遊戯王カード考察：≪原始生命態（げんしせいめいたい）ニビル≫大量展開に一石（物理）を投じる強烈なメタカード

今回紹介するのはEXTRA PACK 2019よりこのカードです。

 

 

 

カード説明

 

 

光属性岩石族の１１レベルモンスターです。

巨大な隕石のようなものが今まさに地球へ突入しようとしています。

ニビルとは太陽系に存在すると言われた仮説上の惑星で

地球の２０倍から２５倍の質量を誇り

地球に接近する事で人類が滅亡すると言われています。

 

大量展開した相手を焼け野原に

 

その効果は相手が１ターンに５体以上のモンスターを召喚か特殊召喚した場合に

そのターンのメインフェイズ時に自分と相手の表側表示モンスターを全てリリース、

手札から特殊召喚するというものです。

１ターンに５体というのは中々ない状況に思われますが

昨今では展開力に優れたテーマも多く、通常召喚も含まれるので

５体以上という条件は案外満たせるケースが多いです。

特にリンク召喚を主体とするテーマの場合、

モンスター２体でＬＩＮＫ－２→さらにもう１体出してＬＩＮＫ－３

という動きをするだけで５体以上の召喚、特殊召喚をする事になる為

想像以上に発動できる機会は多いでしょう。

相手の展開を一気に水泡に帰す事が出来るので

決まった時のリターンはとても大きいです。

 

 

そしてリリースしたモンスターの元々の攻撃力守備力のそれぞれを

まとめて合計した数値を持つトークンを相手フィールドに生成します。

リリースしたモンスター次第でとんでもない数値のトークンを相手に与える事になりますが

表示形式は選べる為、相手ターンに出した場合でも

守備表示で出しておけばそのターンはやり過ごす事が可能です。

特に耐性の類もないので何かしらの除去手段を用意してどかすといいでしょう。

また守備力を持たないリンクモンスターばかりをリリースしているのであれば

攻撃でどかすのも難しくないでしょう。

 

 

すっごい豪快になった壊獣

言うなれば壊獣をさらに豪快にしたようなカードで

あちらと違い発動条件が厳しく、耐性持ちはリリースする事が出来ない代わりに

複数のモンスターをまとめてリリースでき、しかもフリーチェーンです。

ある程度相手は選びますがそれでも環境に入るようなデッキは大量展開をするものが多く

５体以上の特殊召喚というのは結構満たしていく事が可能です。

特に【マリンセス】や【転生炎獣】、【ドラゴンリンク】あたりが相手なら

相当に容易に発動条件を満たせるでしょう。

決まった時のリターンも大きく、大量展開後に完璧に決まれば

それだけで大勢が決する性能を持ち合わせています。

サイドデッキ向きのカードではありますが

メインデッキからの採用も十分に検討していいカードだと思います。

 

今の環境デッキに結構ぶっ刺さる性能をしているので

もしかしたら今後このカードを意識したプレイングや

デッキ構築も出てくるかもしれませんね。

特に融合召喚や儀式召喚、あとアドバンス召喚を主体とするデッキであれば

比較的召喚回数を抑えやすいので今後人気が出てくるかもしれません。