破壊する。
①の効果は融合召喚した場合に相手のカードを全て破壊するというものです。
とても分かりやすく強烈な全体除去であり
暗黒界の登極など相手ターンに融合召喚する手段があればフリーチェーンの除去としても機能します。
このカードの融合素材としたモンスターの数×1000になる。
②の効果は自身の元々の攻撃力と守備力を
融合素材×1000の数値にするというものです。
最低でも3000の攻撃力を確保する事が可能であり
①の効果で相手の場を焼け野原にした状態で直接攻撃を叩きこめます。
もし墓地から合計8体を除外して融合召喚できていれば1ターンキルを狙う事も可能です。
手札を景気よく墓地へ捨てていく【暗黒界】であれば狙える場面も十分あるでしょう。
自分の手札を1枚選んで捨てる。
このターン、相手は対象の表側表示カードを効果の対象にできない。
③の効果はお互いのターンに1度、自分の手札を1枚捨てつつ
自分の表側カード1つに対象耐性を付与するというものです。
手札コストこそ必要なものの実質的な対象耐性持ちとしてある程度の場持ちが期待できます。
また「フリーチェーンで手札を捨てられる」というのもポイントであり
暗黒界の龍神 グラファを捨てる事でフリーチェーン除去としても機能させられます。
特に暗黒界の武神 ゴルドなど手札から捨てる事で特殊召喚できるカードと相性がよく
相手のフィールドを一掃した後でこのカードと一緒に並べて総攻撃を叩きこめます。
捨てたモンスター次第では1ターンキル級の直接攻撃が可能ですし
このカードの融合召喚時に相手がこのカードを除去してきたとしても
その後で特殊召喚されるモンスターの直接攻撃で大きなダメージを与えられます。
前述の通り相手ターンに融合召喚すればフリーチェーン除去として機能する事もあり
自分ターン、相手ターンどちらで出したとしてもそれぞれの強みを持ったカードとなっています。
同じく暗黒界における切り札的な融合モンスターに暗黒界の龍神王 グラファがいます。
あちらはあちらで強力な制圧効果を持っており
融合素材も違うのでデッキや状況によって使い分けていくのがいいでしょう。
暗黒界ももはや立派な融合テーマですね。