《クリバビロン》：遊戯王ＯＣＧカード考察　墓地が肥えていれば馬鹿にならない攻撃力に

今回紹介するのはANIMATION CHRONICLE 2021よりこのカードです。

 

カード説明

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【クリボー】の仲間となる闇属性悪魔族のレベル５モンスターです。

遊戯王デュエルモンスターズにおいて闇遊戯がラフェール戦で使用し

クリバーの効果で特殊召喚されつつアタッカーとなったり

その後にクリボー５兄弟へ分離したりしました。

アニメではクリボー５兄弟の攻撃力合計を参照した攻撃力でしたが

ＯＣＧ化に伴い強化方法が変化しています。

 

灰色の牙や角が生えた勇ましい目つきのクリボーです。

毛の色を考えるとクリボー５兄弟の中でもクリベーがベースになっているのかもしれませんね。

 

 

墓地のクリボーの数だけ攻撃力アップ

①の効果は１ターンに１度、

「自分の墓地のモンスター数＞相手の墓地のモンスター数」の場合に

自身を手札から特殊召喚する自己展開効果です。

クリボーであればティンクル・ファイブスターでクリボー５兄弟をデッキから直接特殊召喚して

各種素材にする事で間接的に墓地のモンスター数を増やす事ができるでしょう。

 

ある程度意識して墓地肥やしを行う事で発動の安定性を高める事が出来ますが

相手も墓地肥やし性能に長けたデッキである場合には発動できないケースも増えてきます。

特に隣の芝刈りあたりを搭載しているデッキは要注意です。

 

②の効果は自分の場や墓地のクリボーの数だけ

自身の攻撃力と守備力を強化する自己強化効果です。

クリボー５兄弟を並べてクリバーの効果で特殊召喚した場合には

クリボー５兄弟が墓地へ送られる事になるので最低でも１５００の攻撃力守備力上昇、

元々の攻撃力が１５００なので３０００打点の確保は可能になります。

この３０００打点が１つの基準になるでしょう。

勿論、他のクリボーも墓地へ送っていればそれだけ打点は上昇していく為

墓地が十分に肥えていればいるほど強力なアタッカーとなっていきます。

 

③の効果は自分のメインフェイズかバトルフェイズに１度、

自身を手札に戻す事で手札か墓地からクリボー５兄弟を１体ずつ

攻撃表示で特殊召喚するというものです。

手札の消耗なしで出すにはあらかじめ５体全てを墓地へ送っておく必要こそあるものの

一気に５体の蘇生に繋げられる強力な効果です。

バトルフェイズ中にも発動可能であり相手の場ががら空きであれば

このカードの攻撃の後にクリボー５兄弟で総攻撃をしかける事が可能です。

そのままでも１５００の追加ダメージを与える事ができますし

仮に一族の結束が１枚発動していれば合計ダメージは５５００にも達します。

 

ただ①の効果で特殊召喚したターンは発動できない点には注意です。

このカードの展開から出すのであればアドバンス召喚など

①の効果に頼らない方法で出す必要があります。

 

 

状況に応じた運用が大事

このカードの使い道は主に３通りに分けられます。

１つは①の効果を活かしたレベル５モンスターとしての素材の使い道です。

クリボーを軸とするデッキでは特にティンクル・ファイブスターのコストとしてお世話になるでしょう。

またアストラル・クリボーもレベル５になれるので一緒に並べる事で

ランク５のエクシーズ召喚へ繋げる事も可能です。

 

２つ目は②の効果を活かしたアタッカー役です。

仮に墓地に１０体のクリボーがいれば４５００打点に到達するので

特に強固な耐性持ちの相手を打点でゴリ押す事になる場面も少なくないでしょう。

 

３つ目は③の効果を活かした展開要員です。

１度ティンクル・ファイブスターなりを発動で来ていれば

墓地にクリボー５兄弟を揃えておく事が出来るので大量展開に繋げられます。

前述したとおり①の効果で特殊召喚したターンには発動できないので

アドバンス召喚で出すなり蘇生カードを活用するなりで場に用意するといいでしょう。

素の攻撃力は１５００なのでキラー・トマトから出したりも可能です。

 

 

このように３つの効果それぞれに個別の役割が存在しているカードです。

クリボーメインのデッキではいずれの効果も活かせる場面があると思うので

状況に応じて美味くこのカードを活用していきましょう。