今回紹介するのはWORLD PREMIERE PACK 2021よりこのカードです。
目次
カード説明
効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻 100/守 100
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:特殊召喚されたモンスターが自分フィールドに存在しない場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分はモンスターを特殊召喚できない。
②:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
モンスター1体をアドバンス召喚する。
闇属性悪魔族のレベル3モンスターです。
餌をぶちまけられた冤罪で飼い主に怒られる猫をしり目に
翼の生えた獣型の悪魔がほくそえんでいます。
こうやって悪戯をして罪を擦り付けるのが大好きなタチ悪い悪魔なんでしょうね。
「プルフラス」とはヨーロッパの伝承に伝わる悪魔で不和と戦い、欺瞞をもたらすと言われています。
プルーフとは証拠や証明といった意味の言葉で
このカードのモチーフとなっているのは
証明する事が不可能、もしくは非常に困難な事を意味する「悪魔の証明」だと思われます。
一般的に「ある」ことを証明するより「ない」事を証明する方がはるかに困難と言われており
ない事を証明する事に対して悪魔の証明という言葉が用いられるケースが多いです。
韻を踏みつつ欺瞞をもたらす悪魔と悪魔の証明を現したナイスなネーミングです。
いずれにせよこのモンスターが存在している事を証明しなければ猫は冤罪を逃れられないでしょう。
あくまはいます。
手札から特殊召喚した後そのままアドバンス召喚へ
①:特殊召喚されたモンスターが自分フィールドに存在しない場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分はモンスターを特殊召喚できない。
①の効果は1ターンに1度、特殊召喚されたモンスターが自分の場にいない場合に
自身を手札から特殊召喚する自己展開効果です。
この効果だけなら比較的緩い条件なのですが
この効果で特殊召喚したターンはモンスターを特殊召喚出来ないという強烈な制約が発生します。
基本的には「そのターンこのカード以外の特殊召喚は出来ない」と考えていいでしょう。
この為このカードの用途は②の効果によるアドバンス召喚のリリース要員が主となるでしょう。
モンスター1体をアドバンス召喚する。
②の効果は召喚か特殊召喚した場合に
モンスター1体をアドバンス召喚するというものです。
①の効果で特殊召喚していればそのままアドバンス召喚に繋げる事が可能であり
予め他のモンスターを通常召喚していれば最上級モンスターのアドバンス召喚にも繋げられます。
また特殊召喚だけでなく普通に召喚してこの効果を発動する事も可能であり
あらかじめモンスターを2体ほど並べた後にこのカードを通常召喚する事で
神のカードのような3体リリースのアドバンス召喚にも繋げられます。
②の効果を活かしやすい
このカードを活かすのであれば他のモンスターを通常召喚しつつ
①の効果でこのカードを特殊召喚、そのまま最上級モンスターのアドバンス召喚に繋げるのがいいでしょう。
アドバンス召喚をするデッキはアドバンス召喚用に召喚権を使うのが基本ですが
このカードの場合そのアドバンス召喚に使う召喚権を②の効果で賄えるので
「通常召喚に成功した場合に発動する効果を持つモンスター」を場に出してそちらの効果を利用しつつ
そのままアドバンス召喚にも繋げる事が可能となります。
例えばEMドクロバット・ジョーカーでオッドアイズ・アドバンス・ドラゴンをサーチして
このカードを特殊召喚、そのまま2体リリースでアドバンス召喚に繋げるなんて動きができます。
2体分のリリースにできるいわゆるダブルコストモンスターとも相性がよく
それらのカードは自己展開の効果を持たない事が多いのでこのカードと合わせて②の効果に繋げる事で
3体リリースの必要なアドバンス召喚にもスムーズに繋げる事が可能です。
いっその事①の効果は無視して②の効果を活かすのも1つの手です。
このカードをフリーチェーンで蘇生できるカードが
そのまま相手ターンにもアドバンス召喚できるカードに化けるので
各種帝や砂塵の悪霊のようにアドバンス召喚する事で除去に繋がるカードとも相性がいいです。
制約が重いように見えて何だかんだ使い道は結構あるカードです。