神鳥シムルグ
元は13年ほど前に
「ストラクチャーデッキ-烈風の覇者-」で登場したカードです。
その後ダーク・シムルグや始祖神鳥シムルグといった派生も出ましたが
今回RISING RAMPAGE(ライジング・ランペイジ)新規カードが大量追加、
この度ついにカテゴリ、テーマ化する事となります。
今回はその【シムルグ】について解説したいと思います。
目次
カードリスト
効果モンスター
星7/風属性/鳥獣族/攻2700/守1000
このカードは特殊召喚できない。
このカードをアドバンス召喚する場合、
リリースするモンスターは風属性モンスターでなければならない。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
お互いのプレイヤーは
お互いのエンドフェイズ毎に1000ポイントダメージを受ける。
この時、それぞれのプレイヤーが受けるダメージは
魔法・罠カードをコントロールしている数×500ポイント少なくなる。
効果モンスター
星7/闇属性/鳥獣族/攻2700/守1000
①:自分の墓地から闇属性モンスター1体と
風属性モンスター1体を除外して発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
②:このカードが墓地に存在する場合、
手札から闇属性モンスター1体と
風属性モンスター1体を除外して発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
③:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
このカードの属性は「風」としても扱う。
④:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手はカードをセットできない。
効果モンスター
星8/風属性/鳥獣族/攻2900/守2000
このカードが手札にある場合通常モンスターとして扱う。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
風属性モンスターの生け贄召喚に必要な生け贄は1体少なくなる。
風属性モンスターのみを生け贄にしてこのカードの生け贄召喚に成功した場合、
相手フィールド上のカードを2枚まで持ち主の手札に戻す。
効果モンスター
星1/風属性/鳥獣族/攻 0/守1600
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚に成功した時に発動できる。
このターン、自分は通常召喚に加えて1度だけ、
自分メインフェイズに「シムルグ」モンスター1体を召喚できる。
②:このカードが墓地に存在し、
相手の魔法&罠ゾーンにカードが存在しない場合に発動できる。
このカードを守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、
フィールドから離れた場合に除外される。
この効果の発動後、
ターン終了時まで自分は鳥獣族モンスターしか特殊召喚できない。
効果モンスター
星2/風属性/鳥獣族/攻1000/守1000
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚に成功した時に発動できる。
デッキから「招神鳥シムルグ」以外の「シムルグ」カード1枚を手札に加える。
②:このカードが墓地に存在し、
相手の魔法&罠ゾーンにカードが存在しない場合に発動できる。
このカードを守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、
フィールドから離れた場合に除外される。
この効果の発動後、
ターン終了時まで自分は鳥獣族モンスターしか特殊召喚できない。
効果モンスター
星3/風属性/鳥獣族/攻1500/守 200
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚に成功した時に発動できる。
デッキから「死神鳥シムルグ」以外の「シムルグ」カード1枚を墓地へ送る。
②:このカードが墓地に存在し、
相手の魔法&罠ゾーンにカードが存在しない場合に発動できる。
このカードを守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、
フィールドから離れた場合に除外される。
この効果の発動後、
ターン終了時まで自分は鳥獣族モンスターしか特殊召喚できない。
効果モンスター
星4/風属性/鳥獣族/攻1400/守1000
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚に成功した時、
相手の魔法&罠ゾーンのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主の手札に戻す。
②:このカードが墓地に存在し、
相手の魔法&罠ゾーンにカードが存在しない場合に発動できる。
このカードを守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、
フィールドから離れた場合に除外される。
この効果の発動後、
ターン終了時まで自分は鳥獣族モンスターしか特殊召喚できない。
効果モンスター
星8/風属性/鳥獣族/攻2900/守2000
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:アドバンス召喚したこのカードは
相手の魔法・罠カードの効果の対象にならない。
②:魔法・罠カードの効果が発動した時、
自分フィールドの鳥獣族・風属性モンスター1体をリリースし、
相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主のデッキに戻す。
③:このカードが墓地に存在し、
自分の鳥獣族モンスターが戦闘で破壊された時に発動できる。
このカードを手札に加える。
効果モンスター
星8/闇属性/鳥獣族/攻2900/守2000
このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが手札・墓地に存在し、
自分が闇属性または風属性のモンスターの
アドバンス召喚に成功した場合に発動できる。
このカードを特殊召喚する。
②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
このカードの属性は「風」としても扱う。
③:魔法・罠カードの効果が発動した時、
自分フィールドの鳥獣族・風属性モンスター1体をリリースして発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
フィールド魔法
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:フィールドの鳥獣族・風属性モンスターの攻撃力・守備力は300アップする。
②:手札のレベル5以上の鳥獣族・風属性モンスター1体を相手に見せて発動できる。
このターン、
自分は鳥獣族モンスターを召喚する場合に必要なリリースを1体少なくできる。
③:自分フィールドに鳥獣族・風属性モンスターが存在する場合に発動できる。
鳥獣族モンスター1体を召喚する。
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:手札から鳥獣族モンスター1体を捨てて発動できる。
デッキから「シムルグ」モンスター2体を手札に加える(同じ属性は1体まで)。
②:墓地のこのカードを除外して発動できる。
手札の鳥獣族モンスター1体を相手に見せる。
このターン、
そのモンスター及び自分の手札の同名モンスターのレベルを1つ下げる。
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:手札から鳥獣族モンスター1体を捨てて発動できる。
相手の魔法&罠ゾーンのカードを全て持ち主の手札に戻す。
②:墓地のこのカードを除外して発動できる。
手札の鳥獣族モンスター1体を相手に見せる。
このターン、
そのモンスター及び自分の手札の同名モンスターのレベルを1つ下げる。
永続罠
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドの鳥獣族モンスターの内、
攻撃力が一番高い鳥獣族モンスター以外の鳥獣族モンスターは、
攻撃対象にならず、相手の効果の対象にもならない。
②:自分フィールドの、元々のレベルが7以上で元々の属性が異なる
「シムルグ」モンスター2体とこのカードを墓地へ送って発動できる。
フィールドのカードを全て持ち主の手札に戻し、
自分は手札に戻した数×500のダメージを受ける。
その後、自分が受けたダメージと同じ数値分のダメージを相手に与える。
テーマ特徴
テーマの特徴を挙げると以下の通りです。
・美しい色どりを持つ鳥達のテーマである
・鳥獣族のテーマで風属性がメインだが一部闇属性もいる
・下級モンスターは相手の魔法罠ゾーンにカードが無い時に蘇生できる
・下級を展開し召喚権を増やしつつアドバンス召喚を狙っていく
・とにかく相手の魔法罠を妨害する
・ストラクチャーデッキRなんてなかった
様々な色合いの着飾った麗しい鳥達が並んでいます。
元々神鳥シムルグが着飾った感じのモンスターだった為
他のカードもそれに倣ってる感じですね。
ちなみにシムルグとはイラン神話に登場する神秘的な鳥で
象すら運べるほどの巨大な体に治癒の力を持つ羽毛を持つと言われています。
相手の魔法罠ゾーンに魔法罠が無ければ蘇生
下級のシムルグ達はいずれも相手の魔法罠ゾーンにカードが無い時に
墓地から蘇生できる効果を持っています。
これらの下級シムルグをリリース要員にして
烈風の覇者シムルグをはじめとする
最上級シムルグのアドバンス召喚を狙っていくのが基本戦術となります。
この為いかに下級シムルグの蘇生条件である
「相手の魔法罠ゾーンにカードがない」
という状況を作っていくかがこのテーマの鍵となります。
バウンス効果を持つ護神鳥シムルグや始祖神鳥シムルグに神鳥の排撃、
相手のカードのセットを封じるダーク・シムルグなどを駆使し
相手の魔法罠ゾーンにカードが残らない状況を作っていく事になります。
それとは別にハーピィの羽箒をはじめとする魔法罠除去も
用意しておくに越した事はないでしょう。
また専用のフィールド魔法である神鳥の霊峰エルブルズは
鳥獣族がいる時に召喚権を増やしたり
上級の鳥獣族のリリース素材を減らしたりと
最上級シムルグのアドバンス召喚を大きくサポートしてくれます。
神鳥の霊峰エルブルズがある状態であれば
招神鳥シムルグを召喚して最上級シムルグをサーチ、
そのまま召喚権を増やしてアドバンス召喚するという動きが作れます。
神鳥の来寇と神鳥の排撃は
両方とも墓地から除外する事で手札の鳥獣族のレベルを下げられますが
この2つのカードは1ターンに同時に発動する事が可能です。
同時に使えば合計で2レベル下がるので
そのままレベル8のシムルグに必要なリリース要員が1つ減ります。
テクニックの1つとして覚えておきましょう。
魔法罠を妨害する手段が豊富
テーマの特徴としては特に対魔法罠に強い点が挙げられます。
相手のカードのセットを封じるダーク・シムルグもそうなのですが
仮にセットされても手札に戻す手段が豊富にあり
またダークネス・シムルグで相手の魔法罠の発動を無効に出来るので
とにかく魔法罠に大きく依存するデッキに対して有利に立てます。
一方モンスターに対してはリリース要員こそ必要になりますが
烈風の覇者シムルグや神鳥の烈戦で対処していく事になるでしょう。
いやぁまさかここに来てカテゴリ化されるとは思っていませんでした。
元々ストラクチャーデッキに登場したカードという事もあり
その代わりとしてカテゴリ化という感じなんでしょうか。
中々癖のあるテーマですがだからこそ面白いと思います。
個人的に相性がいいと思われるカード
永続罠
①:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
お互いに魔法カードはセットしなければ発動できず、
セットしたプレイヤーから見て次の自分ターンが来るまで発動できない。
効果モンスター
星8/風属性/鳥獣族/攻2800/守1000
このカードはアドバンス召喚したモンスター1体を
リリースしてアドバンス召喚できる。
①:このカードがアドバンス召喚に成功した場合、
フィールドのカード1枚と自分
または相手の墓地のカード1枚を対象として発動する。
そのカードを好きな順番で持ち主のデッキの一番上に戻す。
このカードが風属性モンスターをリリースしてアドバンス召喚に成功した場合、
その時の効果に以下の効果を加える。
●フィールドのカード1枚を対象として持ち主の手札に戻す事ができる。
効果モンスター
星4/風属性/鳥獣族/攻1500/守1500
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードを手札から捨てて発動できる。
デッキから「シュトロームベルクの金の城」1枚を手札に加える。
②:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、
相手の魔法&罠ゾーンのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。