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遊戯王カード考察:ネオ・カイザー・グライダー ずいぶん・・・鍛え直したな・・・実はある種の原作再現をしています

今回紹介するのは20th ANNIVERSARY LEGEND COLLECTIONよりこのカードです。

 

 

 

ネオ・カイザー・グライダー
効果モンスター
星6/光属性/ドラゴン族/攻2400/守2200
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:手札からこのカードとモンスター1体を捨て、
自分の墓地のドラゴン族の通常モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
②:このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
相手フィールドの全てのモンスターの攻撃力はターン終了時まで500ダウンする。

 

 

カイザー・グライダーのリメイクカードです。

 

ビフォー

アフター

 

別物だこれーーーーー!?

青紫を基調とした色合いとなり目は赤い大きなアイカメラが1つ、

造形も機械で出来たワイバーンっていった感じであり

色から見た目からもう何から何まで変わっています。

もはや「金属の竜」以外の共通点が見出せません。

このイラストだけ見てこのカードが

カイザー・グライダーのリメイクだってわかる人いねーよ!

イラスト下に高橋和希先生のサインが描かれており

このカードもまた高橋和希先生が書き下ろしたカードだと分かります。

しかしマジシャン・オブ・ブラックカオス、ブラック・マジシャン・ガール、

エクゾディア、ブルーアイズ、レッドアイズと

他の書下ろしカードがまさにこれぞ遊戯王って感じの面子なのに対し

カイザー・グライダーだけ何ていうか妙に場違い感があります。

これ多分あれですね。

ただ単純に先生が描きたかった枠じゃないでしょうか

 

 

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:手札からこのカードとモンスター1体を捨て、
自分の墓地のドラゴン族の通常モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。

①の効果は1ターンに1度、手札からこのカードとモンスター1体を捨てる事で

墓地のドラゴン族通常モンスター1体を特殊召喚する蘇生効果です。

【ブルーアイズ】や【レッドアイズ】、【守護竜】など

ドラゴン族通常モンスターをメイン活用していくデッキで使っていく事になりますが

この効果だけだと手札コストなしでフリーチェーンで同じことができる

速攻魔法の銀龍の轟咆の方が使い勝手で上になります。

差別化を考えるのであれば②の効果を上手く活用する他に

超再生能力で手札コストにした分だけドローをしたり

伝説の白石などを捨てて手札コストにするといった運用をしていく事になるでしょう。

あとはフルモンスター軸でも活用する事が可能です。

 

 

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
②:このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
相手フィールドの全てのモンスターの攻撃力はターン終了時まで500ダウンする。

②の効果は1ターンに1度、墓地から送られた場合に

そのターンの間相手全てのモンスターの攻撃力を500下げる弱体化効果です。

丁度ハリマンボウを1ターンに1度だけにした代わりに

相手モンスター全体を弱体化できるようにしたって感じの効果ですね。

どこから墓地に送られてもいいので①の効果で墓地へ送る他に、

デッキから直接墓地へ送る事でも発動が可能です。

このカードを使うのであれば龍の霊廟は問題なくデッキに入ると思うので

主にこれを使ってデッキから墓地へ送る事になるでしょう。

下げる攻撃力は500と中々悪く無い数字であり、

フリーチェーンで墓地へ送る事が出来ればコンバットトリックとしても使えます。

 

 

見た目だけでなく効果の方も元のカイザー・グライダーと全然別物になってますが

恐らくこれは原作遊戯王における闇の仮面&光の仮面戦において

手札抹殺でカイザー・グライダーがギルファー・デーモンと一緒に手札から捨てられ

死者蘇生で青眼の白龍を墓地から蘇生させた

というシチュエーションを再現した結果の効果なのでしょう。

墓地へ送られた際に場のモンスター全体の攻撃力を500下げるというのは

ギルファー・デーモンの原作における効果であり

ある種このカードは原作のギルファー・デーモンを再現した効果だと言えます。

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