今回紹介するのは
HISTORY ARCHIVE COLLECTION(ヒストリー・アーカイブ・コレクション)よりこのカードです。
目次
カード説明
フィールド魔法
①:自分・相手のバトルフェイズ開始時に発動する。
お互いはそれぞれ自身のデッキから攻撃力?以外のモンスター1体を選ぶ事ができる。
選んだモンスターをお互いに確認し、裏側表示で除外する。
攻撃力が一番高いモンスターを選んだプレイヤーは手札からモンスター1体を特殊召喚できる。
この効果で特殊召喚したモンスターは直接攻撃できる。
②:自分・相手のエンドフェイズに発動できる。
次の自分ターンのエンドフェイズにこのカードがフィールドに存在する場合、
フィールドのカードを全て破壊する。
汎用のフィールド魔法です。
廃墟の中に騒然とそびえ立つ銀の塔です。
アルカトラズとは遊戯王デュエルモンスターズにおける準決勝、決勝の地であり
同時に準決勝の組み合わせを決めるバトルロイヤルもこの塔にて行われました。
元は海馬剛三郎が建造していた軍事産業の拠点であり
海馬がそれらを破壊した後にこの塔を建設、後にこの塔も破壊しています。
アルカトラズとはスペイン語で「ペリカン」を意味する言葉ですが
直接のモチーフはサンフランシスコ湾内にある監獄島であるアルカトラズ島からでしょう。
脱出不可能とされる牢獄であり「アルカトラズからの脱出」や「ザ・ロック」など
このアルカトラズ島を舞台にした映画もあります。
ちなみに現在は国立公園化し歴史建造物として扱われています。
時限爆弾を起動して1時間後に爆破される!
お互いはそれぞれ自身のデッキから攻撃力?以外のモンスター1体を選ぶ事ができる。
選んだモンスターをお互いに確認し、裏側表示で除外する。
攻撃力が一番高いモンスターを選んだプレイヤーは手札からモンスター1体を特殊召喚できる。
この効果で特殊召喚したモンスターは直接攻撃できる。
①の効果はお互いのバトルフェイズ開始時に
攻撃力が「?」以外のモンスター1体をお互いデッキから選んで確認した後に裏側で除外、
攻撃力が高いモンスターを選んだ方は手札からモンスター1体を特殊召喚しつつ
そのモンスターで直接攻撃が可能になるというものです。
準決勝の対戦カードを決めるバトルロイヤルにおいて
「デッキから攻撃力の高いモンスターを選んだ順にターンを開始する、
ただし選んだモンスターはデッキに戻す事ができない」というルールを意識した効果と言えます。
概ね「メインデッキの最大攻撃力が相手より上であるなら
手札からモンスター1体を特殊召喚して直接攻撃も可能になる」効果と考えていいでしょう。
バトルフェイズ限定となりますが上級、最上級モンスターを展開する手段となりますし
下級モンスターでも直接攻撃を仕掛けつつメインフェイズ2に各種素材になるという動きができます。
次の自分ターンのエンドフェイズにこのカードがフィールドに存在する場合、
フィールドのカードを全て破壊する。
②の効果はお互いのエンドフェイズ時に発動、
次の自分ターンのエンドフェイズにこのカードが残っていれば
このカード諸共フィールドのカードを全て破壊してしまうというものです。
こちらは用済みになった塔を爆破したのを再現した効果だと思われ
発動から少し経過してから破壊するあたりが時限爆弾を意識しています。
モンスター、魔法罠諸共フィールドを一掃してしまう強烈な除去ですが
発動タイミング的にフィールドが一掃された後に相手にターンを渡してしまいます。
破壊耐性のあるカードか、もしくは破壊トリガーのカードを事前に用意しておきたい所です。
効果の発動は任意なので破壊したくない場合は発動しない選択肢も選べます。
逆に発動をしつつ相手にフィールドが更地になるのを意識させておいて
このカードをどかすなりして不発に終わらせる、なんて立ち回りもできます。
①の効果を活かす場合、相手より攻撃力の高いカードを選出できるのが前提となります。
よく見る類のカードとしては原始生命態ニビルが攻撃力3000であり
ひとまずこれを超える攻撃力のモンスターはデッキに用意しておきたい所です。
汎用性の高いカードとしては壊星壊獣ジズキエル、雷撃壊獣サンダー・ザ・キングが
攻撃力3300であり相手が【ドライトロン】や【恐竜族】あたりでない限りは
大体勝てると思います。
【ブルーアイズ】であればブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴンを採用していれば
より勝ちやすくなり、手札の青眼の白龍を展開する手段の1つとなります。
【時械神】も攻撃力4000のサンダイオンやセフィロンがいますし
展開力に悩まされやすいデッキなので採用するのも面白いでしょう。
ちなみに相手がこのカードを除去しなかった場合、相手ターンでも特殊召喚が狙えます。
聖夜に煌めく竜やアーティファクトのような特殊召喚時に効果を発揮するモンスターや
壁となれるようなモンスターを相手バトルフェイズ中に出す使い方も可能です。