今回紹介するのは1月14日発売の
CYBERSTORM ACCESS(サイバーストーム・アクセス)よりこのカードです。
目次
カード説明
速攻魔法
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力・守備力・レベルの内、元々の数値より高い数値は、元々の数値になる。
その後、100の倍数のLPを払う(最大1000まで)。
②:このカードが墓地に存在し、自分のLPが相手と同じ場合、自分メインフェイズに発動できる。
このカードを自分フィールドにセットする。
汎用の速攻魔法です。
工事用のヘルメットをかぶった豚が10トンのトンカチで杭を叩いています。
質量の単位である「t(トン)」、豚を意味する「トン」、叩く音である「トントン」、
そして2つのものが釣り合っている状態を意味する「とんとん」と
実に様々な意味の込められた秀逸なカード名となっています。
レベルや攻撃力を元に戻し、ライフがトントンなら再利用
そのモンスターの攻撃力・守備力・レベルの内、元々の数値より高い数値は、元々の数値になる。
その後、100の倍数のLPを払う(最大1000まで)。
①の効果は場のモンスター1体を選択して
そのモンスターの攻撃力、守備力、レベルのうち元々の数値より高いものがあれば
それを元々の数値に戻すというものです。
いわゆる「出る杭は打たれる」を表現した効果だと言えます。
下がった数値を元に戻す事はできないので強化された相手モンスターの攻撃力を元に戻したり
レベル変動効果を使用してきた相手に対して
シンクロ召喚やエクシーズ召喚の予定を狂わせるといった使い方となるでしょう。
任意の数値だけライフを支払う効果は②の効果の為の調整用となっています。
基本的にライフ差が1000以内であれば②の効果に繋げられますが
機巧のように下2ケタが0以外のモンスターに攻撃されるとライフ調整が難しくなる点、
最低でも100は必ず支払わないといけない為に
ライフが同じだと逆に合わせられなくなる点には注意です。
②:このカードが墓地に存在し、自分のLPが相手と同じ場合、自分メインフェイズに発動できる。
このカードを自分フィールドにセットする。
②の効果は自分メインフェイズ時1度、自分と相手のライフがトントンの場合に
墓地のこのカードをセットできるというものです。
自分メインフェイズにライフをトントンした状態で①の効果を発動できれば
すぐさま墓地からセットができますが相手ターンにライフをトントンにした場合、
ダメージを受けないように立ち回る必要が出てきます。
条件さえ満たせば繰り返しの発動は狙えます。
基本的に攻撃力やレベルの変動する相手へのメタ的な要素の強いカードであり
特に紅蓮魔獣 ダ・イーザを主軸とするようなデッキ相手の場合、
攻撃力を一気に0にできる上に相手の攻撃に合わせて発動する事で返り討ちにもできるので
刺さる相手にはかなり刺さります。
それでもレベルや攻撃力をまったく変動させないようなデッキ相手には腐りやすいので
サイドデッキに忍ばせてそういった相手が来た時に引っ張り出すのが主な用途になるでしょうか。
上手くライフ調整ができれば②の効果に繋げられますが
そもそもセットしなおせたとしても再度発動できる機会が来るとも限らないので
発動できればラッキーぐらいの感覚でもいいでしょう。
英語名がとても気になるカードですね。
日本語特有の表現とかどうやって訳してくるのでしょうか。