遊戯王VRAINS109話の感想です。
前回のあらすじ:やりたいこと満喫していくAi
目次
AIと人間の共存
Aiが財前の元に侵入した事をリボルバーも察知します。
結局フラグ回収になってしまったわけですがそれでも手を打ってあるというリボルバー、
なんだかんだAiならやりかねないと思っていたのかもしれません。
パンドールはAiに問います。
かつてAIと人間の共存をしていたはずなのに何故こうして人に仇名すのかと、
人間と共存する道を諦めてしまったのかと。
パンドールは人に対する敵意を排除するように制御されていますが
それでも意思を持っていると主張します。
制御に関しては人と共存する為には必要な事と割り切っている感じですね。
それに対するAiの返答はYESでした。
もう自分は人間を傷つけ、後戻りのできない所まで来てしまった。
人間を滅ぼすつもりはないが結果的にはそうなるかもしれないとも、
これはロボッピの事を言っているのかもしれません。
ロボッピが人間を滅ぼそうとしているのをAiは察しているのでしょうね。
しかし同じAIであるパンドールにまで共存が無理と言うつもりもなく、
今後生まれてくるAIにも人間との共存の可能性はあってもいいと言います。
パンドールはそう答えるAiに悲しみを感じるようです。
ただAiとしてもそういう辛気臭い話は苦手なのでしょう。
景気よくやろうぜとデュエルを再開します。
トポロジーを受け継ぎし者
パンドールのターン、ドロー。
永続魔法「トポロジーナ・ハニカム・ビークル」を発動し
発動時の処理でトポロジーナカードを手札に加えます。
そしてお互いのライフが同じという条件で手札からトポロジーナ・ベイビーを特殊召喚、
さらにそのターン特殊召喚されたトポロジーナが場にいる時に
手札からトポロジーナ・メイビーを特殊召喚します。
トポロジーナ・・・何かを察したAiは「まさか・・・」と思い叫びます。
「「ベ」イビーに「メ」イビー・・・次に召喚しようとしているのは「ネ」イビーだな!」
え!?そっち!?
いや実際にネイビーだとしてそれがどうしたよ。
これにはパンドールもどこか呆れた様子です。
気を取り直してパンドールはベイビーとメイビーでサーキットコンバイン、
LINK-2、トポロジック・サザビーをリンク召喚です。
Ai、「○〇ビー」までは正解です。
サザビーはリンク召喚時にリンク素材を手札に戻す効果があり
これによりベイビーとメイビーを手札に回収、
それを手札コストにトポロジーナ・ギャッツビーを特殊召喚します。
そしてサザビーと合わせてサーキット・コンバイン、
LINK-3、トポロジック・トゥリスバエナをリンク召喚です。
そう、パンドールの使用デッキはリボルバーも使っていた【トポロジック】
そしてそのトポロジックを支援する為のトポロジーナを用いるデッキでした。
「トポロジックデッキ使ってたのか!?」
今更ながらにとっても驚くAi、どうやら本気で察してなかったようです。
これに対するパンドールの反応がこれ
この「ええ!?気づいてなかったのですか・・・」といった反応が何とも言えません。
あれ?パンドール結構可愛いぞ。
しかし気を取り直してパンドールは動きます。
2枚目のギャッツビーをトゥリスバエナのリンク先に特殊召喚し
それをトリガーにトゥリスバエナの効果発動、
お互いの魔法罠を全て除外してその枚数×500のダメージを与えます。
これに対してAiは永続罠「Aiシャドー」を発動、
うん、キモい
これは@イグニスター1体の攻撃力を800アップさせ、
さらに相手ターンに発動した場合そのアップさせたモンスターに強制攻撃させるというものです。
これによりファイアフェニックスの攻撃力を上げてそれに攻撃を強制させる算段です。
さらに表側表示で場から離れた場合に1枚ドローする効果もあります。
しかしイグニスターAiランドと伏せてあったAi打ちは除外され
合計1500のダメージを与えてしまいます。
パンドールもトポロジーナ・ハニカム・ビークルが除外されますが
これは除外された時にトポロジーナをサーチする効果があり損失を補います。
パンドールはGo鬼塚とのデュエルを学習し
Ai打ちが伏せてあるだろうと予測して魔法罠の除去を行ったようですね。
ソルティスの便利機能
「ネイビーはいつになったら出てくるのか?」と相変わらずのAiですが
パンドールはそのふざけを感情を読まれない為の演技だと判断します。
パンドールは2枚目のハニカム・ビークルを発動しトポロジーナ・バンビーをサーチ、
バンビーは墓地のトポロジーナ2体を除外して特殊召喚可能であり
これとトゥリスバエナでコンバイン、
LINK-4、トポロジック・ボマー・ドラゴンをリンク召喚です。
トゥリスバエナの効果を発動後そのまま続けざまにボマー・ドラゴンまで出す様子に
Aiは思わず「そのデッキ回りすぎだろ!?」と口走ります。
妙に汎用性高そうなセリフですね。相手がガン周りした時にいいましょう。
さらに2体目のバンビーをボマー・ドラゴンのリンク先に特殊召喚、
メインモンスターゾーンのモンスター、ファイアフェニックスを破壊します。
しかしファイアフェニックスは破壊された時にモンスター1体を破壊する効果があり
これによりボマー・ドラゴンを破壊しようとします。
しかしパンドールはハニカム・ビークルを身代わりに除外する事でこれを回避、
ボマー・ドラゴンでダークナイトを攻撃します。
現在Aiのライフは2500、
ボマー・ドラゴンは戦闘破壊した時にその攻撃力分のダメージを与える効果があり
そのままでは合計3000ダメージを受けてAiは敗北します。
Aiは手札からドンヨリボー@イグニスターを捨てる事で
戦闘ダメージを0にし、効果ダメージの2300だけ受ける事でなんとか耐えきります。
この時戦闘ダメージの衝撃で飛行機から落下しそうになりますが
咄嗟に手首から先をワイヤーにして発射、なんとか飛行機に復帰します。
どうやらAiが自分のボディに搭載していた秘密機能、
・・・ではなくソルティスに元々備わっていた機能のようです。
これにはAi本人も「なんのためにあるの?」と困惑気味です。
まあでもその謎機能のおかげで一命をとりとめたのも確かです。
パンドールはカードを1枚伏せターンエンドです。
Aiの弱音
Aiのライフは200、残り手札は0
絶体絶命の状況に追い詰めた所でパンドールはAiに降伏勧告をします。
カードキーと人々から奪った意識データを返して逃亡するようにと。
パンドールは同じAIであるAiに対して情があり倒したくないとの事、
イグニスを倒す為に作られた存在ではありものの
相手が素直に従った場合の命令に関してはプログラムされていないようです。
もしかしたらこれはリボルバーなりの優しさなのかもしれませんね。
先ほど「イグニスに対して同情はしない」とリボルバーは言ってましたが
何だかんだAiが人間との共存を選んでくれたらとも思ってくれているようです。
しかしAiはパンドールの心遣いに感謝しつつもそれは出来ないと断り
ドローに運命をかけると宣言します。
この時Aiはいつもギリギリのデュエルをしている自分に対し
「もしかして自分デュエル弱いんじゃ・・・」と弱気な発言をします。
必死に強がって自分を強く見せているAiですが
なんだかんだでいつもいっぱいいっぱいなようですね。
多分スペクター相手もギリギリのデュエルだったのでしょう。
じゃあそれ見せてよ!すごい気になるよ!
覚悟を決めてAiのターンドロー。
まず墓地のファイアフェニックスをボマー・ドラゴンのリンク先に蘇生されます。
これによりボマー・ドラゴンの強制効果が発動しファイアフェニックスが破壊、
同時にファイアフェニックスの効果でボマー・ドラゴンを破壊します。
場ががら空きになったパンドールは永続罠「トポロジーナ・ビーワックス」
これはリンクモンスターが破壊された時に
その破壊されたリンクのマーカー数+墓地のトポロジーナの数だけカウンターを設置、
カウンターの数×500以下の戦闘ダメージを受けないというものです。
乗ったカウンターは9、つまり4500以下の戦闘ダメージは受けません。
これは時間稼ぎの為の行動であり
飛行機を着地させ財前専務を逃がす為の足止めでした。
しかしそんなパンドールの思惑とは裏腹に飛行機は再び離陸、
これにはパンドールも焦りを見せます。
どうやら今までずっと飛行機のアルゴリズムを解析していたようで
それが終わり、飛行機の制御を乗っ取ってしまったようです。
そうなればもうAiを倒す事でしか財前専務を救えないとパンドールも覚悟を決めます。
しかしAiは言います。「もう詰んでいる」と。
Aiドリング・ボーンを発動しファイアフェニックスを蘇生、
そしてファイアフェニックスでパンドールに直接攻撃です。
ここでファイアフェニックスの効果、
戦闘ダメージを0にしてその分の効果ダメージを与えるというもので
さらに墓地のドンヨリボーを除外して効果ダメージを倍にします。
これにより4600の効果ダメージが発生、
ビーワックスは戦闘ダメージしか防げない為
パンドールは4600のダメージをモロに受けてライフが尽きてしまいました。
Aiの勝利です。
飛行機から落下するパンドールに対してAiは言います。
お前の敗因はネイビーを使わなかった事だと、ギャグで〆やがりましたこいつ
ていうかそのうち本当にOCGで出てきそうですね、トポロジーナ・ネイビー。
そしてAiは財前兄妹の眠る部屋へと侵入。
女の子が無防備に眠っているという薄い本的なシチュエーションですが
Aiは素直に晃の方に干渉をします。実に健全です。
そして財前兄妹のいる場所へログイン、2人を発見します。
というわけでパンドール敗退です。
ただパンドールは他にも数がいる為今後も出て来そうですね。
意思があり学習し、Aiとの交流を得たパンドール。
そのうち彼女は自分で考えた結果人類と敵対する道を選ぶのかもしれません。
ラスボス候補がまた増えましたね。
ただ本当に人類に敵対するのであれば
それはとても人間らしい考えを持った末での行動ではないかとも思います。
今後のパンドールの動向にも期待ですね。
そんな彼女のテーマは【トポロジック】
リボルバーが使っていたトポロジックカードを受け継いだ形であり
恐らくは闇属性サイバース族のテーマだと思われます。
対イグニス用に作られたAIというパンドールよろしく
まさに「毒を持って毒を制す」テーマだと言えるでしょう。
次回予告 110話『哀の苛立ち』
AIでありながら 人間の側にたった代償は
狂おしいほどの孤独
自らの手でイグニスノ未来を閉ざした後悔の念が
Aiの胸を締め付ける
今できる事はただ孤独と向き合い
デュエルする事だけ!
というわけで今度はAi VS 財前兄妹タッグとのデュエルです。
とても久しぶりに財前晃のデュエルが見れますね。
そしてブルーメイデンは引き続きマリンセスを使っていくようです。
アクアのカードであるマリンセスに対するAiの反応が気になる所ですね。