今回紹介するのはDIMENSION FORCE(ディメンション・フォース)よりこのカードです。
目次
カード説明
リンク・効果モンスター
闇属性/魔法使い族/攻1200/LINK-2
【リンクマーカー:左下/右下】
\ ↑ /
← →
/ ↓ \
Pモンスターを含む効果モンスター2体
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがEXモンスターゾーンにリンク召喚された場合、1200LPを払って発動できる。
デッキからPモンスター1体を手札に加える。
このターン自分はP召喚に成功しない限り、
モンスターの効果を発動できず、自分のPゾーンのカードの効果は無効化される。
②:このカードのリンク先に元々のレベルが異なるモンスター2体が同時にP召喚された場合、
フィールドのカード2枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
闇属性魔法使い族のLINK-2リンクモンスターです。
裏地が右側が青、左側が赤とペンデュラムの色になった白いローブを纏う赤髪の魔女です。
右手に赤青のペンデュラムクリスタルが浮かび上がっているのが印象的です。
何がとはいいませんが豊満なおっぱいをしてらっしゃいます。
カード名は訳するなら「ペンデュラムを超えた先」とかそのあたりでしょうか。
ペンデュラムの果てにリンク召喚にたどり着いたとかそんな感じだと思われます。
魔術師ペンデュラムを意識していると思われるカードですが
カードの読みが「まじゅつし」ではなくペンデュラムモンスターでもないので
魔術師サポートの対応外です。
ペンデュラム召喚した時にカード2枚破壊
Pモンスターを含む効果モンスター2体
リンク素材には効果モンスター2体かつ片方にペンデュラムを指定しています。
両方ともペンデュラムを指定するヘビーメタルフォーゼ・エレクトラムよりも
やや緩い素材指定だと言えます。
ただ効果を考えるとリンク召喚後にペンデュラム召喚を狙いたいので
ペンデュラム召喚の権利を残した状態でリンク召喚を狙いたい所です。
リンクマーカーは斜め下2つにあるEXモンスターゾーン向きの配置です。
効果から考えても出来る限りEXモンスターゾーンに出したい所です。
デッキからPモンスター1体を手札に加える。
①の効果はEXモンスターゾーンにリンク召喚された場合にライフを1200支払う事で
デッキからペンデュラムモンスター1体を手札に加えるサーチ効果です。
少なくないライフコストを支払う必要があるものの
ペンデュラム全般をサーチできる便利な効果となっています。
モンスターの効果を発動できず、自分のPゾーンのカードの効果は無効化される。
ただしこの効果を発動したターンはペンデュラム召喚をしないと
モンスター効果を発動できずまたペンデュラムゾーンのカード効果も無効化されてしまいます。
このデメリットを解消する為にもできるだけペンデュラム召喚できる状態で
この効果の発動を狙っていきたい所です。
ペンデュラムゾーンのカード効果が無効化されるのも基本はデメリットではありますが
音響戦士マイクスやDDプラウド・オーガなど
条件を満たさないとPスケールが変わってしまうカードを
無理やりもとのスケールにしてしまう事も可能です。
②:このカードのリンク先に元々のレベルが異なるモンスター2体が同時にP召喚された場合、
フィールドのカード2枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
②の効果は1ターンに1度、
自身のリンク先にレベルの違うモンスター2体が同時にペンデュラム召喚された場合に
フィールドのカード2枚を破壊するというものです。
一気に2枚の除去を行える強力な効果ですが必ず2枚破壊しなければならず
相手の場にカードが1枚しかない場合には自分のカードを破壊する事になります。
が、それを逆手にとってペンデュラムゾーンを張り替える事も可能です。
同じレベル2体のペンデュラム召喚では効果が発動されない為、
特にレスキューラビット2体からこのカードのリンク召喚へ繋げた場合にも注意が必要です。
同じレベルのみで固めているペンデュラムデッキなどでも活かしにくいでしょう。
レベル4が中心の【魔術師】では活かしづらいあたり
ある意味露骨に魔術師を警戒している条件とも言えます。
エレクトラムの後継者として
ペンデュラムモンスター全般をサーチ可能な上にペンデュラム召喚時に除去効果も発動ができると
ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラムとはまた違った
ペンデュラム向けのリンクモンスターとなっています。
あちらに比べるとよりペンデュラム召喚が前提となった性能をしていますが
アドバンテージの確保能力はあちらよりも上であり
特にサーチ効果は様々なペンデュラムデッキで有用な効果と言えるでしょう。
【魔界劇団】や【クリフォート】のようにこのカードのリンク召喚に制限が発生しやすいデッキや
【魔術師】のように同じレベルのペンデュラムカードしか使わないデッキ以外であれば
大抵のペンデュラムデッキに入るポテンシャルを秘めています。
エレクトラム制限で悲しんだペンデュラムデッキは多いと思いますが
ようやく後継とも言えるリンクモンスターが来ましたね。
ペンデュラムデッキ全般の使い勝手が挙がる存在だと思います。