遊戯王カード考察：≪剣闘獣（グラディアルビースト）ウェスパシアス≫剣闘獣に手札誘発のコンバットトリックが来ました

今回紹介するのはCHAOS IMPACT（カオス・インパクト）よりこのカードです。

 

 

 

カード説明

 

グラディアルビーストの新規となる水属性海竜族のレベル７です。

剣闘獣としては進化形のドミティアノス共々初の海竜族となります。

 

青緑の鎧を纏い剣を片手に戦うリザードマン風の剣闘獣です。

カード名の由来はローマ帝国の皇帝「ウェスパシアヌス」からでしょう。

９代目のローマ皇帝でコロシアムの建設に着手した人物でもあります。

 

 

手札から発動できるコンバットトリック！

 

①の効果は１ターンに１度、剣闘獣がモンスターを戦闘を行うダメージステップ時に

手札から特殊召喚出来る自己展開効果です。

ダメージステップに特殊召喚するので戦闘の巻き戻しが発生せず

②の効果の布石としても活用が可能です。

メインフェイズ１にこそ特殊召喚が狙えませんが

剣闘獣は戦闘してなんぼのテーマであり発動機会に困る事はないでしょう。

というより発動機会に困る時点で剣闘獣としては大ピンチです。

 

 

②の効果は剣闘獣モンスターの効果で特殊召喚した場合

自分の場のモンスター全体の攻撃力を５００アップさせる自己強化効果です。

①の効果で特殊召喚した場合にも適用され

相手の攻撃に合わせてコンバットトリックとして活用し

相手を返り討ちにしつつ剣闘獣が戦闘を行った効果も発動できれば理想的です。

自分のターンに特殊召喚した場合でも他の剣闘獣の戦闘をサポートしつつ

自身も２８００打点で殴れるのでこちらも非常に有用です。

 

 

③の効果は自身が戦闘を行ったバトルフェイズ終了時に

自身をデッキに戻してデッキから別の剣闘獣を特殊召喚するというものです。

剣闘獣ではお馴染みとなるデッキの剣闘獣と入れ替わる効果ですね。

②の効果と合わせて２８００打点になる為、

他のカードでサポートをせずとも戦闘を行える機会は多いでしょう。

特に①の効果で特殊召喚してそのまま畳みかけるように攻撃、

この効果に繋げられれば理想的です。

ただこのカードは剣闘獣ドミティアノスの素材にもなる為そちらに繋げる場合は

他の剣闘獣の効果で改めてこのカードを出すなどの工夫をしましょう。

 

 

エーディトルの素材としても

【剣闘獣】にとって重要な戦闘の補助となるコンバットトリック要員として

それを手札から行えるというのが大きいです。

このカードの登場により相手は例えこちらに伏せカードが１枚も無い状態でも

５００以上攻撃力を上回らない限り迂闊に攻撃が出来なくなるでしょう。

相手にそれを警戒させるという意味も大きく

「カードプールとして存在しているだけでデュエルに影響を与えるカード」

の１つです。

 

また同時に手札から容易に特殊召喚出来る存在として

剣闘獣の展開力の口上に繋げてくれるカードでもあります。

このカードを素材に要求する剣闘獣ドミティアノスの特殊召喚に繋げるだけでなく

レベル７の為剣闘獣総監エーディトルの素材としても適しています。

出来るだけリンク素材にするなり剣闘獣アトリクスの効果なりで墓地へ送り

団結する剣闘獣で各種融合モンスターの素材にしていくといいでしょう。

 

ちなみにこのカードを３体並べる事が出来れば

３８００打点が３体並ぶことになります。

【剣闘獣】であれば３体並べる事はそこまで難しくはないので

いざという時には３体並べてＧＯＲＩＯＳＩをするのも１つの手です。