今回紹介するのはLINK VRAINS PACK2よりこのカードです。
ハーピィ・コンダクター
リンク・効果モンスター
風属性/鳥獣族/攻1900/LINK-2
【リンクマーカー:左下/右下】
\ ↑ /
← →
/ ↓ \
風属性モンスター2体
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードのカード名は、
フィールド・墓地に存在する限り「ハーピィ・レディ」として扱う。
②:自分フィールドの「ハーピィ」モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、
代わりに自分フィールドの魔法・罠カード1枚を破壊できる。
③:このカード以外の自分フィールドの表側表示の
「ハーピィ」モンスターが自分の手札に戻った場合、
相手フィールドの特殊召喚されたモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを持ち主の手札に戻す。
ハーピィの新規となるLINK-2リンクモンスターです。
淡い紫色の髪と白い翼を特徴的なちょっとディーラーっぽい恰好をしたハーピィです。
コンダクターとは指揮者の事であり
ハーピィの中でも指揮官的な役割を持っているのかもしれません。
【リンクマーカー:左下/右下】
風属性モンスター2体
リンク素材には風属性2体を指定しています。
各種ハーピィを素材にできる他、ダンディライオンを墓地に落とせば
綿毛トークン2体でリンク召喚をすることも可能です。
あとはベイゴマックスとタケトンボーグのスピードロイド出張セットでもいけます。
リンクマーカーは左下と右下の2つです。
リンクヴレインズパックに引き続きこの向きが今回のパックの主流になりそうですね。
①:このカードのカード名は、
フィールド・墓地に存在する限り「ハーピィ・レディ」として扱う。
①の効果は場と墓地でハーピィ・レディとして扱う名称変更効果です。
ハーピィではお馴染みの効果ですがリンクモンスターなのがポイントで
ハーピィの狩場が場にあればハーピィ2体を素材にリンク召喚して
合計3枚の魔法罠を破壊するといった芸当も可能です。
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
②:自分フィールドの「ハーピィ」モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、
代わりに自分フィールドの魔法・罠カード1枚を破壊できる。
②の効果は1ターンに1度、ハーピィが破壊される場合に
自分の場の魔法罠1枚を身代わりにできるというものです。
特にヒステリック・サインや魅惑の合わせ鏡、
華麗なるハーピィ・レディとのコンボを意識している効果であり
この効果でこれらを破壊することで効果の発動トリガーにできます。
勿論それ以外の破壊をトリガーにするカード
例えば荒野の大竜巻や各種アーティファクトのトリガーにも使えます。
これらのカードがフィールドにある状態では
相手は迂闊にこのカードを破壊する事はできなくなるでしょう。
能動的に発動を狙う場合、自爆特攻をしたり
ブラック・ホールや激流葬に巻き込んでしまうのも1つの手です。
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
③:このカード以外の自分フィールドの表側表示の
「ハーピィ」モンスターが自分の手札に戻った場合、
相手フィールドの特殊召喚されたモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを持ち主の手札に戻す。
③の効果は1ターンに1度、ハーピィと名の付くモンスターが手札に戻った場合に
相手の特殊召喚されたモンスターも手札に戻してしまうバウンス効果です。
効果の発動トリガーとしてはハーピィ・ハーピストやハーピィ・ダンサーがいる他、
霞の谷のファルコンや強制脱出装置なんかもあります。
【ハーピィ】にとっては全体に疑似的な破壊耐性を付与しつつ
モンスター除去にも対応してくれるありがたいリンクモンスターとなります。
墓地にハーピィを送りやすくなるので
ヒステリック・パーティーの使い勝手も向上してくれるでしょう。
では【ハーピィ】デッキ以外にはどうでしょうか?
まずこのカードは鳥獣族なのでゴッドバードアタックに対応しています。
風属性2体で出せる鳥獣族のリンクモンスターというのは中々にポイントで
風属性デッキ全般にゴッドバードアタックを採用する選択肢を作り出してくれます。
またヒステリック・パーティーで墓地から蘇生できるのもポイントです。
風属性デッキなら3枚リンク召喚する事もそれほど難しいものでもなく、
上手く連続リンク召喚などで墓地に送ればヒステリック・パーティーで3体蘇生、
さらなるリンク召喚の素材にしたりなどが風属性デッキ全般で可能となります。
ハーピィの羽根吹雪なんかも風属性デッキ全般で採用が可能となるでしょう。
このように風属性デッキ全般のいて中々に面白いカードだと思います。