マスターデュエルにおいて5月10日に
新パックである「ザ・シンクロナイズド・コスモス」が実装されました。
今回紹介するのはそちらに収録されたOCG未実装のこのカードです。
目次
カード説明
シンクロ・効果モンスター
星8/地属性/機械族/攻2800/守1600
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがS召喚した場合に発動できる。
自分の手札・EXデッキ(表側表示)からレベル4以下のPモンスター1体を特殊召喚する。
②:このカードまたは自分のPモンスターが相手モンスターと戦闘を行い、
その相手モンスターが破壊されなかったダメージステップ終了時に発動できる。
その相手モンスターを破壊する。
地属性機械族のレベル8シンクロモンスターです。
宝石のような装飾を取り付けた赤と青、2台の列車がレールの曲線を勢いよく曲がっています。
この赤と青の二色の宝石はペンデュラムスケールを表しているのでしょう。
英語名の「Tilting Entrainment」から考えると名前の由来は
「ティルティングトレイン」と「エントレインメント」だと思われます。
ティルティングトレインとは日本語で車体傾斜式車両と呼び
曲線通過時に射程を斜めにする事で通過速度と乗り心地の快適さを確保するシステムです。
様々な手法がありますがこのカードの場合は
曲線通過時にかかる遠心力を利用して車体を傾ける「自然振り子式」だと思われます。
エントレインメントは同伴や同調を意味する言葉であり
それぞれペンデュラムとシンクロを意識したネーミングとなっています。
手札やエクストラデッキからペンデュラムを特殊召喚
シンクロ素材に特に指定はなく
チューナーとチューナー以外を合計レベル8になるように場に揃える事でシンクロ召喚が可能です。
とはいえ効果はどちらもペンデュラムに関するものであるので
ペンデュラムを活用するデッキでシンクロ召喚を狙っていく事になります。
【魔術師】のような4レベルが中心のペンデュラムデッキが特にシンクロ召喚を狙いやすいでしょう。
①:このカードがS召喚した場合に発動できる。
自分の手札・EXデッキ(表側表示)からレベル4以下のPモンスター1体を特殊召喚する。
①の効果は1ターンに1度、シンクロ召喚した場合に
手札か表側のエクストラデッキからレベル4以下のペンデュラムを特殊召喚できるというものです。
このカードのシンクロ召喚にレベル4以下のペンデュラムモンスターを素材にしていれば
それをそのまま特殊召喚する事も可能です。
エクストラデッキだけでなく手札からの特殊召喚も可能であり
EXモンスターゾーンを別の用途に使いたい場合は手札から出すのがいいでしょう。
②:このカードまたは自分のPモンスターが相手モンスターと戦闘を行い、
その相手モンスターが破壊されなかったダメージステップ終了時に発動できる。
その相手モンスターを破壊する。
②の効果は1ターンに1度、
このカードか自分のペンデュラムがモンスターと戦闘して相手モンスターが戦闘破壊されなかった場合に
戦闘した相手モンスターを破壊できるというものです。
エクストラデッキに送っておきたいペンデュラムを用意して自爆特攻させるのが無駄がないでしょう。
このカード自身で自爆特攻をかけるのは少々勿体ないですが
相手がこのカードに攻撃するのを躊躇わせる一因としては機能してくれます。
特にライブラの魔法秤のようなレベル4ペンデュラムチューナーと相性がよく
このカードをシンクロ召喚して①の効果でエクストラデッキから特殊召喚する事で
そのままレベル12シンクロへと繋げる事が可能です。
レベル4ペンデュラムチューナーと適当なレベル4モンスターでレベル12シンクロが狙えるので
シンクロ召喚の幅を飛躍的に広げてくれるでしょう。
もちろんレベル10やレベル11のシンクロ召喚へ繋げたいのであれば
それぞれレベル2やレベル3のペンデュラムチューナーを活用するのも1つの手です。
レベル4ペンデュラムチューナーに超重神童ワカ-U4がいたりするんですよね。
もしOCGにも実装されれば色々と悪さができそうです。