遊戯王ヴレインズ67話の感想です。
前回のあらすじ:リンクリボーとんだとばっちり
ラブコメの波動を感じる
場面はアースの回想、
緑豊かなサイバース世界と思われる場所でアクアとアースが接触しています。
恐らくまだサイバース世界が崩壊する前の出来事なのでしょう。
「大事な話があるからもっと近くに来て」とアクアが言うと
アースは「心の準備が・・・」と顔を赤らめて露骨に動揺しています。
人間組差し置いてイグニスがラブコメしています。
というか人間側ももう少しラブコメ頑張っていいと思うの。
ちなみにアクアのいう大事な話は「サイバース世界が近い将来分裂する」でした。
まあ大事な話ですね、そしてアースに共存するか袂を分かつか、
そのどちらを選ぶか自分で人間を確かめて判断するように言います。
アクアは人の心が読めるのでアースの恋心とかも丸わかりなんでしょう。
アースはアクアと同じ道を歩もうとしますがそれを分かっている為
自分がどちらを選ぶかは教えません、あくまで自分で判断して欲しいようです。
そしてアースに自分のリンクモンスターである、クリスタルハートを託しました。
ちなみにこのサイバース世界が分裂するという話、今までの話の辻褄から考えると
Aiや不霊夢など他のイグニス達には言っていないはずです。
恐らくアースにだけ特別に伝えたのでしょう。
クリスタルハートを託した事から考えても恋心云々は抜きにしても
アクアにとってもアースはかなり信頼している存在なのが感じ取れます。
これAi出る幕ないっすわ
ナズェミテルンディス
さて回想が終わってデュエル再開。
クリスタルハートの効果発動、相互リンクになるように
地属性リンク、今回の場合インヴァリッド・ドルメンを蘇生させます。
そしてさらにこの時クリスタルハートにカウンターが1つ発生し
カウンターの数×600だけリンク先の地属性の攻撃力を上昇させます。
やはりこのクリスタルハート、
アースに託された際にアース向けに改良されているようですね。
恐らく元々は水属性リンクを蘇生し水属性を強化する効果だったのでしょう。
ちなみにクリスタルハート自身は水属性のままだったりします。
そしてドルメンでゾンビプロセイバーを攻撃し戦闘破壊、
プレイメーカーのライフを残り1600まで削ってターンエンドです。
プレイメーカーのターン、ドロー。
まずクロックワイバーンを召喚してトークン生成し
そのトークンでリンクリボーをリンク召喚、
さらに通常魔法「リンク・バック」を発動、
これはリンクモンスターをリンク先のメインモンスターゾーンに移動させつつ
移動させたリンクのマーカー数だけデッキから墓地に肥やすという効果で
リンクリボーをメインモンスターゾーンに移動させました。
そしてサイバネット・フュージョンを発動、この時EXゾーンを開けたおかげで
墓地のリンクモンスターを除外して素材にできるという効果も発揮しています。
何気にこの効果が使われるのは初めてですね。
クロックワイバーンとリンクリボー、それに墓地のプロセイバーを素材にして
サイバース・クロック・ドラゴンを融合召喚です。
今回素材にしたリンク合計数は2体なので2枚の墓地肥やしをしつつ攻撃力4500です。
そして攻撃力0のクリスタルハートに攻撃しますがここでドルメンの更なる効果、
フィールドにいる限りドルメンにしか攻撃できなくなるという攻撃ロックです。
これによりドルメンの戦闘破壊こそ成功しますがライフは2900残り
またドルメンが破壊された事でクロックドラゴンの効果が無効、
攻撃力が2500に戻ってしまいます。
プレイメーカーはこれでターンエンドです。
さてここでAiがアースについての過去話。
平和だった頃のサイバース世界ではAiがリンクリボーと一緒にやんちゃしており
川に飛び込んでおぼれかけてる所をアクアに注意されたりしています。
Aiは相変わらずアクアは自分に気があったと主張していますが
それ問題児だから放っておけなかっただけだと思うよ。
そしてアースはそれが気に入らずによく物陰で見て嫉妬していたようです。
あ、こっちは本当かもしれない。
というのをプレイメーカーに話しますが「それ今話す必要あるか?」って反応です。
まあ要するにそれだけイグニスは人の感情を理解しているとAiは言いたかったようです。
そしてそれはデュエルの戦術にも影響を与えているのでしょう。
マダナンディスカ?
アースのターン、ドロー。
「アクアには指一本触れさせない」とやる気マンマンです。
前のターン同様にクリスタルハートでドルメンを蘇生、
しかもカウンターはさらに1つたまってドルメンの攻撃力は4000です。
そしてクロックドラゴンを戦闘破壊してプレイメーカーの残りライフは100、首の皮1枚です。
アースはなんだかんだでAiの事は「いい加減だが計算高い」と評価しているようで
Aiが動揺していてもそれがただのブラフであると見抜いています。
クリスタルハートの更なる効果でドルメンが2回攻撃可能となりダイレクトアタック、
しかしプレイメーカーはスプール・コードを発動、直接攻撃を無効にしつつ
トークンを3体生成しました。といってもAiがあからさまな演技をしていた為
何か手がある事はアースも察していました。
先ほどから足を引っ張っているようにしか見えないのに
Aiと何故一緒にいるのかとプレイメーカーに問うアース、
Aiは相棒だからといいますがプレイメーカーは相棒になったつもりはないと相変わらずの反応です。
それでもAiと一緒にいる3つの理由をプレイメーカーは言います。
お互いにやるべきことがあるから
その為に見つけ出すべき共通の敵がいるから
だから自分の意志で一緒にいると、それを相棒と呼ぶのなら好きに呼べと。
そっけないように見えて割とプレイメーカーもAiの事を信頼している感じですね。
アースはカードを2枚伏せてターンエンド。
ボーマンの事はわしにも分からん
プレイメーカーのターン、ドロー。
トークンは3体、布陣を作るには十分です。
まず2体のトークンでLINK-2、クロック・リザードをリンク召喚。
残る1体のトークンでLINK-1、リンク・ディボーティーをリンク召喚。
さらに永続魔法「リンク・ドライブ」を発動、
リンクモンスターをリリースする事でそのリンク数×500のダメージを与えるというもので
これでディボーティーをリリースして500ダメージを与えつつ
ディボーティーがリリースされた際の効果を発動させトークン2体を生成させます。
そしてこの2体のトークンでLINK-2、セキュリティ・ドラゴンをリンク召喚。
セキュリティドラゴンの効果でドルメンをバウンスさせようとしますが
ドルメンは相互リンク状態の時相手モンスターの効果を受けない耐性が付与され
このバウンスを無効にします。
しかしそれならそれでとリンク・リザードの効果発動、
自身をリリースする事で墓地の融合モンスターをEXデッキに戻しつつ、
その素材を墓地から除外して融合召喚するというもので
これによりクロック・ワイバーンと今まで墓地に送ったリンクモンスター、
つまりリンクリボーとディボーティー、そしてたった今リリースしたリザードを除外して
再びサイバース・クロック・ドラゴンをリンク召喚です。
素材にした合計リンク数は4、つまり攻撃力6500です。
これならドルメンを倒してそのままライフを削り切ることができますが
そうはさせんぞとアースが通常罠「重力激変(グラビティ・フラクチュエーション)」を発動、
自らドルメンを破壊してその攻撃力以下のモンスター、
この場合セキュリティドラゴンをプレイメーカーに破壊させます。
そしてドルメンが破壊された事でクロックドラゴンの効果が再度無効になります。
さらにアースは通常罠「零重力(ラブ・グラビティ)」を発動、零と書いてラブです。
地属性リンクをリンク先に特殊召喚する蘇生効果です。蘇生するのは勿論ドルメン。
これで再びクリスタルハートをドルメンが守る布陣が出来上がりました。
あくまでアクアのカードであるクリスタルハートを絶対守るスタイルです。漢ですね。
ですがクロックリザードには更なる効果が残っていました。
除外されている時に特殊召喚した相手モンスターの攻撃力を
墓地のサイバース族×400だけ下げるという効果で
4000あったドルメンの攻撃力が0になってしまいました。
あれ、でも確かドルメンって相互リンクの時モンスター効果に対する耐性があったような・・・。
このあたりどういう処理なんでしょうね。
とにかく攻撃力0のドルメンをクロックドラゴンで攻撃して戦闘破壊、
アースのライフがこれで0となりプレイメーカーの勝利です。
勝負が終わった後プレイメーカーは約束通りボーマンについて聞こうとしますが
アースの答えは「ボーマンの事は何も知らない 名前も初めて聞いた」でした。
お前は藤堂か!!
しかも用が済んだらさっさと出て行ってくれと追い出されてしまいます。
結局ただ普通にデュエルをしただけでした。今回負けても何もなかったですしね。
というわけでアースとアクアの人となりについて色々と理解できるお話でした。
この2人はイグニスの中でも特に良識派のようですね。
かといって人間の味方というわけでもなく
人間と共存するべきかどうかを慎重に見極めているといった感じです。
Gゴーレムはクリスタル・ハートを主軸にしつつ
それを守るように布陣を固めているという防御主体のテーマって感じでしょうか。
手堅い布陣を作るという意味ではスペクターと共通点がありますね。
次回予告 68話『密会』
サイバース世界に落ちる不穏な影
種の保存と進化を望み一部のAIが導き出した選択は
まもなく人類に余命宣告を突き付ける
しかしながらこれはただの始まり
仕組まれたシナリオは用意には覆らない
Aiが抜け出してウィンディと接触している様子が描かれています。
また光のイグニスも登場するようで
どうやら光のイグニスとウンンディは裏で繋がっているみたいですね。
この2人が「人間と袂を分かつイグニス」側なのでしょう。