今回紹介するのはデッキ改造パック 旋風のフォルテシモ!! よりこのカードです。
カード説明
フュージョン・効果モンスター
星8/闇属性/戦士族/攻2500/守 500
「陰陽士シトツ」+「陰陽士ミギナギ」
【条件】自分の墓地の魔法・罠カード1枚をデッキの下に戻して発動できる。
【効果】相手フィールドの全ての表側表示モンスターの攻撃力はターン終了時まで、
[自分の墓地のモンスター(攻撃力1000/守備力1000)の数]×300ダウンする。
闇属性戦士族のレベル8フュージョンモンスターです。
ビフォー
↓
アフター
陰陽士シトツが狐である陰陽士ミギナギと混ざり合った結果、
妖艶な雰囲気を醸し出す妖狐の姿となっています。
右手から陰陽札をいくつも展開するように火を纏わせているのが実に強者感がありますね。
モチーフは平安時代における有名な陰陽師である安倍晴明、
その母である白狐「葛の葉(くずのは)」からでしょう。
安倍晴明の父である安倍保名が白狐を助けた所、怪我をしてしまいますが
その白狐が人間に化けて保名を看病した所、恋仲になったと言われています。
フュージョン素材には陰陽士シトツと陰陽士ミギナギを指定しています。
どちらも下級モンスターであり陰陽士シトツは墓地からミギナギを蘇生できるので
フュージョン素材はかなり揃えやすい方となっています。
同じく陰陽士関連のモンスターにカラタケとサカカゼがあちらもフュージョン召喚が狙えるので
デッキギミック的にもフュージョンは混ぜやすいでしょう。
【効果】相手フィールドの全ての表側表示モンスターの攻撃力はターン終了時まで、
[自分の墓地のモンスター(攻撃力1000/守備力1000)の数]×300ダウンする。
その効果は1ターンに1度、墓地の魔法罠カード1枚をデッキボトムに戻す事で
相手の表側モンスターの攻撃力をそのターンの間、
墓地の攻撃力1000、守備力1000のモンスターの数×300ダウンさせる全体弱体化です。
該当するモンスターは戦士族だと陰陽士の4体が条件に合致します。
このカードをフュージョン召喚していればシトツとミギナギ、
そしてフュージョンは墓地にあるはずなので自然と発動コストの確保は可能であり
最低でも600の全体弱体化が可能です。
この時点で元々の攻撃力2500と合わせて3000打点の戦闘破壊が狙えますし
レベルに関係なく弱体化させる事が出来るので墓地に陰陽士が複数枚存在していれば
マキシマムモンスターであっても戦闘破壊が狙えます。
総じて出しやすさと強さが良いバランスでまとまっているフュージョンモンスターです。
下級モンスター2体で出せて3000打点を一方的に戦闘破壊できるのはありがたく、
墓地を肥やせばさらに爆発力を秘めているのがいいですね。
元々シトツは各種陰陽士のサポートとして使いやすかったカードではありますが
自身もフュージョン素材になれるようになった点で更に使いやすくなったと言えるでしょう。
攻撃力と守備力が共に1000のモンスターは戦士族以外にもいますが
元々の陰陽士が戦士族デッキ向けのカードではあるので
素直に戦士族メインのデッキで活用した方がいいかもしれませんね。