スケアクロー、ティアラメンツ、クシャトリラ。
アルバスの落胤と共に11期におけるシリーズテーマとなっているヴィサス=スタフロスト関連。
1月14日発売のCYBERSTORM ACCESS(サイバーストーム・アクセス)でも
ヴィサス関連の新しいテーマが登場しました。
今回はそんなシンクロテーマ、【マナドゥム】について紹介したいと思います。
目次
テーマ特徴
テーマ特徴を挙げると以下の通りです。
・木に実った小さな球体の中で暮らす小人たちのテーマである
・光属性天使族が中心でシンクロ召喚がメインとなる
・破壊をトリガーとして展開しチューナーのみでのシンクロも可能
・攻撃力1500、守備力2100のカードを積極的にサポートし
他のヴィサス=スタフロスト関連のテーマを混ぜやすい
・平和なムーミン谷に悪魔がやってきた
桜のような木からいくつもの球体が実っており
その球体の中にお面を被ったよう小人のような住民がそれぞれ呑気に暮らしています。
そんな住民たちを優しく見守るのがこの世界の支配者と思われるマナドゥム=リウムハート。
他の「〇〇ハート」と呼ばれた世界の支配者たちもヴィサスの面影がありましたが
彼にいたってはことさらヴィサスとそっくりな見た目をしています。
ヴィサスと同じ光属性である事からも特に強い関係があるのかもしれませんね。
スケアクローが第4のアヴァターラであるナラシンハ(ライオンの獣人)、
ティアラメンツが第1のアヴァターラであるマツヤ(魚)、
クシャトリラが第5のアヴァターラであるバラシュラーマ(斧を持った英雄)と
ヴィサス関連のテーマはいずれもヒンドゥー教における
10のアヴァターラ(偉大な化身)がモチーフになっていると言われていますが
このテーマもまた第5のアヴァターラである
ヴァーマナ(小人)がモチーフになっていると思われます。
テーマ名の由来はサンスクリット語で傲慢を意味する「マナ」+
半球体を意味する「ドーム」からでしょうか。
破滅や悲運を意味する「ドゥーム」もかかっているかもしれません。
自分達は高次元の存在として他の世界の人々を見下しているのかもしれませんね。
とはいえ例え傲慢でも他の世界に比べて圧倒的に平和な雰囲気を出しています。
しかしそんな平和なムーミン谷にも悪魔がやってきました。
暴走したヴィシャス=アストラウドがこの世界に侵略してきたのです。
彼らがいかにヴィシャスの暴走を食い止めるかが気になる所ですね。
ヴィサス=スタフロストが展開の要になっていく
リンクテーマである【スケアクロー】、融合テーマである【ティアラメンツ】、
エクシーズテーマである【クシャトリラ】に続くように
このテーマはシンクロ召喚が主体となっています。
チューナーであるマナドゥム・ヒアレスとマナドゥム・ミークは
戦闘か効果で破壊される事で同名カードをデッキから特殊召喚する効果を持っています。
そしてマナドゥム・リウムハートが自分の場のマナドゥムを破壊する事で
手札から特殊召喚が可能です。
その為にマナドゥム・ヒアレスとマナドゥム・ミークを破壊してリウムハートを場に出し
そのまま同名カードをデッキから特殊召喚してシンクロ召喚に繋げる、
というのがこのテーマの基本的な動きとなっています。
マナドゥム・リウムハートはさらに特殊召喚時に他のマナドゥムカードをサーチ可能であり
そこからさらに別のモンスターをサーチして展開に繋げてもいいですし
魔法罠をサーチして妨害などを用意するのもいいでしょう。
また場のモンスターを破壊して特殊召喚、という動きは
ヴィサス=スタフロストでも同じことが可能です。
ヴィサス=スタフロストは高レベルな為に高レベルのシンクロ召喚へと繋げやすく
さらにテーマ名内の多くのカードがヴィサス=スタフロストをサポートしている為に
こちらを絡めた展開も優秀です。
今までのヴィサス関連のテーマもヴィサスをサポートするカードはありましたが
このテーマは他の関連テーマ以上にヴィサスを積極的に活用していく事を前提としています。
そしてヴィサス=スタフロストだけでなく
「攻撃力1500、守備力2100のモンスター」に関する効果が豊富に揃っています。
これに条件する主なモンスターはスケアクロー・ライヒハートやクシャトリラ・ライズハートなど
ヴィサス関連の「〇〇ハート」という名前の付いたレベル4モンスターであり
これらはいずれも各種テーマのキーカードとなる存在なので混合デッキも組みやすくなっています。
攻撃力1500守備力2100という条件は
テーマ内のカードであるマナドゥム・リウムハートも満たすのですが
伍世壊=カラリウムによって攻撃力が上昇していると条件を満たさなくなるという穴があり
光属性でない為に攻撃力が変動しない他のカードの方が都合がいい場面も多々あります。
元々メインデッキのモンスターが少ない事もあり
他のカードを混ぜるという選択肢は常に意識しておいてもいいでしょう。
プライムハートはチューナーのみでシンクロ召喚ができる
このテーマのエースとなるマナドゥム・プライムハートはレベル10のシンクロモンスターで
マナドゥムチューナーをシンクロ素材にする事で対象耐性を付与しつつ
素材にしたチューナーの数まで攻撃ができるという特徴を持っています。
特筆すべきはシンクロ素材にチューナー以外のモンスターを必要としない点で
チューナーであるヴィサス=スタフロストとマナドゥム・ミークの2体でシンクロ召喚が可能です。
チューナーではないマナドゥム・リウムハートも
伍世壊心像を用いる事でチューナー扱いにできるので
そもそも「チューナーのみでシンクロ召喚する」事を前提としている珍しいシンクロです。
リウムハートをシンクロ素材にする場合は
一緒にマナドゥム・ミークとマナドゥム・ヒアレスを並べて
3体でシンクロ召喚をする事になるでしょう。
伍世壊心像も絡めれば3500打点での3回攻撃が可能となるので強力です。
またサーチと全体強化に加えて破壊されたチューナーをそのまま蘇生する
フィールド魔法である伍世壊=カラリウムをはじめ、
シンクロモンスターが場にいればモンスター効果や魔法罠を無効にするカウンター罠の伍世壊浄心、
チューナーやシンクロの蘇生とフリーチェーン除去を兼ね備えた伍世壊砕心と
魔法罠に強力なものが揃っています。
シンクロモンスター全般をサポートするカードも多く
前述の他のテーマを混ぜやすい特性も合わせてデッキ構築の幅が広く
デュエリストによって個性が出やすいテーマとなっています。
個人的に相性がいいと思うカード
墓地のモンスター5体をデッキに戻して2枚ドローできる通常魔法です。
マナドゥム・ヒアレスとマナドゥム・ミークは
破壊される事でデッキから同名カードを特殊召喚できますが
それ故にデッキに同名カードがなくなると一気に動きが制限されてしまいます。
デッキから特殊召喚するカードがなくならないように
墓地のこれらをデッキに戻す手段は大事になってきます。
伍世壊浄心も墓地のカードをデッキに戻す事ができますが
戻せる手段を増やすに越したことはありません。
効果モンスター
星8/闇属性/魔法使い族/攻2900/守 0
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドのモンスター1体とフィールドのカード1枚を対象として発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、対象のカードを破壊する。
②:このカードがフィールドから墓地へ送られた場合、
このカード以外の自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをデッキに戻す。
その後、自分のデッキ・墓地から植物族・レベル1モンスター1体を選んで手札に加える。
自分のモンスター1体と他のカード1枚を破壊して特殊召喚できるレベル8モンスターです。
マナドゥム・ヒアレスとマナドゥム・ミークの破壊トリガーを満たしつつ展開でき
さらに除去も兼ねるのでとても噛み合いがいいカードとなっています。
レベルも8と高くヒアレスやミークと組み合わせてレベル10やレベル12のシンクロへ繋げられます。
光属性ではないのでマナドゥム・プライムハートのシンクロ素材にはできませんが
代わりにフルール・ド・バロネスなどのシンクロ召喚へ繋げられます。
カードリスト
チューナー・効果モンスター
星2/地属性/天使族/攻 0/守2000
このカード名の①の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできない。
①:自分フィールドに「ヴィサス=スタフロスト」
または攻撃力1500/守備力2100のモンスターが存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
②:このカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
デッキから「マナドゥム・ヒアレス」1体を特殊召喚する。
この効果を発動したターンのバトルフェイズ中、
自分フィールドのSモンスターの攻撃力は500アップする。
チューナー・効果モンスター
星2/水属性/天使族/攻 0/守1800
このカード名の①の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできない。
①:自分フィールドに「ヴィサス=スタフロスト」
または攻撃力1500/守備力2100のモンスターが存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
②:このカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
デッキから「マナドゥム・ミーク」1体を特殊召喚する。
その後、この効果で特殊召喚したモンスターのレベルを2つ上げる事ができる。
効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻1500/守2100
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが手札に存在する場合、自分・相手のメインフェイズに、
自分フィールドの、「マナドゥム」モンスター
または攻撃力1500/守備力2100のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊し、このカードを特殊召喚する。
②:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「マナドゥム・リウムハート」以外の「マナドゥム」カード1枚を手札に加える。
シンクロ・効果モンスター
星10/光属性/天使族/攻3000/守3000
チューナー1体以上+光属性モンスター1体
①:このカードは、
このカードのS素材としたチューナーの数まで1度のバトルフェイズ中に攻撃できる。
②:「マナドゥム」チューナーを素材としてS召喚したこのカードは、
相手の効果の対象にならない。
③:S召喚した表側表示のこのカードが相手によってフィールドから離れた場合に発動できる。
自分の墓地のモンスター及び除外されている自分のモンスターの中から、「ヴィサス=スタフロスト」
または攻撃力1500/守備力2100のモンスター1体を選んで特殊召喚する。
通常魔法
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:手札の「マナドゥム」モンスターまたは「ヴィサス=スタフロスト」1体を相手に見せて発動できる。
自分はデッキから2枚ドローする。
その後、手札を1枚選んでデッキの一番下に戻す。
②:墓地のこのカードを除外し、
自分フィールドの攻撃力1500/守備力2100のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをターン終了時までチューナーとして扱う。
通常魔法
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊し、デッキから「伍世壊=カラリウム」1枚を手札に加える。
自分フィールドに「伍世壊=カラリウム」が存在する場合、
代わりに「伍世壊摘心」以外の「マナドゥム」魔法・罠カード1枚を手札に加える事もできる。
②:墓地のこのカードを除外して発動できる。
手札から「ヴィサス=スタフロスト」
または攻撃力1500/守備力2100のモンスター1体を特殊召喚する。
フィールド魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、
このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードの発動時の効果処理として、
デッキから「マナドゥム」モンスター
または「ヴィサス=スタフロスト」1体を手札に加える事ができる。
②:自分フィールドの光属性モンスターの攻撃力は、
自分フィールド・墓地のチューナーの数×100アップする。
③:自分フィールドの表側表示のチューナーが戦闘・効果で破壊された場合、
そのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
通常罠
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分の墓地の、チューナーまたはSモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果で光属性モンスターを特殊召喚した場合、
さらにその攻撃力以下の攻撃力を持つ相手フィールドのモンスター1体を選んで破壊できる。
②:自分フィールドの、「ヴィサス=スタフロスト」または
攻撃力1500/守備力2100のモンスターが戦闘・効果で破壊される場合、
代わりに墓地のこのカードを除外できる。
カウンター罠
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドにSモンスターが存在し、
モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時に発動できる。
その発動を無効にする。
自分のフィールドまたは墓地に、
「ヴィサス=スタフロスト」または
攻撃力1500/守備力2100のモンスターが存在する場合、
さらにその無効にしたカードを破壊できる。
②:墓地のこのカードを除外し、
自分の墓地の「マナドゥム」モンスターを3体まで対象として発動できる。
そのモンスターをデッキに戻す。