今回紹介するのはDAWN OF MAJESTY(ドーン・オブ・マジェスティ)よりこのカードです。
目次
カード説明
効果モンスター
星7/光属性/天使族/攻2400/守2100
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドの天使族モンスターの効果が発動した場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
②:相手フィールドの表側表示のカード1枚と
自分フィールドの攻撃表示モンスター1体を対象として発動できる。
その相手のカードを除外し、その自分のモンスターを守備表示にする。
③:フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合、
フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
このターン、そのモンスターは戦闘では破壊されない。
光属性天使族のレベル7モンスターです。
4枚の翼をもち手に杖をかかげた随分と露出度の高い衣装な長い金髪の女性天使です。
カード名の由来は16世紀ごろにエノク語で書かれた未解読文書である「ロガエスの書」だと思われます。
ジョン・ディーという学者が天使との交霊実験によって書かれたと言われており
この時に天使が人間の為に文字を記したとされています。
この文書は現代でも解読されておらず文書として意味を持たないものとして扱われています。
解読しようとした人はきっとこんな気持ちだったでしょう。
ちなみにこの時交霊された天使はウリエルだと言われており
このカードもウリエルをイメージしているのかもしれません。
自分モンスターを守備表示にして相手カードを除外
①:自分フィールドの天使族モンスターの効果が発動した場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
①の効果は1ターンに1度、自分の場で天使族の効果が発動した場合に
自身を手札から特殊召喚する自己展開効果です。
何かしらフィールドで発動する効果を持った天使族モンスターがいれば
容易に特殊召喚が狙えるでしょう。
堕天使マスティマや幻奏の音姫ローリイット・フランソワなど
レベル7の天使族と一緒に並べる事が出来ればランク7のエクシーズ召喚も狙えます。
②:相手フィールドの表側表示のカード1枚と
自分フィールドの攻撃表示モンスター1体を対象として発動できる。
その相手のカードを除外し、その自分のモンスターを守備表示にする。
②の効果は1ターンに1度、
相手の表側表示のカードと自分の攻撃表示モンスターそれぞれを選択、
自分モンスターを守備表示にしつつ相手のカードを除外するというものです。
シンプルながらも分かりやすい除去手段であり自分を守備表示にして発動も出来るので
「自身の攻撃を放棄する代わりに相手カード1枚を除外できる」除去効果としても機能します。
メインフェイズ2に発動するのであれば攻撃した後に守備表示にして除外するという芸当もできます。
フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
このターン、そのモンスターは戦闘では破壊されない。
③の効果は自身がフィールドで戦闘破壊か効果破壊された場合に
他のモンスター1体にそのターンの間戦闘破壊耐性を付与するというものです。
受動的で使いづらい効果ではあるものの相手からすると先にこのカードを破壊してしまうと
他のモンスターが戦闘破壊できなくなってしまうので破壊効果に対する牽制として機能します。
このカードが2体並んだ場合などはどちらか片方が戦闘破壊されれば
もう片方は戦闘破壊から逃れる事ができます。
色んな天使族にも採用できる
天使族デッキであれば容易に特殊召喚が可能なカードであり
それでいて使いやすい除去効果を持ったシンプルに優秀なカードです。
除外効果を発動した後は他の天使族と合わせて各種素材として利用できれば無駄がないでしょう。
様々な天使族デッキに展開要員及び除去効果要員として採用出来るスペックを持っており
特にランク7のエクシーズ召喚が狙えるデッキでは利用価値が高いでしょう。
天使族メインでなくてもある程度天使族を活用するデッキであれば採用が検討できます。
例えば儀式召喚を軸とするデッキであれば
マンジュ・ゴッドやセンジュ・ゴッドの効果を発動すれば特殊召喚が可能です。
レベル7なので儀式召喚の生け贄としても使いやすいのもポイントです。
またランク7のエクシーズには天使族のNo.76 諧調光師グラディエールがいるので
ランク7のエクシーズに特化したデッキであれば
そこからさらにこのカードと別のレベル7モンスターを一緒に並べて
もう1体ランク7のエクシーズ召喚をするといった動きも狙えるでしょう。
無理にエクシーズ素材にする事を狙わなければ他のデッキでも
天使族エクシーズを起点にこのカードの特殊召喚が狙えます。