今回紹介するのはBURST OF DESTINY(バースト・オブ・デスティニー)よりこのカードです。
目次
カード説明
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/爬虫類族/攻2500/守2800
爬虫類族チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードの②の効果は同一チェーン上では1度しか発動できない。
①:爬虫類族モンスターのみを素材としてS召喚したこのカードは戦闘・効果では破壊されない。
②:相手がモンスターの効果を発動した時、
相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力を0にする。
③:S召喚したこのカードが相手によって墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから爬虫類族モンスター1体を手札に加える。
【レプティレス】の新規となる闇属性爬虫類族のレベル8モンスターです。
とても長い蛇の下半身と竜の翼を持つ妖艶な雰囲気のラミアです。
メルジーヌとはフランス伝承に伝わる水の精霊で
このカードと同じように蛇の下半身と竜の翼を持った美女です。
特にメリュジーヌ物語が有名で母親に土曜日だけ下半身が蛇になる呪いをかけられたメリュジーヌは
ポワトゥー伯レイモンと恋をして結婚するも蛇の下半身を見られてしまい、城を去ってしまいます。
いわゆる異類婚姻譚であり鶴の恩返しに共通する部分が多く見られる物語となっています。
モンスター効果が発動すれば相手の攻撃力を0に
シンクロ素材にはチューナーに爬虫類族を指定しています。
また①の効果を考えるとチューナー以外も爬虫類族で統一するのが望ましい所です。
【レプティレス】でシンクロ召喚を狙う場合、
レベル4チューナーであるレプティレス・コアトルを用いるのがいいでしょう。
ただレプティレスはレベル4の種類がそれほど多くないので
溟界の滓-ナイアあたりも一緒に採用しておくといいでしょう。
他の出し方としてまずレベル6のレプティレス・ラミアをシンクロ召喚して
そこからレプティレス・ヒュドラあたりを出す手もあります。
カメンレオンでレベル4モンスターを蘇生するのもいいでしょう。
①の効果は爬虫類族のみをシンクロ素材にしていれば
戦闘破壊と効果破壊耐性が付与されるというものです。
飛躍的に場持ち性能が高まる為より厄介さが挙がるでしょう。
②:相手がモンスターの効果を発動した時、
相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力を0にする。
②の効果は同一チェーン上で1度、相手がモンスター効果を発動した時に
相手の表側表示モンスター1体の攻撃力を0にするというものです。
弱体化は勿論、各種レプティレスの効果条件を満たすのにも重宝し
何よりもターン1の制限がないので片っ端から攻撃力0にしてしまう事が可能です。
ちなみに効果を発動したモンスターと攻撃力を0にするモンスターは同一でなくても構いません。
デッキから爬虫類族モンスター1体を手札に加える。
②の効果はシンクロ召喚している状態で相手によって墓地へ送られた場合に
デッキから爬虫類族モンスター1体を手札に加えるサーチ効果です。
除去されてしまった場合でも一定のフォローとして活用ができるでしょう。
ただ①の効果で耐性が付与されている場合、条件を満たすのは墓地送り効果を使われるか
壊獣などでリリースされるかなどに限られるので中々発動機会には恵まれないかもしれません。
レプティレス・リコイルと相性抜群
単体でも十分に優秀なカードですが
このカードの真価はフィールド魔法のレプティレス・リコイルと組み合わせた時に発揮されます。
このカードの②の効果はいわゆる「時の任意効果」であり
この手の効果は場合と違ってタイミングを逃す効果としてよく言われるものですが
「場合」の効果よりも発動タイミングが早く処理されるものとなっています。
その為、レプティレス・リコイルが一緒にある状態で相手がモンスター効果が発動された時、
まずこのカードの②の効果で相手モンスターの攻撃力が0となり
その後でレプティレス・リコイルの②の効果であり
「攻撃力0のモンスターがいる場合にコントロールを奪いつつトークン生成」が発動します。
つまり相手がモンスター効果を発動したらコントロールを奪ってしまうという
非常に厄介な妨害性能を持つことが可能となります。
「時の任意効果」が逆に強みとなっている珍しいモンスターだと言えるでしょう。