今回紹介するのはRISE OF THE DUELIST(ライズ・オブ・ザ・デュエリスト)よりこのカードです。
目次
カード説明
効果モンスター
星4/闇属性/天使族/攻 0/守1600
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分・相手のメインフェイズに発動できる。
天使族モンスター1体を表側表示でアドバンス召喚する。
②:このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
相手フィールドの全てのモンスターの攻撃力・守備力はターン終了時まで、
フィールドの天使族モンスターの数×500ダウンする。
堕天使の新規となる闇属性天使族のレベル4モンスターです。
邪悪な笑顔で横顔を向く、片翼、片角の堕天使です。
全体的な特徴が神の忠告に描かれていた女性の1人と酷似しており
その女性が堕天した姿だと思われます。
よく見ると神の忠告のイラストの時点で神に対して懐疑的な視線を向けており
何かしら神に対して思うところがあったのでしょう。
ある意味とってもいい笑顔をしているあたりよっぽど天界が窮屈だったのかもしれません。
ちなみに神の忠告のイラストで一緒にいた女の子も堕天しています。
こちらも片翼、片角であり2人でセット感が出ています。
フリーチェーンでアドバンス召喚しつつ相手モンスターを弱体化
①:自分・相手のメインフェイズに発動できる。
天使族モンスター1体を表側表示でアドバンス召喚する。
①の効果はお互いのメインフェイズ時に1度、
天使族モンスターを表側表示でアドバンス召喚できるというというものです。
上級の天使族や堕天使ディザイア、堕天使ゼラートであればこのカードをリリース要員にすれば、
最上級の天使族ならもう1体リリース要員を確保すればアドバンス召喚が可能となります。
堕天使にはルシフェルやディザイアなど特殊召喚出来ないモンスターがいくつかいるので
それらのカードを出すのに重宝します。
特に相手ターンにアドバンス召喚が狙えるのはポイントで
相手がモンスターを大量展開した所に合わせて堕天使ルシフェルをアドバンス召喚すれば
それだけ多くの堕天使の特殊召喚に繋げる事が可能です。
またアドバンス召喚で堕天使を出せるので
「1ターンに1度しか特殊召喚出来ない」という堕天使が持つ制約をすり抜けて
同じ堕天使を2体出すことも可能となります。
②:このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
相手フィールドの全てのモンスターの攻撃力・守備力はターン終了時まで、
フィールドの天使族モンスターの数×500ダウンする。
②の効果は1ターンに1度、墓地へ送られた場合に
自分の場の天使族の数×500の数値分相手モンスターの攻撃力・守備力を
そのターンの間低下させる全体弱体化です。
①の効果で自身をアドバンス召喚のリリース要員にすればそのままこちらの効果へ繋げられ
場に天使族が1体しかいなくても全体500ダウンと中々の数値であり
例えば堕天使ディザイアをアドバンス召喚すれば3500打点まで突破可能、
効果を発動して攻撃力を下げても2500打点まで突破可能となります。
相手ターンのバトルフェイズに突入する直前に①の効果からアドバンス召喚、
こちらの効果に繋げれば相手の戦闘の妨害としても機能するでしょう。
他の天使族でも有用
【堕天使】では特に堕天使ルシフェルを場に出す補助として役に立つカードです。
堕天使では貴重な下級モンスターの為、召喚権の使い道として有用であり
また「相手ターンに堕天使ルシフェルをアドバンス召喚できる」というのもポイントで
相手が多くのモンスターを並べた所を見計らってアドバンス召喚をする事で
多くの堕天使をリクルートしやすくなっています。
①の効果はフリーチェーンなのでリリース・エスケープが可能であり
相手としても迂闊にこのモンスターに除去を打つ事もできません。
堕天使に属するカードですが効果そのものは天使族全般を助ける者になっています。
相手の展開中に大天使クリスティアや虚無の統括者、エンジェルO7あたりをアドバンス召喚すれば
非常にいやらしい不意打ちとして機能するでしょう。