今回紹介するのはDARKWING BLAST(ダークウィング・ブラスト)よりこのカードです。
目次
カード説明
効果モンスター
星4/闇属性/獣戦士族/攻1400/守1400
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動する。
自分のデッキの一番上のカードを攻撃力500アップの装備カード扱いとして
裏側表示でこのカードに装備する。
②:自分・相手のエンドフェイズに発動する。
相手はこのカードの①の効果で装備しているカードの元々の種類(モンスター・魔法・罠)を当てる。
当たった場合、このカードを墓地へ送る。
ハズレの場合、相手の手札をランダムに1枚選んで捨て、このカードを持ち主の手札に戻す。
闇属性獣戦士族のレベル4モンスターです。
窓際で佇むスーツ姿の狼男です。
温厚で思慮深そうな表情をしていますが窓に映し出されているのは
牙を向いた狂暴な顔になっています。狂暴な本性を隠しているという事なのでしょう。
「オメルタ」というのはイタリア、チシリア島のマフィアにおける沈黙の掟で
いかなる時であっても組織の秘密を守り、口外したものは激しい制裁が加えられるというものです。
「カルーポ」とはオオカミの血を引くメキシコの犬種です。
要するにマフィアの狼男という事なのでしょうね。
裏側で装備されたカードを相手に当てさせる
自分のデッキの一番上のカードを攻撃力500アップの装備カード扱いとして
裏側表示でこのカードに装備する。
①の効果は召喚か特殊召喚した場合に
デッキトップのカードを攻撃力500の装備カードとして裏側表示で装備するというものです。
何かしらを装備カードにする効果というのはよく見かけるものですが
それが裏側表示というのは中々に前代未聞です。
②の効果の布石となる他、元々の攻撃力が1400であり
強化と合わせて実質的な1900打点として運用できます。
②:自分・相手のエンドフェイズに発動する。
相手はこのカードの①の効果で装備しているカードの元々の種類(モンスター・魔法・罠)を当てる。
当たった場合、このカードを墓地へ送る。
ハズレの場合、相手の手札をランダムに1枚選んで捨て、このカードを持ち主の手札に戻す。
②の効果はお互いのエンドフェイズ時に1度、
①の効果で装備している裏側カードのカード種類を相手に当てさせ
正解であれば墓地へ送られ、不正解であればこのカードを手札に戻しつつ
相手の手札をランダム1枚捨てるというものです。
村人の中に紛れた狼を見つけ出して処刑する「人狼ゲーム」を強く意識したような効果であり
見事に狼(カード種類)を当てる事が出来れば狼を処刑して墓地送りにでき
不正解であれば村人(手札)が襲撃され狼は再び手札の中に紛れ込むという事なのでしょう。
一種のギャンブル効果であり相手に正解されなければ
毎ターン繰り返し召喚してはハンデスをしていく事も可能です。
モンスターや魔法罠がバランスよくデッキに採用されているのであれば
相手が正解を引き当てられる確率は3分の1でありギャンブルとしてば分の良いものと言えます。
また正解、不正解に関わらず装備されたカードは墓地へ送られるので
フィールドから墓地へ送られた場合に発動出来るカードをデッキに採用しておけば
よりアドバンテージを確保しやすいです。
とはいえ手札に戻った後に再び召喚権を使ってこのカードを出すというのは
召喚権に余裕のあるデッキでなければ少々扱いづらいものとなっています。
炎舞-「天枢」のような手札のこのカードを展開する手段を用意するか
もしくはそもそも召喚権の余りやすいデッキで運用したい所です。
ちなみに私が知っている人狼ゲームは
よく共感という役職が村人と狼に分かれて対立します。
というのを人狼知ってる人に話しても全然理解してもらえません。