コードブレイカー
「暗号解読者」を現す言葉であり遊戯王VRAINSにおいて
凄腕のハッカーであり遊作の相棒である草薙翔一は弟の仁を人質に取られた結果、
プレイメーカーに牙を剥け、対決を挑む事となりました。
「コード・トーカー」を破壊するもの、コードブレイカーをひっさげて。
今回はそんな草薙翔一のテーマ、【コードブレイカー】について紹介したいと思います。
目次
テーマ特徴 ウィルスを駆使する仮面の刺客
・ウィルスを操る仮面の暗殺者達のようなテーマである
・闇属性、戦士族のテーマでありリンク召喚を駆使していく
・相手のリンク先にゼロデイを送り付ける事で弱体化させる事ができる
・連続リンクが得意であり、メインデッキにゼロデイ1枚入れておけば機能する
・草薙さん毎週やってるあのポエムなんなの?
肩や手からウィルスらしき毒々しいオーラを纏っている仮面の戦士といった外見をしています。
全体的に黒を基調とした恰好から毒を利用する暗殺者といった風貌です。
コードブレイカーとは「暗号解読者」という意味ですがこのテーマの場合は
「コード・トーカーを破壊するもの」という意味合いも込められているのでしょう。
どこからでもゼロデイが出てくる
現在判明しているメインデッキのカードはコードブレイカー・ゼロデイ1体のみであり
このカードはリンク状態になっているモンスターの攻撃力を1000下げる効果を持っています。
そしてリンクモンスターであるウィルスソードマンとウィルスバーサーカーは
このゼロデイを相手リンクのリンク先に特殊召喚する事も可能であり
ウィルスを送り付けるように相手リンクを弱体化させる事が可能です。
ウィルスソードマンはLINK-2で攻撃力2300、
ウィルスバーサーカーはLINK-3で攻撃力2800とリンク数に対して攻撃力が高めに設定されており
相手を弱体化させつつこの高い攻撃力で殴りかかる、というのがコンセプトとなっています。
が、このカードの本質はそこではありません。
LINK-2のウィルスソードマンは効果モンスター2体で出せると素材指定が極めて緩く
特殊召喚した時に相互リンク状態であれば手札、デッキ、墓地のどこからでもゼロデイを特殊召喚可能です。
ゼロデイを特殊召喚すればそのままウィルスバーサーカーのリンク召喚に繋げる事も可能であり
そこからさらにリンク先にウィルスソードマンやゼロデイを蘇生出来ます。
この条件を1枚で満たせるリンクモンスターは下と左下にリンク先を持つカードであり
LINK-2ではクロック・リザードやサイバース・ウィッチ(どちらもサイバース族指定)
LINK-3ではトラフィック・ゴースト(素材指定なし)などが該当します。
まずこれらのモンスターをEXモンスターゾーンに出し、
その真下にウィルスソードマンを出す事で左下のマーカーにゼロデイを特殊召喚、
そしてウィルスソードマンとゼロデイを素材にウィルスバーサーカーを出す事で
リンク先を2つ確保して2体のコードブレイカーの蘇生に繋げられます。
手札、デッキ、墓地のどこかにゼロデイが1体いれば
LINK-2×2の布陣からさらにLINK-3とゼロデイとウィルスソードマンが出てくるわけです。
合計マーカー数的にはLINK-4を2体並べる事も可能です。
色々なデッキに混ぜられる
これはつまりはEXデッキにウィルスソードマンとウィルスバーサーカー、
あと相互リンク用のリンクモンスターさえ用意しておけば
メインデッキにゼロデイを1枚だけ入れておくだけでも機能する事を意味します。
制約の類も一切存在しない為、EXデッキに空きがあるデッキであれば
今までも出張性能が高いテーマというのは存在していましたが
メインデッキに1枚投入するだけでも
十二分に意味があるテーマというのは中々に貴重でしょう。
現状判明している時点でメインデッキのカード1枚、EXデッキのカード2枚のみという
非常に数の少ないテーマながらも様々なデッキに混ざりうる融和性の高いテーマ、
それがこの【コードブレイカー】です。
非常に自由度の高いテーマである為、各種デッキに組み込まれた
様々な形の【コードブレイカー】デッキが作られる事でしょう。
主役としてではなく他のデッキにさりげなく混ざり助けるという点では
ある意味では影ながらプレイメーカーを支え続けた
非常に草薙さんらしいテーマだと言えるかもしれません。
個人的に相性がいいと思うカード
効果モンスター
星4/風属性/サイバース族/攻1800/守1000
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
このカードの攻撃力を半分にし、
自分フィールドに「クロックトークン」(サイバース族・風・星1・攻/守0)1体を特殊召喚する。
召喚、特殊召喚時にトークンを生成できるサイバース族です。
トークンと合わせてクロック・リザードやサイバース・ウィッチのリンク召喚に繋げられる為
ウィルスソードマンが本領を発揮できる
「左下と下方向にマーカーを持つリンクモンスター」の確保に一役買ってくれます。
リンク・効果モンスター
リンク2/光属性/戦士族/攻1600/LINK-2
【リンクマーカー:左下/右下】
\ ↑ /
← →
/ ↓ \
戦士族モンスター2体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから戦士族モンスター1体を手札に加える。
このターン、自分はこの効果で手札に加えたモンスター
及びその同名モンスターを通常召喚・特殊召喚できず、
そのモンスター効果も発動できない。
②:デッキから装備魔法カードを
任意の数だけ墓地へ送って発動できる(同名カードは1枚まで)。
墓地へ送ったカードの数と同じレベルの戦士族モンスター1体をデッキから特殊召喚する。
サーチ効果とリクルート効果を持った戦士族用のLINK-2です。
言わずと知れた戦士族用の優秀なリンクモンスターですが
ウィルスソードマンをリンク召喚してゼロデイを特殊召喚する事で
任意の効果モンスター2体からこのイゾルデに繋げる事が可能です。
一部だけ戦士族を採用しているようなデッキであっても
イゾルデを有効活用可能できるようになるでしょう。
逆にイゾルデとゼロデイでウィルスバーサーカーに繋げるといった動きも可能です。
モンスター5体をデッキに戻して2枚ドローできる通常魔法です。
前述の通りメインデッキはゼロデイ1枚があれば機能するのですが
その為にはEXデッキにウィルスソードマンとウィルスバーサーカーが存在する必要があります。
連続でリンク召喚を行うデッキ全般に言える事ですがEXデッキの消耗がどうしても激しくなるので
このカードのように再利用する手段は用意しておくと息切れがしにくくなるでしょう。
特に他のデッキにコードブレイカーを混ぜるという場合には
そんなEXデッキをコードブレイカーでぎっしりにするわけにもいかず
そういう意味でも使いまわす手段は重要になってきます。
カードリスト
効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻1800/守 0
①:「コードブレイカー」リンクモンスター以外の、
このカードとリンク状態のリンクモンスターの攻撃力は1000ダウンする。
②:このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、
フィールドの「コードブレイカー」リンクモンスターが戦闘・効果で破壊された場合に発動する。
このカードを破壊する。
③:このカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
デッキから「コードブレイカー・ゼロデイ」1体を手札に加える。
リンク・効果モンスター
闇属性/戦士族/攻2300/LINK-2
【リンクマーカー:上/下】
\ ↑ /
← →
/ ↓ \
効果モンスター2体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが特殊召喚に成功した時、
このカードが相互リンク状態の場合に発動できる。
自分の手札・デッキ・墓地から「コードブレイカー・ゼロデイ」1体を選び、
リンクモンスターのリンク先となる自分・相手フィールドに特殊召喚する。
②:このカードが相手によって破壊され墓地へ送られたターンのエンドフェイズに発動できる。
このカードを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
リンク・効果モンスター
闇属性/戦士族/攻2800/LINK-3
【リンクマーカー:上/右/下】
\ ↑ /
← →
/ ↓ \
「コードブレイカー」モンスターを含むモンスター2体以上
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが特殊召喚に成功した時、
このカードが相互リンク状態の場合に発動できる。
自分の手札・墓地から「コードブレイカー」モンスターを2体まで選び、
リンクモンスターのリンク先となる自分・相手フィールドに特殊召喚する。
②:自分メインフェイズに発動できる。
自分・相手フィールドのリンク状態の「コードブレイカー」モンスターの数まで、
相手フィールドの魔法・罠カードを選んで破壊する。