今回紹介するのは20th ANNIVERSARY LEGEND COLLECTIONよりこのカードです。
マジシャン・オブ・ブラックカオス・MAX
儀式・効果モンスター
星8/闇属性/魔法使い族/攻2800/守2600
「カオス・フォーム」により降臨。
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが特殊召喚に成功した場合、
自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。
このターン、相手はモンスターの効果を発動できない。
②:このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時、
自分の墓地の魔法カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
マジシャン・オブ・ブラックカオスのリメイクとなる儀式モンスターです。
ブルーアイズ・カオス!MAX!ドラゴンに引き続き
マジシャン・オブ・ブラックカオスもMAX!になりました。
ブルーアイズ・カオス!MAX!ドラゴンは津田健次郎さんの熱演もあって
素晴らしいダサかっこよさに溢れた響きがありましたが
こちらはこちらで風間俊介さんがノリノリで叫んでくれたら
非常に盛り上がりそうな響きがあります。
でもこのネーミングってやっぱり海馬社長の方があってる気がします。
マジシャン・オブ・ブラックカオスから拘束具のような衣装はそのままに
よりブラック・マジシャンに近い感じの帽子や
枝分かれしたような形状のマントを身に着けています。
手に持った杖は大きく歪曲しており杖というよりもはやグレイヴです。
桜の花びらが舞っていますがもしかしたら高橋和希先生なりに
和風をイメージしているのかもしれません。
「カオス・フォーム」により降臨。
対応する儀式魔法はカオス・フォームです。
レベル8なのでブルーアイズ・カオス!MAX!ドラゴンとほぼ出し方は同じであり
ブラック・マジシャンよりは青眼の白龍の方が生贄に向いています。
高等儀式術に対応する事も含めて
ブルーアイズ・カオス!MAX!ドラゴンと一緒に採用するのも1つの手でしょう。
もしくは最初からカオス・フォームで出すのは諦めて
レベル4通常モンスター2体で高等儀式術から出したり
デビリチャルを採用して魔神儀の祝誕で出すといった手があります。
【ブラック・マジシャン】で出す場合直接儀式召喚を狙うのではなく
マジシャン・オブ・カオスを儀式召喚しておいて
あちらの効果で召喚条件を無視して特殊召喚するという手があります。
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが特殊召喚に成功した場合、
自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。
このターン、相手はモンスターの効果を発動できない。
①の効果は特殊召喚した場合に自分のモンスター1体をリリースする事で
そのターンの間相手のモンスター効果の発動を封じるというものです。
フィールドだけでなく手札からのモンスター効果の発動も封じる事ができ
相手ターンに使えばSNo.0 ホープ・ゼアルに通ずる強力な妨害として機能し
自分ターンでも相手の手札誘発などを恐れずに行動する事が可能です。
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
②:このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時、
自分の墓地の魔法カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
②の効果は1ターンに1度、相手モンスターを戦闘破壊した時に
墓地の魔法カードを手札に加える回収効果です。
混沌の黒魔術師を強く意識した効果ですね。
戦闘を介する必要こそあるものの攻撃力は2800と中々に高いので
条件を満たすのはそれほど難しくはないでしょう。
魔法カードなら何でも回収可能であり
混沌の黒魔術師と違い回収したターンに発動可能なのも美味しいです。
ブルーアイズ・カオス!MAX!ドラゴンが
豪快な攻撃力と耐性、そして貫通効果という海馬社長らしいシンプルな強さなのに対し
こちは魔法回収に相手のモンスター効果封じと
遊戯らしい魔法による支援やトリッキーさを重視した実に「らしい」対比になっています。
特に①の効果は儀式召喚に限らず特殊召喚全般で効果を発動でき
さらに自身をリリースして効果を発動できる事から1度儀式召喚さえしてしまえば
蘇生カードが「そのターン相手のモンスター効果を封じるカード」へと変貌します。
これが非常にえげつなく上手く戦線復帰などの蘇生カードを活用して
相手ターンが来るたびにこのカードを蘇生する事が出来れば
機能停止に陥る相手も少なくありません。
同時に相手ターンに儀式召喚する事で真価を発揮できるカードなので
緊急儀式術を使って儀式召喚する価値も高いです。