今回紹介するのはDARK NEOSTORMよりこのカードです。
雲魔物の雲核
通常魔法
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:手札から「雲魔物」モンスター1体を捨て、
フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
対象のモンスターにそのレベルの数だけフォッグカウンターを置く。
②:自分の墓地からこのカードと「雲魔物」モンスター1体を除外して発動できる。
デッキから「雲魔物」モンスター1体を特殊召喚する。
クラウディアンの新規となる通常魔法です。
クラウディアンに新しいカードが登場するのは実に11年ぶりです。
雲核とは雲を形成する雲粒の核となる微粒子の事で
砂埃、火山灰、塩分などが該当します。
イラストは恐らくスモークボールがそれらの雲核に水分を集め
雲を形成していく場面を表しているのでしょう。
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:手札から「雲魔物」モンスター1体を捨て、
フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
対象のモンスターにそのレベルの数だけフォッグカウンターを置く。
①の効果は1ターンに1度、手札からクラウディアン1体を捨てる事で
フィールドのモンスター1体にそのレベル分フォッグカウンターを置くというものです。
手札コストこそ必要ですがクラウディアンにとってかなり強烈な効果であり
コンスタントに大量のカウンターを確保する手段として重宝します。
各クラウディアンにカウンターを乗せる事で出来る事としては
ニンバスマン:攻撃力2500アップ
キロタロス:モンスター2体破壊
アシッド・クラウド:魔法罠2枚破壊
タービュランス:スモークボール合計4体特殊召喚
と実用的なものばかりが揃います。
特にタービュランスは自身の召喚時の効果と合わせて
裁定でも5体のスモークボールの特殊召喚に繋げられるので
主にリンク召喚に大活躍してくれるでしょう。
またニンバスマンとアルトスは自身以外にフォッグカウンターを乗せても機能します。
相手にジズキエルあたりを送り付けた上でそいつにこのカードを発動する事で
ニンバスマンは攻撃力が5000上昇、
アルトスは3枚のハンデスを行った上でまだカウンターが1つ余ります。
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
②:自分の墓地からこのカードと「雲魔物」モンスター1体を除外して発動できる。
デッキから「雲魔物」モンスター1体を特殊召喚する。
②の効果は墓地からこのカードとクラウディアン1体を除外する事で
デッキからクラウディアンを特殊召喚できるというものです。
攻撃力3000のアイ・オブ・ザ・タイフーンが筆頭候補となりますが
カウンターを乗せる手段を確保しているのなら他のクラウディアンを出すのもいいでしょう。
墓地のクラウディアンはストーム・ドラゴンも活用する為注意が必要ですが
大天使クリスティアや氷霊神ムーラングレイスを採用する場合、
墓地の枚数を調整する手段にもなりえます。
①の効果とはトレードオフであり
1ターンにどちらか片方しか発動できない点には注意です。
①の効果が強力なのであちらの効果が有効に狙える場合にはあちらを使い、
間が出来た時にはこちらの効果を使うといった感じになるでしょう。
おろかな副葬などで直接デッキから墓地に落として効果を発動する事も出来ますが
①の効果を発動する前に除外するのはちょっともったいないかもしれません。
クラウディアンはGX時代の非常に古いテーマですが
リンク召喚との相性もよく様々な戦術が行える面白いテーマです。
このカードはそんなクラウディアのアドバンテージ面を大幅に強化してくれるカードで
手札コストを考慮しても2、3枚のアドバンテージは確保可能です。
既存のクラウディアンをサポートするという形のカードという事もあり
クラウディアンが持つやれることの多さをより高めてくれる存在と言えます。
こういう昔のテーマがまた日の目を見るみたいなのは本当に好きです。