【クシャトリラ】遊戯王ＯＣＧテーマ考察　どいつもこいつも単体性能が高すぎるレベル７テーマ！

肆世壊＝ライフォビアにおいてスケアクロー・ライヒハートを倒し、

続いて壱世壊＝ペルレイノに赴きティアラメンツ・レイトハートを倒したヴィサス＝スタフロスト。

その間支配者のいなくなったライフォビアの方はどうなっていたかというと・・・

なんと謎の勢力に侵略されていました。

そしてペルレイノの方にもその勢力の刺客がヴィサス＝スタフロストと

ティアラメンツ達に襲い掛かってきます。

今回はそんな【スケアクロー】、【ティアラメンツ】に続く

DARKWING BLAST（ダークウィング・ブラスト）にて登場する

ヴィサス＝スタフロスト関連の新たなテーマ、

【クシャトリラ】について紹介したいと思います。

テーマ特徴

テーマの特徴を挙げると以下の通りです。

・和の要素を感じさせる真っ赤な筋肉質な戦士たちのテーマである

・レベル７のサイキック族テーマでありエクシーズ召喚を狙っていく

・自身が攻撃するか相手が効果を発動する事で相手のカードを裏側で除外する

・個々のモンスターの性能が高く自己展開機能も備えている

・で？しゅごキャラにはなるんですか？

どのモンスターも真っ赤な姿をしており

それでいて全体的に日本の武士や鬼を思わせるようなモンスター達となっています。

また肆世壊＝ライフォビアはこのような感じで見事に侵略されています。

クシャトリラ・シャングリラの存在も考えると

常日頃から異世界への侵略を繰り返している戦闘民族といった感じでしょうか。

いずれにせよヴィサス＝スタフロストにおける新たなる敵と言えるでしょう。

テーマ名はインドのカースト制度における武士や貴族の階級である「クシャトリヤ」＋

ラテン語で憤怒を意味する「イラ」からだと思われます。

スケアクローが「恐怖」、ティアラメンツが「哀悼」を由来に含む事を考えると

ヴィサス＝スタフロスト関連のテーマはいずれも

何かしらの感情をテーマ名に持っているのかもしれませんね。

裏側表示で除外しつつ相手の場を侵略していく

テーマのモンスターはいずれもレベル７であり

自分の場にモンスターがいなければ手札から特殊召喚が可能となっています。

この為にモンスター１体は問題なく場に出す事が可能ですが

ランク７のエクシーズ召喚に繋げる場合にはもう１体別のレベル７を

何らかの方法で出す必要が出てきます。

幸いクシャトリラ・ユニコーンは魔法を、クシャトリラ・オーガは罠をそれぞれサーチ可能であり

サーチ対象であるクシャトリラ・バースやクシャトリラ・プリペアを使う事で

墓地や除外ゾーンから特殊召喚ができるのでこれらを活用する事で

モンスターを並べる事が可能です。

エクシーズモンスターのクシャトリラ・シャングリラには特に素材指定がないので

黄華の機界騎士や未界域のネッシーなど

場に出しやすいしやすい他のレベル７と一緒に並べるのもいいでしょう。

ランク７エクシーズのクシャトリラ・シャングリラは

他のクシャトリラをデッキから特殊召喚しつつ相手のカードが裏側表示で除外される度に

メインモンスターゾーンか魔法罠ゾーンを使用不可にするという一風変わったロック効果を持ちます。

モンスターゾーンが４つないし５つ使用不可になればそのまま詰み状態となるデッキも少なくなく

各種クシャトリラは相手のカードを裏側表示で除外する効果を持っているので

実際にその詰みを狙っていく事も十分狙えます。

攻撃力０、守備力３０００という防御特化のステータスや

オーバーレイユニットを消費する事で破壊から身を守る事ができるなど

このカードを場に維持しつつ裏側表示での除外をトリガーに

相手のゾーンをどんどん狭めていくのが【クシャトリラ】における１つの勝ち筋となります。

個々の性能がとても高いモンスター達

しかし何よりも【クシャトリラ】において特筆するべきは

個々のモンスターの単体性能の高さと言えるでしょう。

全てのモンスターが自己展開効果とサーチ効果を備えており

なおかつ攻撃するか相手がモンスター効果を発動する事で

どこかしらで相手のカードを裏側表示で除外してしまう事が可能です。

特にクシャトリラ・フェンリルは同名カードをサーチ可能であり

かつ相手の場のカードを裏側表示で除外してしまうという強力な除去能力を持ち、

様々なデッキへ出張させる事の出来るポテンシャルを秘めています。

魔法罠も優秀でクシャトリラ・バースもクシャトリラ・プリペアも

除外ゾーンからクシャトリラの特殊召喚ができる上に

相手の魔法罠の発動に反応して墓地メタやハンデスが行えます。

これらが除去されない限り毎ターン行える上に

クシャトリラ・ユニコーンやクシャトリラ・フェンリルでサーチも容易に行えるので

アドバンテージが容易に確保できるようになっています。

個々のカードの性能の高さをいかしつつアドバンテージを稼いでいき

クシャトリラ・シャングリラをはじめとするランク７エクシーズへ繋げていく事が可能と

まさに新世代のランク７テーマと言える存在です。

他のレベル７モンスターも混ぜやすくとても高いポテンシャルと拡張性を秘めています。

個人的に相性がいいと思うカード

Ｎｏ.８９ 電脳獣ディアブロシス

エクシーズ・効果モンスター
ランク７/闇属性/サイキック族/攻2800/守1200
レベル７モンスター×２
このカード名の③の効果は１ターンに１度しか使用できない。
①：１ターンに１度、このカードのＸ素材を１つ取り除いて発動できる。
相手のＥＸデッキを確認し、その内の１枚を選んで裏側表示で除外する。
②：このカードが戦闘でモンスターを破壊したバトルフェイズ終了時、
相手の墓地のカード１枚を対象として発動できる。
そのカードを裏側表示で除外する。
③：相手のカードが裏側表示で除外された場合に発動できる。
裏側表示で除外されている相手のカードの数だけ、
相手のデッキの上からカードを裏側表示で除外する。

裏側表示で除外されたのをトリガーにデッキ破壊を行えるランク７エクシーズです。

裏側での除外を軸とするこのテーマにおいては発動条件が容易であり

かつ大量のデッキ破壊を行う事が可能です。

ＥＸデッキに入れて置けばデッキ破壊を勝ち筋の１つに据えていく事ができますし

クシャトリラ・ユニコーンと合わせてＥＸデッキへのメタを加速させることもできます。

ランク７テーマの中でも最もこのカードを活かせるテーマと言ってもいいでしょう。

七星の宝刀

通常魔法
このカード名のカードは１ターンに１枚しか発動できない。
①：手札及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、
レベル７モンスター１体を除外して発動できる。
自分はデッキから２枚ドローする。

レベル７を除外する事で２枚ドローできる手札交換カードです。

クシャトリラ・バースやクシャトリラ・プリペアは

除外ゾーンから各種クシャトリラを特殊召喚可能であり

このカードのコストとして除外したクシャトリラを有効利用できます。

特に墓地や除外ゾーンにまだカードがない場合、意外と展開に困る事があるので

そういった時にこのカードで除外できていると美味しいです。

貪欲な瓶

通常罠
「貪欲な瓶」は１ターンに１枚しか発動できない。
①：「貪欲な瓶」以外の自分の墓地のカード５枚を対象として発動できる。
そのカード５枚をデッキに加えてシャッフルする。
その後、自分はデッキから１枚ドローする。

自分の墓地のカード５枚をデッキに戻してドローできる通常罠です。

墓地の魔法罠をデッキに戻せる貴重な手段であり

クシャトリヤ・ユニコーンは魔法を、クシャトリラ・オーガは罠をサーチ可能ですが

それぞれサーチ対象が現在クシャトリラ・バースとクシャトリラ・プリペアの１種類ずつしかありません。

その為にデッキにサーチ先がないという状態が頻発しやすく

魔法罠をデッキに戻す手段があればそれを減らす事が可能です。

カードリスト