今回紹介するのはCHAOS IMPACT(カオス・インパクト)よりこのカードです。
目次
カード説明
融合・効果モンスター
星10/闇属性/海竜族/攻3500/守1200
「剣闘獣ウェスパシアス」+「剣闘獣」モンスター×2
自分フィールドの上記カードをデッキに戻した場合のみ、
EXデッキから特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。
①:1ターンに1度、相手がモンスターの効果を発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手モンスターの攻撃対象は自分が選択する。
③:このカードが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時に
このカードを持ち主のEXデッキに戻して発動できる。
デッキから「剣闘獣」モンスター1体を特殊召喚する。
グラディアルビーストの新規となる闇属性海竜族のレベル10融合モンスターです。
素材的にも名前的にもウェスパシアスの進化形と呼べる存在です。
何気に攻撃力3500と海竜族最高の攻撃力を記録しています。
レベルもウォーター・ドラゴン-クラスターとトップタイになるレベル10です。
ビフォー
↓
アフター
ウェスパシアスがより立派な体躯となり特に尻尾が非常に巨大になっています。
右手にはグラディウスとハルバード、
そしてレティアリィのトライデントを合体させたような武器を持ち、
胸にはデーモンズシールド、腕にもマニカと思われる腕当てを装着しており
剣闘獣の闘器をフル装備している状態です。
更にはアウグストルやサムニテ、ネロキウスといった
他の剣闘獣の防具をそこかしこに装備しまくっている超豪華構成です。
カード名の由来はローマ帝国第11代皇帝「ドミティアヌス」と思われます。
2代前のウェスパシアヌスから建設していたコロッセオを完成させた皇帝であり
他ドミティアヌス競技場も建設し陸上競技や戦車競走なども行っていました。
2つの効果で相手の動きを制限
自分フィールドの上記カードをデッキに戻した場合のみ、
EXデッキから特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。
他の剣闘獣融合モンスターと同じように
素材となるモンスターをデッキに戻す事でエクストラデッキから特殊召喚します。
このカードの場合ウェスパシアスを含む3体の剣闘獣を素材に指定しています。
指定されているウェスパシアスはレベル7モンスターですが
手札から自己展開が可能なので他の3体を要求する剣闘獣融合モンスターと
そこまで特殊召喚する難易度は変わらないでしょう。
ガイザレスなどの効果でウェスパシアスとダリウスを同時に特殊召喚して
ダリウスでさらに墓地から剣闘獣を蘇生するのが手っ取り早い方法です。
その発動を無効にし破壊する。
①の効果は相手がモンスター効果を発動した時に
その発動を無効にして破壊するというものです。
剣闘獣の戦車を内蔵させたような効果であり相手の行動を大きく妨害可能です。
魔法罠には無力なので剣闘排斥波などで耐性を付与させればより盤石です。
相手モンスターの攻撃対象は自分が選択する。
②の効果はモンスターゾーンに存在している間
相手モンスターの攻撃対象をこちらが任意に選べるというものです。
このカード自身の攻撃力が3500と相当に高く、
相手はそれ以上の攻撃力を持つカードが無ければ迂闊に攻撃ができなくなります。
特に攻撃を強制させる剣闘海戦と組み合わせる事で
相手モンスターを全滅させる事も十分に狙えるでしょう。
勿論他のモンスターを守る用途としても活躍し
特に攻撃力が800しかないスレイブタイガーを場に維持させたい場合に有用です。
逆に相手がこのカードを攻撃力を上回るモンスターを出してきた場合にも
他のモンスターを身代わりにしてやり過ごす使い方も可能です。
このカードを持ち主のEXデッキに戻して発動できる。
デッキから「剣闘獣」モンスター1体を特殊召喚する。
③の効果はバトルフェイズを行った戦闘終了時に
EXデッキに戻す事でデッキから剣闘獣1体を特殊召喚するというものです。
剣闘獣融合モンスターとしてはお馴染みの効果ですが他の剣闘獣融合と違い
デッキから特殊召喚出来るモンスターが1体のみになっています。
効果的にもフィールドに維持した方が有用な事が多いので
このカードでは状況を打開できない時に他の剣闘獣に頼る場合など
使いどころを見極めていく必要があるでしょう。
ヘラクレイノスと並べればモンスターと魔法罠どっちも無効に
剣闘獣融合モンスターの中でもエーディトルやヘラクレイノス並んで
フィールドに維持する事に意義があるカードとなっています。
特にヘラクレイノスとの相性は抜群で
あちらで魔法罠を、こちらでモンスター効果を無効にすると
役割分担がばっちりです。
攻撃対象を変更する事でヘラクレイノスを守る事にも繋がるので
スレイブタイガーからこのカードとヘラクレイノスを同時に並べる布陣は
狙えるなら狙っていきたい所です。
また前述の通り剣闘海戦と組み合わせても強いので
こちらのコンボも是非狙っていきたい所です。