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ソード・ワールド2.5ルールブックⅡ登場!新種族「メリア」やバードやフェアリーテイマーなどの仕様変更など

ソード・ワールド2.0のバージョンアップとなるソード・ワールド2.5。

そのルールブックⅡが9月20日に発売されました。

やはり細かい仕様変更などいくつも存在しているので紹介していきたいと思います。

 

 

新種族「メリア」

今回登場する新種族は植物から人族になった存在であるメリアです。

外見は人間そっくりながらも体の一部が花になっているのが特徴で

また肌も人間と同じ色の他に緑がかったタイプも存在しています。

大きな特徴として草花をモチーフとする短命種と

樹木をモチーフとする長命種の2種類が存在しており

長命種は300年ほどの寿命を持っていますが短命種の寿命はわずか10年!

ハイマンやコボルドよりも儚い命なのです。

寿命故か性格にも違いがあり長命種は穏やかで思慮深く、

逆に短命種は明るく行動的な傾向にあります。

また生まれてくる子供は種子という形なのも特徴的です。

異種族だけでなく長命種と短命種同士で子供を作る事は出来ませんが

他種族に恋をするケースも多く存在しているようです。

 

ステータスとしては特に生命力が高く、次いで知力や精神力が高めで

逆に器用、敏捷、筋力は低い傾向にあります。

「耐久力に優れる後衛がやりたい」という場合にうってつけの種族で

倒れにくい回復係などを作りたい時にオススメできます。

種族特徴として睡眠が不要であり朝6時に他の種族が

寝て起きたのと同じようにHPやMPが回復します。

眠る必要がないというのは大きなメリットですが

任意のタイミングで寝て回復できないという意味では注意が必要です。

また種族特徴が強化されると自然環境で太陽の光が届く場所であれば

生命抵抗に+4のボーナスが入ります。

 

 

仕様変更されたバード、フェアリーテイマー

今回、特にSW2.0に比べて大きな変化があるのはバード技能でしょう。

今までの呪歌に加え新たに終律というものが追加されています。

呪歌を奏でると呪歌の種類に応じて「高揚」「鎮静」「魅惑」という

3種類の楽素というものがそれぞれ溜まり、

また一定値以上の達成値で演奏をするとさらに追加で楽素が貰えます。

この楽素を消費する事で終律を演奏する事が可能であり

主にダメージを与えたり回復するといった行動が可能となります。

これによりSW2.5のバードは呪歌で支援をしつつ楽素を溜めていき

楽素が溜まったら終律で攻撃や回復に転じるといった立ち回りが可能となります。

 

これに伴いバード用の新しい戦闘特技や装備も多数追加されており

終律の威力を10上げる《終律増強》に呪歌や終律の取得数を増やす《呪歌追加》、

本来抵抗半減の終律を抵抗必中にしてしまう《シュアパフォーマー》に

呪歌や終律用の確実化とも言える《スキルフルプレイ》、

手に入る楽素を調整できる《楽素転換》など数多くのバード用戦闘特技があります。

また《特殊楽器習熟》を取得する事で装備可能な特別な効果を持った楽器があり

武器や盾として使うたびに楽素が溜まるストリングボウやシンバルシールド、

終律の消費楽素を抑える事の出来る楽素のリュートなどが存在します。

このように非常に多くの調整が加えられており

ルールブックⅡにおける一番の目玉とも言えるでしょう。

 

 

またフェアリーテイマーも仕様が変更されており

6種類から任意の4種類の属性を選択してフェアリーテイマーレベルと

同じランク数だけその4種類の魔法が使えるようになりました。

これにより今までは2種類の属性に特化した契約をしていれば

レベル10の時点でランク15の妖精魔法が使えていましたが

今回はそれが不可能になっておりまたカオス系の魔法も使えません。

逆に4種類の属性をレベルと同じランクだけ使える用になっているので

使える魔法の種類自体は増えた事になります。

また契約のし直しも1日に1回、午前6時にするようになりました。

 

 

エンハンサーは大まかな仕様変更こそありませんが

ケンタウロスレッグやスフィンクスノレッジなど

5レベルで取得できる能力値増強系の錬技が

+12から+6へと弱体化しています。

その代わり戦闘特技の《錬体の極意》が効果時間3倍になっています。

 

 

新しい神々や特殊神聖魔法

アルフレイム大陸の神もいくつか追加されています。

まず自然の恵みと暗闇を司る”樹神”ダリオン。大神です。

特殊神聖魔法は自然環境で敵に狙われにくくなるハイドイン・ネイチャーや

回復量を2倍にするエリアを構築できるハーベスト・フィールドなど

自然や癒しに関連したものが揃っています。

 

次に”慈愛と復讐の女神”ミリッツァ。こちらも大神です。

蛮族でありながら慈愛に目覚め弱者や女性を救済するようになった神であり

その教義も女性や子供を守る事の他、復讐も司っています。

一方で男性に対してはこの神の声は届かないようで神殿も男子禁制です。

特殊神聖魔法や他者のダメージを引き受けるリダイレクト・ウーンズや

自分にダメージを与えた敵に命中や魔法行使にボーナスを得る

リベンジ・フォースなどが存在します。

 

そして”鉄道神王”ストラスフォード、小神です。

魔動機列車の生みの親であるドワーフが神となった存在で

「未知と既知の間に道を作る」という教義を掲げています。

特殊神聖魔法は壁を破壊するブラスト・ウォールに

空中に光の線路を作るゴー・ザ・ウェイなど道や移動に関するものが揃っています。

 

 

第2の剣にも新しい神がいます。

“海掠神”エイリャークは略奪を教義に掲げる大神で

海賊や水棲の蛮族に信仰されています。

特殊神聖魔法は水中で回避力が増えるウェーブ・ライディングや

水中で達成値にボーナスの得る攻撃魔法ウォーター・ハンマー等

水中に特化した構成となっています。

 

“不死の女王”ツァイデスは永遠の命を探求するというメティシエの親戚のような大神ですが

こちらは日光を嫌い、また他者の支配を目指すなど

より吸血鬼のイメージに近い神となっています。

特殊神聖魔法は陽光による不利な影響を受けなくなるサンシェイドや

自分に従うものにボーナスを、逆らうものにペナルティを与える

スピリット・ドミネイション等が存在します。

 

 

ルールブックⅠに登場した神にも特殊神聖魔法が追加されています。

補助動作でアイテムを装備し直せるミルバタルのクイックギビング、

仲間の主動作を1回増やせるハルーラのリプート、

部位数が多い相手ほど与えるダメージの増えるフルシルのミルストーム等

ユニークな特殊神聖魔法が数多く追加されています。

 

 

戦闘特技に関して

数多くの戦闘特技に細かい変更がなされています。

特に大きいのはインファイトや囮攻撃にⅡが追加された事で

インファイトⅡは命中ボーナスが+2、ダメージボーナス+4に増えており

囮攻撃Ⅱは命中した場合にはダメージが+8され

外した場合でも相手の回避を2下げる事が可能となっています。

ガーディアンもⅡが追加されSW2.0と同じく5体まで庇えるようになります。

今回のガーディアンは鉄壁も付属しており

ファイターは特に壁役として大きな光明を得ています。

またマリオネットや飛び蹴りが宣言を必要としなくなった点も見逃せません。

 

 

装備について

まずSW2.0の時に存在していた

「1ランク上の装備を必要筋力10以上上回れば装備できる」

というルールが消えておりこれによりAランクの武器を装備したければ

ちゃんと武器習熟を取る必要が出てくるようになりました。

また妖精の武器の仕様が変更され、属性のON、OFFが可能となり

さらに1つの武器に複数の属性を付与する事も可能になりました。

そのほか魔法の発動体や楽器を専用化する事も可能になっており

それぞれ知力や精神力にボーナス修正を得る事が可能です。

 

 

そして一番大きな変更要素としてアビス強化というものが追加されました。

奈落の魔域で手には入るアビスシャードを使用する事で

武器や防具にアビス強化を施す事が可能となります。

武器であれば命中やダメージを上げたりC値を下げたり、

防具であればダメージを下げたりと強力な効果を付与する事が可能ですが

同時にアビスカースと呼ばれるデメリットも一緒に付与されなければなりません。

付与されるアビスカースはランダムであり

売却価格が4分の1になるというあまり影響のないものから

手番開始に1dで1を出すと手の装備を落としてしまうとい致命的なものまでピンキリです。

アビスシャードを追加で投入する事でアビスカースの内容をふり直す事も可能であり

「当たり」が出るまで振り直すガチャのような側面も存在します。詫びシャードはよ

 

 

 

 

上記以外にも一部魔法内容の変更(リピートアクションが削除されたり)や

様々な変更点が加えられています。

今回のルールブックⅡでレベル10まで対応するようになりましたが

今後出てくるであろうルールブックⅢにも期待したい所ですね。

 

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