今回紹介するのはDARKWING BLAST(ダークウィング・ブラスト)よりこのカードです。
目次
カード説明
エクシーズ・効果モンスター
ランク7/炎属性/サイキック族/攻 0/守3000
レベル7モンスター×2体以上
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分・相手のスタンバイフェイズに発動できる。
デッキから「クシャトリラ」モンスター1体を特殊召喚する。
②:相手のカードが裏側表示で除外される度に、
使用していないメインモンスターゾーンまたは魔法&罠ゾーンを1ヵ所指定して発動できる。
指定したゾーンはこのモンスターが表側表示で存在する間は使用できない。
③:フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊される場合、
代わりにこのカードのX素材を1つ取り除く事ができる。
【クシャトリラ】に属する炎属性サイキック族のランク7エクシーズです。
赤い星の周囲にいくつもの六角形上のパネルが展開しており
そこから肆世壊=ライフォビアと思われる緑の星に向けてレーザーを照射しています。
これから考えるとこのシャングリラと呼ばれるものは
クシャトリアの拠点となる移動する星そのものであり
ライフォビアに向けて侵略を開始しているのでしょう。
それを考えると惑星サイズの代物にさらにそれを覆うように無数のパーツが取り囲んでおり
No.9 天蓋星ダイソン・スフィアに次ぐ極めて巨大なモンスターだと言えます。
「シャングリラ」とはジェームズ・ヒルトンの小説、「失われた地平線」にて登場する
チベットの未知の地域に存在する住む者の老化速度を劇的に遅らせる理想郷の事です。
そこから転じて理想郷そのものを指す言葉としても使われます。
クシャトリラはライフォビアに対してテラ・フォーミングのようなものを行っており
他の星を無理やり自分達の「理想郷」へと改造しているのでしょう。
裏側守備表示で除外される度にゾーンを1つ使用不可に
①:自分・相手のスタンバイフェイズに発動できる。
デッキから「クシャトリラ」モンスター1体を特殊召喚する。
使用していないメインモンスターゾーンまたは魔法&罠ゾーンを1ヵ所指定して発動できる。
指定したゾーンはこのモンスターが表側表示で存在する間は使用できない。
代わりにこのカードのX素材を1つ取り除く事ができる。
③の効果は自身が戦闘破壊されるか効果破壊される場合に
オーバーレイユニットを身代わりにできるというものです。
これにより効果破壊や戦闘破壊に対しては実質的な強い耐性を持ちます。
除外やバウンスには無力な点には気をつけましょう。
特にペンデュラムメタとして優秀
特に②の効果が実に独特なロック効果であり
相手のカードが裏側表示で除外されるほど使用不可ゾーンの増加という形で
相手の首を絞めていく事が可能です。
メインモンスターゾーンを5ヵ所、使用不能に陥らせる事が出来れば
大抵のデッキは機能停止に陥るでしょう。
そして裏側表示で除外されていくたびに使用不可能になっていき
例えばクシャトリラ3種類が場にいる状態で相手がモンスター効果を発動すれば
それだけで3ヵ所使用不能に陥らせる事が出来るので
相手は迂闊に動くと簡単にこのロックが成立してしまいます。
そうなる前になんとか相手はこのカードを場からどかさなければいけないので
独特な駆け引きが発生してくる事でしょう。
またペンデュラムデッキに対しては特に効果を発揮するカードであり
Pゾーンとなる量端の魔法罠ゾーンをどちらか封鎖するだけで
相手はろくにペンデュラム召喚ができなくなってしまいます。
リンク召喚主体のデッキ相手に対しても
あらかじめリンク先として用いる事になるメインモンスターゾーンを封鎖する事で
相手の動きを制限していく事が可能です。
そもそもスタンバイフェイズごとに各種クシャトリアを特殊召喚できるだけでも優秀なので
場に維持できればどんどんアドバンテージを確保していく事が可能です。
回数制限付きながらも効果破壊耐性を持っている事も相手にとっては厄介であり
様々な意味で相手に対処を強いていくカードと言えるでしょう。
基本的に能動的にこちらから裏側表示の除外を狙っていく事になりますが
もし相手が強欲で貪欲な壺辺りをつ使ってくるなら
それもゾーンの使用不可になるので1つの牽制になります。