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遊戯王カード考察:≪No.60 刻不知のデュガレス(ナンバーズ60ときしらずのデュガレス)≫次ターンを前借して発動する3つの効果

今回紹介するのはCOLLECTION PACK-革命の決闘者編-よりこのカードです。

 

 

カード説明

No.60 刻不知のデュガレス
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/炎属性/悪魔族/攻1200/守1200
レベル4モンスター×2
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードのX素材を2つ取り除き、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分はデッキから2枚ドローし、その後手札を1枚選んで捨てる。
次の自分ドローフェイズをスキップする。
●自分の墓地からモンスター1体を選んで守備表示で特殊召喚する。
次の自分メインフェイズ1をスキップする。
●自分フィールドのモンスター1体を選び、
その攻撃力をターン終了時まで倍にする。
次の自分ターンのバトルフェイズをスキップする。
新たなるナンバーズの1体となる炎属性悪魔族のランク4エクシーズです。
翼を生やし左肩に鳥、右手に杖を持った魔術師のようなモンスターです。
ナンバーズの数字は右の羽根に刻まれています。
60という数字は秒や分などの時刻を表しているのでしょう。
また攻撃力守備力が1200と
これまた時計の時刻を思わせる数字になっています。
よく見ると鳥の背中にも時計が刻まれているのが確認できます。
刻不知(ときしらず)というのは時期や季節を選ばないという意味の言葉で
キンセンカやトキナシダイコンのように時期に関係なく咲く花や
春から夏にかけて獲れる若い鮭(時鮭)の呼び名としても使われます。
効果からも時間を強く意識したナンバーズとなっています。
名前や悪魔族である点、肩に鳥を乗せている事から
モチーフはソロモン72柱のアガレスだと思われます。
拳にオオタカを乗せた老人の姿をした悪魔で
元々はナイル川の濃厚神で同時に時間を司る神であったとされます。

次のターンのフェイズを前借して得られる3種類の独特な効果

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レベル4モンスター×2
エクシーズ素材には特に指定はなくシンプルにレベル4モンスター2体で召喚が可能です。
汎用エクシーズとして選択肢の1つとなれるでしょう。
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードのX素材を2つ取り除き、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
その効果は1ターンに1度、オーバーレイユニットを2つ取り除く事で
3つある効果から1つを選択するというものです。
●自分はデッキから2枚ドローし、その後手札を1枚選んで捨てる。
次の自分ドローフェイズをスキップする。
1つ目の効果は次の自分ドローフェイスをスキップする代わりに
デッキから2枚ドローして手札を1枚すてるというドロー効果です。
実質的に次のターンのドローを前借しつつ1枚の手札交換をしている形になります。
そのままでは1枚の墓地アドバンテージを得られるだけとなりますが
無謀な欲張りなどデメリットを同じくするカードと組み合わせる事で
よりアドバンテージが得られるようになります。
●自分の墓地からモンスター1体を選んで守備表示で特殊召喚する。
次の自分メインフェイズ1をスキップする。
2つ目の効果は次の自分メインフェイズ1をスキップする代わりに
墓地からモンスター1体を守備表示で特殊召喚する蘇生効果です。
これはある意味次ターンの展開を前借しているとも解釈できますね。
次のターンでのプレイングに工夫こそ求められますが
シンプルにアドバンテージを得られる効果となっています。
メインフェイズ2は動けるので他と比べればカバーの可能なデメリットと言えます。
ランク4のナンバーズを蘇生すれば
No.100 ヌメロン・ドラゴンのエクシーズ召喚に繋げる事も可能です。
●自分フィールドのモンスター1体を選び、
その攻撃力をターン終了時まで倍にする。
次の自分ターンのバトルフェイズをスキップする。
3つ目の効果は次の自分ターンのバトルフェイズをスキップする代わりに
自分のモンスター1体の攻撃力をそのターンの間倍にするというものです。
これは次のターンの攻撃を前借していると解釈できますね。
攻撃力の高いモンスターを別途用意する事が出来れば
1ターンキルも狙える強力な強化効果となっています。
リンクマーカーでEX召喚枠を確保できるのであれば
希望皇ホープ・ダブルあたりと一緒に並べてみるのも面白いでしょう。

そのターンに勝負を決められればデメリットは関係なし!

3つの効果のどれもが「次の自分フェイズのいずれかをスキップして効果を発動する」という
未来の時間を前借りして発動するような効果となっています。
いずれにもそれぞれデメリットはあるものの優秀な効果であり
状況やデッキに応じて様々な使い方ができるでしょう。
特に③の効果は状況次第では1ターンキルを狙う事も可能であり
そしてそれが可能であれば実質デメリットを踏み倒したも同然です。
いずれも尖った効果ながら他のランク4には真似できない芸当が可能なエクシーズであり
汎用のランク4の選択肢としては十分すぎる個性を放っています。
どれか1つの効果でも有効利用できそうであれば
ランク4エクシーズの選択肢として混ぜてみる価値はあるでしょう。
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