今回紹介するのはBATTLE OF CHAOS(バトル・オブ・カオス)よりこのカードです。
目次
カード説明
リンク・効果モンスター
闇属性/アンデット族/攻2400/LINK-3
【リンクマーカー:上/左下/右下】
\ ↑ /
← →
/ ↓ \
アンデット族モンスターを含むモンスター2体以上
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがリンク召喚に成功した場合、
相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに守備表示で特殊召喚する。
このターン、自分はアンデット族モンスターしか特殊召喚できない。
②:自分フィールドの「ヴァンパイア」モンスター1体をリリースし、
相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのコントロールをエンドフェイズまで得る。
ヴァンパイアの新規となる闇属性アンデット族のLINK-3リンクモンスターです。
黒いドレスを身に着け長い赤髪を右手で撫でる女吸血鬼です。
青いオーラを纏いながら眼が青く光っているのが何とも不気味かつ妖艶ですね。
背後には無数のコウモリが目を赤く光らせてるのも中々怖いです。
ファシネイターとは「魅了する者」といった意味の言葉です。
効果からも相手モンスターを魅了して奪う感じが如実に表現されていますね。
墓地からもフィールドからも相手モンスターを奪う
アンデット族モンスターを含むモンスター2体以上
リンク素材は2体以上でそのうち1体にアンデット族を指定しています。
基本的にはアンデット族メインのデッキで活用する事になるでしょう。
リンクマーカーは上、左下、右下というデコード・トーカー型です。
①:このカードがリンク召喚に成功した場合、
相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに守備表示で特殊召喚する。
①の効果は1ターンに1度、リンク召喚した場合に
相手の墓地のモンスター1体を守備表示で特殊召喚できるというものです。
ヴァンパイア・サッカーが持つ蘇生効果を
そのまま相手ではなく自分の場に特殊召喚できるようにしたものですね。
守備表示に出来ないリンクモンスターを蘇生出来ない点は共通なので注意です。
また制約として蘇生したターンはアンデット族しか特殊召喚ができなくなります。
この為に蘇生したモンスターと合わせて更なるリンク召喚に、というのはちょっと難しいです。
アンデットワールドなどを併用して蘇生したモンスターをアンデット族にする事で
零氷の魔妖-雪女のリンク召喚に繋げる事は可能です。
②:自分フィールドの「ヴァンパイア」モンスター1体をリリースし、
相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのコントロールをエンドフェイズまで得る。
②の効果は1ターンに1度、自分の場のヴァンパイア1体をリリースする事で
相手モンスターのコントロールをエンドフェイズまで得るコントロール奪取です。
ヴァンパイアの使い魔のような再利用しやすいカードをリリース要員にするのが理想的ですが
いざという時には自分自身をリリースする事も可能です。
そのまま奪った2体でエクシーズ召喚に
①、②どちらの効果でも相手モンスターを奪えるという
まさに相手モンスターを魅了する事に特化したモンスターです。
これは特に真血公ヴァンパイアや交血鬼-ヴァンパイア・シェリダンをエクシーズ召喚する際に効果的で
両方ともエクシーズやリンク以外のレベルを持つモンスターを奪う事で
そのままその2体でレベルを自動的に合わせつつエクシーズ召喚に繋げられます。
アンデット族故に蘇生手段が豊富なのもポイントです。
①の効果こそ使えませんが②の効果は自身をリリースして発動する事ができるので
このカードを蘇生する手段がそのまま相手モンスターを奪う手段として機能します。