今回紹介するのはBURST OF DESTINY(バースト・オブ・デスティニー)よりこのカードです。
目次
カード説明
通常罠
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分のデッキ・墓地から「魔法の筒」1枚を選んで自分フィールドにセットする。
デッキからセットした場合、そのカードはセットしたターンでも発動できる。
②:自分が「魔法の筒」を発動した時、墓地のこのカードを除外して発動できる。
その効果で相手に与えるダメージは倍になる。
魔法の筒用のサポートとなる通常罠です。
リボルバーの弾倉に魔法の筒が弾丸のように込められていっています。
このカード、リボルバーのカードをイメージして作られており
言うなれば魔法の筒版のミラーフォース・ランチャーとも言うべきカードです。
効果を考えると魔法の筒を相手に発射しながら相手の攻撃を跳ね返せば
より勢いよく相手に跳ね返して威力も上がるという理屈なのかもしれません。
魔法の筒六連打とかちょっと浪漫に溢れすぎじゃないですかねリボルバーさん。
魔法の筒の威力を倍に
デッキからセットした場合、そのカードはセットしたターンでも発動できる。
①の効果はデッキか墓地から魔法の筒1枚をセットしつつ
セットしたターンでも発動できるようにするというものです。
魔法の筒はデッキと墓地のどちらからでも発動できるので
除外されない限りは魔法の筒自体は1枚だけでも使い回しが可能です。
このカードも罠カードなのであらかじめセットしておく必要はあるものの
このカード自体はフリーチェーンで発動できるので除去を撃たれたとしても
1度だけやり過ごして魔法の筒をセットし直す事が可能です。
②:自分が「魔法の筒」を発動した時、墓地のこのカードを除外して発動できる。
その効果で相手に与えるダメージは倍になる。
②の効果は1ターンに1度、魔法の筒を発動した時に墓地から除外する事で
その魔法の筒のダメージを倍にするというものです。
ただでさえ大ダメージを与えやすい魔法の筒の威力を更に倍にするという豪快な効果で
3000打点のモンスターに対して使えば6000ダメージ、
4000打点以上であればそのまま1ターンキルが可能なダメージを叩き出します。
決まれば非常に強力な効果ですが大きな問題点として
①の効果から繋げて発動する場合、攻撃前にあらかじめセットしておく必要があり
相手に魔法の筒が伏せられている事がバレバレになってしまう点です。
当然この状態では相手も攻撃力の高いモンスターで迂闊に攻撃してくれる事はまずなく
対象耐性を持つモンスターを用意されたりで対処されてしまう可能性が高くなります。
何かしらで攻撃を強制させない限りは攻撃の牽制としての意味合いが強くなるでしょう。
ただしその「攻撃の牽制」としての効果はかなり侮れません。
一度①の効果などで墓地へ送れば魔法の筒の威力を倍にする事ができるわけで
仮にそれでセットした魔法の筒が何かしらで除去されたとしても
また別の魔法罠をセットすれば相手は常に「それが魔法の筒かもしれない」という警戒が生まれるでしょう。
こうなるとそれが別の魔法罠だとしても
伏せカードがある状態で相手が高攻撃力のモンスターで攻撃する事は躊躇しやすいでしょう。
それを考えると豪快な効果に反して
その実、心理戦でこそ効果を発揮するテクニカルなカードだと言えます。