遊戯王カード考察：≪アークジェット・ライトクラフター≫Ｖ兄様の新規、満を持して登場！ランク９エクシーズに特化！

今回紹介するのはIGNITION ASSAULT（イグニッション・アサルト）よりこのカードです。

 

 

カード説明

 

 

光属性機械族のレベル９モンスターです。

前方に波動砲らしきものが取り付けられた宇宙戦艦です。

下方部分に光で覆われたウィングパーツが展開しているのが特徴的です。

 

アークジェットとは電熱によって推進剤を加熱し推力を生み出すという電気推進の一種で

人工衛星などに用いられたりしています。

ライトクラフトとはマイクロ波やレーザーといったビーム状の電磁波によって

エネルギーを供給、推進力を生み出すという推進方式であり

まだ実用段階には至っていないながらも現在研究されている技術です。

２つの略称を繋げるとトロン一家のファミリーネームである

「アークライト」となるあたり中々に凝ったネーミングをしております。

 

Ｖ兄様は特定のテーマを使っているわけではありませんが

それでもこれが「Ｖのカード」だと分かるあたりいいデザインだと思います。

 

 

機械族ランク９を出す事に特化

 

①の効果は自分の場にモンスターが存在しない場合に、

リリースなしで召喚できるというものです。

最上級モンスターでありながらリリースが必要ないのはシンプルにありがたいです。

 

 

②の効果は１ターンに１度、召喚か特殊召喚した場合に

レベル８以下の機械族１体を墓地から効果を無効にして

レベル９にした状態で特殊召喚する蘇生効果です。

レベルを９に変更する為にこのカードと合わせてランク９のエクシーズに繋げられます。

逆に言えばレベル８以下の機械族が墓地にいなければいけないので

特にランク９のエクシーズに特化させたデッキの場合には注意が必要です。

特に豪腕特急トロッコロッコを蘇生できれば

エクシーズモンスターの攻撃力を上昇させられるので美味しいです。

 

 

③の効果は自身が場に存在している間

機械族エクシーズしかＥＸデッキから特殊召喚できなくなるデメリットです。

②の効果から考えても暗に機械族のランク９を出せと言っているのでしょう。

あくまで制約はこのカードが場に存在している間だけなので

機械族ランク９を出した後にそれを素材に今度はリンク召喚する、

といった動きは問題ありません。

 

 

様々な機械族デッキにランク９エクシーズの選択肢を

まさに機械族のランク９を出す為にあるって感じのカードですね。

単純に特殊召喚しやすいレベル９には巨大戦艦 ブラスターキャノン・コアなどがありますが

蘇生対象を用意して１枚からランク９エクシーズに繋げられるのはこのカードならではです。

蘇生できるのがレベル８以下なのでランク９のエクシーズ召喚に特化したデッキで使うというよりは

他の機械族デッキにランク９エクシーズの要素を組み込む為に採用するカードって感じです。

 

主な候補は無限起動アースシェイカー、幻子力空母エンタープラズニル、

それからＮｏ.９ 天蓋星ダイソン・スフィアの３つとなるでしょう。

とにかく相手の盤面を崩したい場合にはアースシェイカー、

対象耐性や破壊耐性持ちの相手をなんとかしたい場合や手札に干渉したい場合はエンタープラズニル、

アドバンテージは取れなくてもいいので直接攻撃でダメージを稼ぎたい場合や

ダイソン・スフィアといった使い分けになるでしょう。

正直な所Ｖ兄様のカードであるダイソン・スフィアが一番出す優先度としては低めですが

ランクアップマジックがあれば結構ダメージを稼げたりするので

相手のライフが少ない場合ではなんだかんだで活用する場面はあります。たぶんきっと。

 

ちなみに攻撃力０なので機械複製術対応です。

自身の蘇生効果と合わせればレベル９を４体並べる事も可能です。

制約の関係でリンク素材などには活用しにくいので

九字切りの呪符あたりのリリース要員にするといいでしょう。

守備力が２１００なのでサイバー・ドラゴン・ネクステアで蘇生も可能です。