今回紹介するのはETERNITY CODE(エターニティ・コード)よりこのカードです。
目次
カード説明
特殊召喚・効果モンスター
星11/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、
種族が異なるモンスター3体を除外した場合に特殊召喚できる。
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:フィールドのこのカードは効果では破壊されない。
②:フィールドのモンスターの種族を1つ宣言して発動できる。
フィールドの宣言した種族のモンスターを全て破壊する。
次のターン終了時まで、お互いに宣言した種族のモンスターを特殊召喚できない。
光属性ドラゴン族のレベル11特殊召喚モンスターです。
毒々しい紫と緑を基調とした首の長いドラゴンです。
所々に橙色に光る丸いパーツがあり尻尾には惑星のような球体が存在しています。
アークネメシスとは「天敵」もしくは「好敵手」といった意味の言葉で
エスカトスはギリシャ語で「最後」や「終末」を意味する言葉です。
約するなら「宿敵に終わりをもたらす存在」といった所でしょうか。
もしくは「最後の大敵」みたいな感じでしょうか、要するにラスボスですね。
指定した種族を全滅だぁ!
自分の墓地及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、
種族が異なるモンスター3体を除外した場合に特殊召喚できる。
特殊召喚モンスターであり墓地かフィールドから
種族の違うモンスター3種類を除外する事で特殊召喚が可能です。
複数の種族を活用するデッキであれば自然と条件を満たせる他
種族の固まったデッキであっても灰流うららや幽鬼うさぎといった手札誘発カードを使ったり
種族の違うリンクモンスターで連続リンクを行うようにすれば
墓地に3種類の種族を確保するのはそう難しくはありません。
①の効果は効果破壊耐性です。
3000という攻撃力と合わせての場持ちが期待できる他に自身の②の効果による破壊も防げます。
②:フィールドのモンスターの種族を1つ宣言して発動できる。
フィールドの宣言した種族のモンスターを全て破壊する。
次のターン終了時まで、お互いに宣言した種族のモンスターを特殊召喚できない。
②の効果は1ターンに1度、場に存在しているモンスター1体を宣言、
宣言した種族のモンスターを全て破壊しつつ
次のターンの終了時まで宣言したモンスターの特殊召喚を封じるというものです。
除去効果もさることながら特殊召喚を封じる効果が強烈で
種族を統一しているデッキ相手ならば1ターン機能停止なりうるものとなっています。
前述の通りこのカードは効果破壊耐性を持っているのでドラゴン族を指定しても安心です。
あくまでフィールドに存在しているモンスター
種族デッキに対してとっても強い
種族の統一されたデッキを使っている相手にとっては相当に厄介なカードでしょう。
フィールドのモンスターを全滅されるだけでなく1ターン大きく動きを制限される為
効果破壊耐性と相まって満足にこのカードを除去できない状態も十分にありえます。
そうなると次のターンまたこのカードの②の効果を許しかねないので
特にドラゴン族デッキにとっては悪夢のような存在となるでしょう。
他の種族のデッキでも迂闊にモンスターを攻撃表示で立たせるわけにもいかず
セットしてお茶を濁すしかない、という状態もありえます。
なお使う側としてはその場合
「わざと攻撃力の低いモンスターで攻撃して無理やり表側表示にする」
といった行動で②の効果に繋げる事も可能です。
使われる側はそれが嫌な場合何かしらのリンク1に繋げる手がありますが
基本的にリンク1は攻撃力の低いモンスターばかりなのでその場合でもダメージは覚悟する必要があるでしょう。
DNA改造手術と組み合わせるのも面白いです。
属性のバラけたデッキ相手でも全体除去として機能するようになる上に
種族の統一されたデッキであれば相手の使う種族を指定する事で
相手がこのカードを警戒してモンスターを出さない場合でも
問答無用でその種族を指定して特殊召喚を封じる事が可能となります。
つまりどちらのデッキ相手でも腐る事がありません。
刺さる相手には本当に刺さるのでこのカードを主軸にしたデッキを組むのも面白いでしょう。
幸いドラゴン・目覚めの旋律によるサーチに対応しているので比較的主軸にしやすいです。