今回紹介するのはPREMIUM PACK 2022(プレミアムパック2022)よりこのカードです。
目次
カード説明
ペンデュラム・効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 300/守 200
【Pスケール:青8/赤8】
①:相手モンスターの直接攻撃宣言時にこのカードは破壊される。
【モンスター効果】
このカード名の①②のモンスター効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードを手札から捨て、自分のPゾーンのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードのPスケールはターン終了時まで1になる。
②:このカードが墓地に存在し、自分が戦闘ダメージを受けた時に発動できる。
このカードを自分のPゾーンに置く。
③:このカードが自身のP効果によって破壊された場合に発動する。
バトルフェイズを終了する。
クリボーの新しい仲間にしてエンタメイトの新しい仲間となる
闇属性悪魔族のレベル1ペンデュラムモンスターです。
漫画版遊戯王ARC-Vにおいて榊遊矢が赤馬零児戦で使用し
その効果でGO-DDD神零王ゼロゴッド・レイジの直接攻撃を防ぎました。
漫画ではペンデュラムゾーンからリリースする事で攻撃を無効にするというものでしたが
OCG化に伴い仕様が少し変更されています。
ヘ音記号の描かれた黒いマントを羽織り四分音符のついた指揮棒を持つフォーマルなクリボーです。
多分ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンを意識していると思われます。
カード名は「クラシック音楽」からでしょう。
西洋の芸術音楽全般を指す音楽であり
交響曲 第5番「運命」やG線上のアリア、ワルキューレの騎行など
オーケストラで演奏されるような曲は大体クラシックです。
直接攻撃に反応してPゾーンから爆発して防御
①:相手モンスターの直接攻撃宣言時にこのカードは破壊される。
ペンデュラム効果は相手モンスターの直接攻撃時に自壊してしまうというものです。
この効果単体だとデメリットですが③のモンスター効果の布石となります。
①:このカードを手札から捨て、自分のPゾーンのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードのPスケールはターン終了時まで1になる。
モンスター効果の①は1ターンに1度、自身を手札から捨てる事で
自分のPゾーンのカード1枚のスケールをそのターンの間1にするというものです。
例えばオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンはスケールが4と中途半端ですが
この効果でスケールを1にする事でペンデュラム召喚のレベル幅が広がり
ペンデュラム召喚をしつつサーチ効果に繋げやすくなります。
捨てたこのカードは②のモンスター効果の布石となります。
②:このカードが墓地に存在し、自分が戦闘ダメージを受けた時に発動できる。
このカードを自分のPゾーンに置く。
モンスター効果の②は1ターンに1度、自分が戦闘ダメージを受けた時に
墓地のこのカードをPゾーンに置くというものです。
墓地へ送りづらいペンデュラムモンスターなので
基本的には①の効果で手札から捨てて発動を狙っていく事になるでしょう。
それ以外ではEMオッドアイズ・バレットやEMセカンドンキーあたりで
デッキから直接墓地へ送ってしまう方法もあります。
バトルフェイズを終了する。
モンスター効果の②は自身のペンデュラム効果によって破壊された場合に
バトルフェイズを強制的に終了させるというものです。
要するにこのカードがペンデュラムゾーンにある状態で相手が直接攻撃を仕掛けて来た場合に
このカードが自壊しそれと同時にバトルフェイズが終了するという事ですね。
これにより相手は直接攻撃を狙うのであれば
まずはこのカードの除去をしないといけません。
同じ戦闘中に②のモンスター効果が発動してPゾーンにセットされていれば
フリーチェーンの魔法罠を用意しておかねばならずそれも難しいでしょう。
相方のEMバロックリボーが【クリボー】向けのカードなのに対して
こちらは全体的に【エンタメイト】というかペンデュラムデッキ向けのカードとなっています。
①のモンスター効果によってオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンをはじめとする
スケールの中途半端なペンデュラムモンスターも使いやすくなるので
それのサポートをしつつ墓地へ送り防御カードとしても活用してく感じになるでしょうか。
単純にデッキから直接墓地に落として墓地発動できる防御カードとして利用する手もあります。
EMオッドアイズ・バレットなどを採用している場合に
墓地へ送るカードの候補としても使えるでしょう。
ただペンデュラムデッキで活用する場合は
Pゾーンが空いてないと②のモンスター効果が使えない点には注意です。