サイトアイコン 遊戯王考察好きMUGEN次元

遊戯王VRAINS(ヴレインズ)第119話『壊れゆく自我』感想

遊戯王ヴレインズ119話の感想です。

泣いても笑ってもあと2話です。

 

 

前回のあらすじ:ラスボス君臨

 

 

滅びゆく定めならばせめて友の腕の中で・・・

サイバース・クアンタム・ドラゴンにジ・アライバル・サイバース@イグニスターの攻撃が迫る中

プレイメーカーはエクスレイヤーの効果を発動、

リンク先のモンスターが食らう戦闘ダメージを0にします。

これによりクアンタムこそ破壊されるもののライフは残しました。

しかし同時にダークワイト@イグニスターの効果も発動、

モンスターが戦闘破壊された時に500ダメージを与えます。

プレイメーカーはカードを1枚伏せてターンエンドです。

 

ジ・アライバルを無敵だと豪語するAi。

そんな中Aiはプレイメーカーに自分たちイグニスの本当の運命を話します。

ボーマンを倒す際にライトニングがいった「本当の真実」という言葉、

それを確かめる為にAiはライトニングの残した洞窟へと向かいました。

そこにはメッセンジャー用の劣化コピーのライトニングがおり

「もしAiだけが生き残った場合のシミュレーション」を見せてきました。

そこにあったのは自分の手によって人類が滅ぼされた世界、

Aiが夢見て来た「人間とイグニスが共に進める未来」とはかけ離れたものでした。

それこそがボーマンが言っていた

「自らの手でイグニスの未来を閉ざす事になる」の意味でした。

もし生き残ったのがAi以外であればそうはならなかったと言います。

そして恐らくはAi以外に誰か1人でも生き残りがいれば、

やはりそうはならなかったのでしょう。

 

Ai本人も最初はライトニングが心の闇に陥れる為の罠だと思い、

何度も自分の手でシミュレートしなおしたそうです。

しかし何千回と、何万回とシミュレートを繰り返しても

結果は自分が人間を滅ぼすという結果でした。

そんなものはただのデータだとプレイメーカーは言いますが

元々データであるAIにとっては「ただのデータ」もリアルと変わりませんでした。

Aiは何万回と自分が人間を滅ぼすリアルを体験してきたのです。

 

それでもプレイメーカーは一緒になって未来を変える方法を見つけようと言います。

しかしそれに対してAiは首を横に振ります。

Aiは自分が人間を滅ぼす理由を悟っていました。

仲間を失った事で自分の心が壊れていくのを実感していたのです。

例えばロボッピが知識を得て人間を見下していましたが

AIからすればあれはごく普通の事のようです。

そして自分もまた人間よりもはるかに優秀であるが故に人間の欠点や矛盾を理解してしまい、

増長してしまう気持ち、人間を見下してしまう気持ちが芽生え始めてきたと言います。

そこに待ち受けているのは「人間に合わせる事」への疑問と苦痛です。

自分の心が人間と相容れなくなってきている事に気付いたAiは

そうなる前に自分を消し去り、人間が破滅する未来を逃れたいと願いました。

そして、恐らくは「最期は友達の手で」と願ったのでしょう。

だからこそ、プレイメーカーに自分を倒させるように、

人類に敵対する行動をとって来たのでしょう。

そうでもしないと「友達」は自分と戦おうとしないですから。

 

そして友達は「お前は俺の心を壊したいのか?」とAiに問いかけてきました。

どうにもならないほどの友達想い、それがプレイメーカーなのです。

しかしAiは引き返す事はしませんでした。

 

 

LINK-5 VS LINK-6

Aiのターンドロー。

ジ・アライバルの効果でエクスレイヤーを破壊しようとしますが

プレイメーカーは墓地からサイバース・シンクロンを除外する事でこれを回避します。

ならばとジ・アライバルでファイアウォール・X・ドラゴンを攻撃、

ダメージこそ防ぎますが戦闘破壊されてしまい、ダークワイトで500ダメージを与えます。

Aiはこれでターンエンドです。

 

プレイメーカーのターン、ドロー。

まず防御の要であったエクスレイヤーを素材にLINK-1、リンクロスをリンク召喚します。

これは素材にしたリンクのマーカー分、トークンを生成する効果を持ちます。

そしてメタルモール・フォーゼを通常召喚、

このカードは召喚時に属性と種族をそれぞれ宣言し

自分の場のトークンが宣言した属性と種族になるという効果を持ちます。

プレイメーカーが宣言したのは・・・闇属性ドラゴン族!

さらにプロキシー・F・マジシャンをリンク召喚、

墓地に融合モンスターがいる場合の場のカードで融合召喚を行えるというもので

闇属性ドラゴン族になった2体のトークンを素材に融合召喚を行います。

 

ネットワークに宿りし寂然たる憤怒!
今、架空を越え1つとなる!
融合召喚!現れろ!

ヴァレルロード・F・ドラゴン!!

そう、去り際に鴻上了見が遊作に投げ渡したカード、

それこそがこのヴァレルロード・F・ドラゴンだったのです。

 

そしてプロキシー・F・マジシャンの効果でL2キャッシュヴァリエを特殊召喚、

そのキャッシュヴァリエの効果で墓地からエクスレイヤーを蘇生させ

3体を素材にLINK-5、ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルードをリンク召喚です。

イグニスの力を結集して誕生したダークフルード、

それが自分の敵として立ちはだかってくる事にAiは因果応報と自虐します。

 

覚悟を決めてプレイメーカーがダークフルードでジ・アライバルを攻撃します。

ジ・アライバルの攻撃力11000を上回る13000で攻撃するダークフルード、

しかしここでジ・アライバルの更なる効果が発動、

カウンターを1つ取り除く事で相手の効果を受けないようにします。

ジ・アライバルはそもそもカウンターがある時「他のカードの効果を受けない」耐性がありますが

カウンターが無くなった事で自分のカードの効果は受ける事が可能となりました。

そう、裁きの矢で攻撃力が倍の22000となるのです。

返り討ちにしようとするAiですがここでヴァレルロード・F・の効果により

自身と裁きの矢を破壊します。

これにより裁きの矢の自壊デメリットが発生しますが

墓地のキAiを除外する事でジ・アライバルに破壊耐性を付与してこれを防ぎます。

しかしジ・アライバルの攻撃力は10000にまで低下しました。

続けて裁きの矢が破壊された事で墓地のウィンドペガサスの効果発動、

墓地から除外してダークフルードをデッキに戻そうしますが

ダークフルードのカウンターを取り除く事でそれを無効、

攻撃力を10500に低下させつつもジ・アライバルに攻撃をしかけます。

ジ・アライバルの破壊こそ免れたものの

ダークフルードの2回攻撃によりライフは一気に削られました。

プレイメーカーはこれでターンエンドです。

 

プレイメーカーがヴァレルを使う事はさすがに想定外だったというAi、

この時の顔が本当に嬉しそうなのですよね。

 

俺とお前で融合

Aiのターンドロー。

ジ・アライバルの効果でカウンターを置こうとしますが

プレイメーカーはそれをダークフルードで無効にします。

続けてダークフルードをジ・アライバルの効果で破壊を狙いますがそれも無効、

しかしAiの目的はダークフルードに無効にさせ攻撃力を下げさせる事でした。

まずガッチリ@イグニスターを召喚した事でジ・アライバルの攻撃力が11000に、

そこから更にカードを1枚伏せて攻撃力を12000にします。

そしてダークフルードを攻撃、カウンターが1つしかない関係で

ダークフルードの攻撃力は5500までしか上昇しません。

しかしトランスコード・トーカーをEXデッキから墓地に送る事で

速攻魔法「リンクプレッシャー」を発動、ダークフルードの攻撃力を

自身のマーカー数5000アップさせ10500にまで上昇させます。

しかしダークフルードの攻撃力には届かず戦闘破壊、

ダークワイトの効果も相まってライフが残り475にまで削られます。

さらに戦闘破壊をトリガーにグッサリ@イグニスターを手札から特殊召喚、

攻撃力を13000にまで上昇させた上でターンエンドします。

 

 

追い詰め返したAiはプレイメーカーにある提案をします。

それはプレイメーカーの意思をデータ化して自分と融合しないかというものでした。

自分1人であればどう頑張っても人類を滅ぼしてしまう、

だからこそプレイメーカーと1つになる事でその未来を変えようとAiは考えたのです。

データになれば寿命も関係ない、永遠にネットワークの世界で生きようと

Aiはプレイメーカーに呼びかけました。

そんなAiからの誘いにプレイメーカーは果たして・・・

 

 

 

 

 

 

攻撃力1万越え同士の対決!

いやぁやっぱりこういう脳筋合戦は豪快でいいですね。

 

仲間を失った事で心を壊してしまったAi、

やはりAiはどうしようもないほどに仲間想いなのでしょうね。

もしイグニス達が生き残っていたら・・・と思わずにはいられません。

果たしてAiの提案にプレイメーカーはどう答えるのでしょうか。

プレイメーカーの性格からするとただ単純に拒否するとも考えづらいのですが。

 

次回予告 120話(最終話)『繋がる世界』

人知れずネットワークを駆け抜けた男がいた

仲間と共に世界の平和を守る為立ち上がり

そして後に伝説となる最後のデュエルは

人類とAIの運命を形作る事になる

彼の名はプレイメーカー!

未来を描き出すサーキットを

今こそその手でつかみ取れ!!

いよいよ来週が最終回。全120話というのは遊戯王シリーズでは少な目ですね。

プレイメーカーが伝説の存在扱いされる事になっていますが

こういう語られ方するという事はプレイメーカーが戻ってこない可能性あります。

はたしてデュエルの結末がどうなるのか、とても気になる所です。

モバイルバージョンを終了