以前一度だけ大会のデッキ解説をした事ありますが
それきり全然していなかったものの中々に興味深いデッキが登場しましたので
紹介をしてみようと思います。
4月28日に福岡県 博多市民センターにて3人チームの遊戯王大会である
「第19回HAKATA CUP チーム戦withはっち」が開催されました。
27チーム、合計81名の参加者によって大会が行われ
優勝したチームは【サンダードラゴン】【オルフェゴール】そして【魔鍾洞】でした。
以前からたびたび強力なロックカードとして話題になっていた魔鍾洞ですが
大会にも成績を残すようになりましたね。
ですが自分が特に興味を持ったのは大会準優勝のデッキ、
その中の【ダイーザメタビート】です。
紅蓮魔獣ダ・イーザ、昔から除外を多用するデッキにおいて優秀なアタッカーでしたが
それを主軸にしたデッキが大会に成績を残すというのはさすがに驚きました。
というわけで大会準優勝チームである「ノーカ固定の王」、
その1人、あっちこっち選手が使用したデッキを紹介したいと思います。
目次
デッキ構成
スケープ・ゴースト ×3
増殖するG ×3
灰流うらら ×2
紅蓮魔獣 ダ・イーザ ×3
閃光の追放者 ×1
妖精伝姫-カグヤ ×3
妖精伝姫-シンデレラ ×1
機巧蛇-叢雲遠呂智 ×3
神獣王バルバロス ×2
エネミーコントローラー ×2
サンダー・ボルト ×1
スケープ・ゴート ×2
ハーピィの羽根帚 ×1
強欲で謙虚な壺 ×1
強欲で貪欲な壺 ×3
強欲で金満な壺 ×2
月鏡の盾 ×1
禁じられた聖槍 ×1
マクロコスモス ×3
大捕り物 ×3
強制脱出装置 ×2
神の宣告 ×2
神の警告 ×1
神の通告 ×2
神風のバリア -エア・フォース- ×1
虚無空間 ×1
宵星の機神ディンギルス ×2
リンクリボー ×2
リンク・スパイダー ×2
セキュリティ・ドラゴン ×1
トロイメア・ケルベロス ×1
トロイメア・フェニックス ×1
トロイメア・ユニコーン ×1
星杯戦士ニンギルス ×1
トロイメア・グリフォン ×1
ヴァレルソード・ドラゴン ×1
双穹の騎士アストラム ×1
召命の神弓-アポロウーサ ×1
ダイナレスラー・パンクラトプス ×3
幻創龍ファンタズメイ ×3
ツインツイスター ×3
魂吸収 ×3
拮抗勝負 ×3
徹底的に大量に除外カードを増やしていくスタイル!
まず主軸となる紅蓮魔獣ダ・イーザに
その攻撃力を大幅に高めつつドローソースとなる強欲で貪欲な壺と強欲で金満な壺、
そして最近登場した大量のカードを除外しつつモンスター除去としても機能する
機巧蛇-叢雲遠呂智をそれぞれ3枚積みしているという
ひたすらに大量に除外をしてダ・イーザの攻撃力を高めるという構成になっています。
デッキ枚数が50枚と多めですがこれはデッキのカードを大量に除外していく為
デッキの枯渇防止や発動回数の増加といった意味合いがあるのでしょう。
またマクロコスモスや閃光の追放者も採用されており
ダ・イーザの攻撃力を高めつつ相手の墓地利用を妨害していきます。
強欲で謙虚な壺が採用されているのは
ダ・イーザを手札に持ってくる確率を少しでも高める為だと思われます。
相手の展開を徹底的に妨害!
メタビートというだけあり他にも妨害系のカードが多数あります。
まず警告宣告通告といった神カウンターを揃えておりこれに虚無空間も加えて
相手のモンスターの展開をひたすらに妨害していきます。
また妖精伝姫-カグヤ、強制脱出装置、神風のバリア -エア・フォース-と
相手モンスターをバウンスするカードが多数入っているのも特徴です。
特殊召喚を封じた上で通常召喚したモンスターもバウンスし
フィールドががら空きになる状況を作りやすくしているのでしょう。
他興味深い要素としてスケープ・ゴートとスケープ・ゴーストという
大量にトークンを生成するカードが採用されています。
これは壁やリンク素材として活用する他
エネミーコントローラーによって相手モンスターを奪う為の
リリース要員としての役割もあるのでしょう。
神獣王バルバロスは機巧蛇-叢雲遠呂智と合わせて
宵星の機神ディンギルスのエクシーズ素材用ですね。
積極的にエクストラデッキは除外していく方向性ですが
ちゃんとエクストラデッキも活かせる構成になっています。
いやぁ実に思い切ったデッキです。
機巧蛇-叢雲遠呂智はダ・イーザと相性がいいとは思っていましたが
早速こうして活かしたデッキが名を残すと感慨深いですね。
新しいカードも入れつつ神獣王バルバロスや神風のバリア -エア・フォース- など
あまり見ないカードも入れている、
こういうオリジナリティ溢れるデッキを組める人は尊敬します。