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遊戯王OCG:ルール改定に伴い一部ルールが変更、罠モンスターがより使いやすくなりD.D.クロウの対応範囲も広がるように

4月に改訂される遊戯王OCGの新マスタールール。

融合、シンクロ、エクシーズがEXデッキから特殊召喚される場合に

EX、メインモンスターゾーンどちらでも出せるようになった事で大きな話題を呼びましたが

それ以外にも細かい部分で様々なルール変更が発表されました。

 

 

デッキに戻った場合はフィールドから離れた際の効果は発動しない

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デッキに戻った、または、エクストラデッキに裏側表示で戻ったことによる、モンスター効果の発動について
テキストに記載されているものを除き、デッキに戻ったモンスターの効果や、
エクストラデッキに裏側表示で戻ったモンスターの効果を発動する事はできなくなります。
(必ず発動する効果も同様です。)
・旧処理
「強制脱出装置」の効果が適用された「E・HERO アブソルートZero」の
『このカードがフィールド上から離れた時、相手フィールド上に存在するモンスターを全て破壊する』
効果は発動します。
・新処理
「強制脱出装置」の効果が適用された「E・HERO アブソルートZero」の
『このカードがフィールド上から離れた時、相手フィールド上に存在するモンスターを全て破壊する』
効果は発動しません。

E・HERO アブソルートZeroやスターダスト・ウォリアー、墜ち武者などが持つ

「フィールドから離れた」時や場合をトリガーとする効果が

強制脱出装置などバウンスによってEXデッキに戻った場合は発動しなくなりました。

No.24 竜血鬼ドラギュラスはEXデッキに戻った場合効果が発動しなかった為

こちらの処理に合わせた裁定になります。

これによりこれらのフィールドから離れた際に発動する効果を持つカードに対して、

バウンスは有力な除去手段として機能するでしょう。

特に強制脱出装置やセイクリッド・プレアデスなどフリーチェーンでバウンスできるカードは

より強力になりそうです。

 

墓地に送られて発動する効果は効果の発動前に墓地から消えると発動しない

テキストには、そのカードの効果が発動する条件と、その効果が発動する場所が記されています。
(例えば、自身が召喚に成功した場合に発動するモンスターの効果であればフィールド、
自身が墓地へ送られた場合に発動する罠の効果であれば墓地でその効果が発動します。)
効果の発動前に、発動する場所に存在しなくなった場合には、
その効果を発動する事ができなくなります。(必ず発動する効果も同様です。)
・旧処理
「クリッター」をコストとして発動した「死のデッキ破壊ウイルス」の発動にチェーンして、
「D.D.クロウ」の効果が発動し、墓地から「クリッター」が除外された場合でも、
「クリッター」の効果は一連のチェーン処理後に発動します。(この場合でも、「クリッター」の効果は墓地で発動した扱いとなります。)
・新処理
「クリッター」をコストとして発動した「死のデッキ破壊ウイルス」の発動にチェーンして、
「D.D.クロウ」の効果が発動し、墓地から「クリッター」が除外された場合、
「クリッター」の効果は一連のチェーン処理後に発動しません。

従来まではクリッターのように墓地へ送られた場合に発動する効果は

例え墓地へ送られた直後に除外されたとしてもその効果を発動する事が出来ましたが

ルール改定により発動までに除外された場合には発動しないようになりました。

あくまで効果が発動するまでに墓地からいなくなった場合なので

発動にチェーンして除外したとしても効果は防げない点には注意してください。

墓地へ送られてから効果発動までに除外で割り込みできるタイミングは

上記の例のようにコストとしてモンスターを墓地へ送った場合などに発生します。

特に海皇などはコストとして墓地へ送られて発動する効果が多く存在している為

そういったデッキに対してD.D.クロウはより強力なメタカードとして機能するようになりました。

 

制約の発生するカードはそれが無効になった場合には適用されない

一部のカードには、『この効果を発動するターン、自分は●●●モンスターしか特殊召喚できない』や、
『このカードを発動するターン、自分はこのカードの効果以外ではモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚できない』
など、そのターンに行えるモンスターの召喚・特殊召喚が、効果の発動条件に影響するテキストがあります。
このテキストは、記された内容のモンスターが召喚や特殊召喚に成功しているかどうかによって、
その効果の発動が行えるかどうかが決まるものになります。
・旧処理
「青き眼の乙女」の召喚が「神の宣告」で無効になったターンに、
自分は「青き眼の激臨」を発動する事はできません。
・新処理
自分の「青き眼の乙女」の召喚が「神の宣告」で無効になったターンに、
自分は「青き眼の激臨」を発動する事ができます。

従来のルールでは時械巫女や強欲で謙虚な壺など

特殊召喚や攻撃が行えなくなるような制約の発生するカードは

それの召喚や発動を神の宣告などで無効になった場合でも制約が発生しましたが

ルール改定により無効にされた場合は制約を回避する事ができるようになりました。

【ウィンド・ウィッチ】などはWW-アイス・ベルの特殊召喚を無効にされた場合でも

ある程度のフォローが効く用になっています。

植物族も増草剤の使い勝手がある程度改善されたと言えるでしょう。

 

特殊召喚を無効にされた場合は特殊召喚した回数に数えない

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一部のカードには、『自分は「●●●●」を1ターンに1度しか特殊召喚できない』など、
その同名のモンスターの特殊召喚が1ターンに1度のみと指定するテキストがあります。
このテキストは、記された内容のモンスターが特殊召喚に成功した回数を1度として数え、
1ターンに1度のみ特殊召喚が行えるものになります。
・旧処理
自分の「HSRチャンバライダー」のシンクロ召喚が「神の宣告」で無効になったターンは、
自分はこのターンに2体目の「HSRチャンバライダー」を
シンクロ召喚や他のカードの効果で特殊召喚する事はできません。
・新処理
自分の「HSRチャンバライダー」のシンクロ召喚が「神の宣告」で無効になった場合、
自分はこのターンに2体目の「HSRチャンバライダー」を
シンクロ召喚や他のカードの効果で特殊召喚する事ができます。

同様にHSRチャンバライダーや源竜星-ボウテンコウなど

1ターンに1度しか特殊召喚できない制約を持ったモンスターは

それを無効にされた場合、2体目の特殊召喚を狙う事ができるようになりました。

【閃刀姫】や【霊獣】などはこの制約を持つモンスターがずらりと並ぶ為

これらのデッキ神の宣告などのカウンター罠に対する脅威がいくらか減ったと言えます。

 

罠モンスターはいずれも魔法罠ゾーンから離れるように

『このカードは発動後、通常モンスター(爬虫類族・地・星4・攻1600/守1800)となり、
モンスターゾーンに特殊召喚する。このカードは罠カードとしても扱う』効果を持つ「アポピスの化神」など、
発動後モンスターゾーンに特殊召喚される永続罠カードは、
その発動時の効果処理によって特殊召喚された際に、
自身が置かれていた魔法&罠ゾーンが使用できるようになります。
・旧処理
自分の魔法&罠ゾーンに5枚のカードがセットされている状況で、
自分はその中の1枚である「アポピスの化神」を発動し、
モンスターゾーンに特殊召喚しました。この場合、
その「アポピスの化神」が置かれていた魔法&罠ゾーンは使用できない状態となるため、
自分は新たな魔法・罠カードを、
魔法&罠ゾーンに発動したりセットしたりする事はできません。
・新処理
自分の魔法&罠ゾーンに5枚のカードがセットされている状況で、
自分はその中の1枚である「アポピスの化神」を発動し、モンスターゾーンに特殊召喚しました。
この場合、その「アポピスの化神」のカード自体はモンスターゾーンに置かれ、
魔法&罠ゾーンが1ヵ所空いた状態となりますので、自分は新たな魔法・罠カードを、
その魔法&罠ゾーンに発動したりセットしたりする事ができます。

アポピスの化神のような永続罠の罠モンスターは

従来のルールではモンスターカードとなった場合にもセットされていた魔法罠ゾーンに

永続罠として残った状態となっていましたが

ルール改定によりモンスターとなっている状態では

使用していた魔法罠ゾーンは空いた状態となりそこに新しい魔法罠を置けるようになりました。

モンスターとなっても罠としても扱うのは従来通りなので

サイクロンなどで破壊される点には注意してください。

一方で罠扱いのままモンスターゾーンに移動する関係で

魔導師の力などフィールドの魔法罠カードの数を参照にするカードなど

従来のフィールド魔法を含めた6枚を超えてさらに魔法罠カードの数を増やす事も可能です。

 

 

 

いずれも細かいながらも中々に無視できないルール改定となっています。

特に永続罠の罠モンスターの扱いは【エルドリッチ】など

罠モンスターを積極的に扱うデッキにとっては使い勝手がかなり変わってきそうですね。

また墓地へ送られた場合に発動するカードがコストとして墓地へ送られた場合に

D.D.クロウやワルキューレ・アルテストなどで割り込めるのも

特にコストで墓地に送る事の多い【海皇】や【彼岸】などは注意する必要があるでしょう。

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