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遊戯王テーマ考察:【魔妖(まやかし)】 byヒドゥン・サモナーズ

本日8月4日、ヒドゥン・サモナーズの発売日となります。

そんなヒドゥン・サモナーズに登場する3つのテーマのうちの1つ、

天狗、朧車、餓者髑髏、雪女といった様々な妖怪達が集う

百鬼夜行なテーマ、魔妖(まやかし)について紹介したいと思います。

 

 

 

麗の魔妖-妲姫(うるわしのまやかし だっき)
チューナー・効果モンスター
星2/炎属性/アンデット族/攻1000/守 0
①:「麗の魔妖-妲姫」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
②:このカードが墓地に存在し、
「魔妖」モンスターがEXデッキから自分フィールドに特殊召喚された時に発動できる。
このカードを特殊召喚する。
この効果を発動するターン、
自分は「魔妖」モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

 

毒の魔妖-束脛(どくのまやかし つかはぎ)
チューナー・効果モンスター
星2/地属性/アンデット族/攻 0/守2000
①:「毒の魔妖-束脛」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
②:このカードが墓地に存在し、「毒の魔妖-束脛」以外の
自分の「魔妖」モンスターが戦闘または相手の効果で破壊された場合に発動できる。
このカードを特殊召喚する。
この効果を発動するターン、
自分は「魔妖」モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

 

翼の魔妖-波旬(つばさのまやかし はじゅん)
効果モンスター
星1/風属性/アンデット族/攻 600/守 400
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「翼の魔妖-波旬」以外の「魔妖」モンスター1体を特殊召喚する。
②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分は「魔妖」モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

 

轍の魔妖-俥夫(わだちのまやかし しゃふ)
効果モンスター
星3/地属性/アンデット族/攻1200/守 400
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、
「轍の魔妖-俥夫」以外の自分の墓地の「魔妖」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分は「魔妖」モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

 

骸の魔妖-夜叉(むくろのまやかし やしゃ)
効果モンスター
星5/闇属性/アンデット族/攻2000/守 0
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:手札からこのカード以外の「魔妖」モンスター1体を捨てて発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分は「魔妖」モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

 

轍の魔妖-朧車(わだちのまやかし おぼろぐるま)
シンクロ・効果モンスター
星3/地属性/アンデット族/攻 800/守2100
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:「轍の魔妖-朧車」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
②:このカードが墓地に存在し、
元々のレベルが5の自分のSモンスターが戦闘または相手の効果で破壊された場合に発動できる。
自分の墓地から他のアンデット族モンスター1体を除外し、このカードを特殊召喚する。
③:このカードが墓地からの特殊召喚に成功した場合に発動できる。
このターン、自分のモンスターは戦闘では破壊されない。

 

毒の魔妖-土蜘蛛(どくのまやかし つちぐも)
シンクロ・効果モンスター
星5/地属性/アンデット族/攻2000/守1800
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:「毒の魔妖-土蜘蛛」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
②:このカードが墓地に存在し、
元々のレベルが7の自分のSモンスターが戦闘または相手の効果で破壊された場合に発動できる。
自分の墓地から他のアンデット族モンスター1体を除外し、このカードを特殊召喚する。
③:このカードが墓地からの特殊召喚に成功した場合に発動できる。
お互いのデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。

 

翼の魔妖-天狗(つばさのまやかし てんぐ)
シンクロ・効果モンスター
星7/風属性/アンデット族/攻2600/守1500
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:「翼の魔妖-天狗」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
②:このカードが墓地に存在し、
元々のレベルが9の自分のSモンスターが戦闘または相手の効果で破壊された場合に発動できる。
自分の墓地から他のアンデット族モンスター1体を除外し、このカードを特殊召喚する。
③:このカードが墓地からの特殊召喚に成功した場合に発動できる。
相手フィールドの魔法・罠カード1枚を選んで破壊する。

 

麗の魔妖-妖狐(うるわしのまやかし ようこ)
シンクロ・効果モンスター
星9/炎属性/アンデット族/攻2900/守2400
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:「麗の魔妖-妖狐」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
②:このカードが墓地に存在し、
元々のレベルが11の自分のSモンスターが戦闘または相手の効果で破壊された場合に発動できる。
自分の墓地から他のアンデット族モンスター1体を除外し、このカードを特殊召喚する。
③:このカードが墓地からの特殊召喚に成功した場合に発動できる。
相手フィールドのモンスター1体を選んで破壊する。

 

骸の魔妖-餓者髑髏(むくろのまやかし がしゃどくろ)
シンクロ・効果モンスター
星11/闇属性/アンデット族/攻3300/守2600
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:「骸の魔妖-餓者髑髏」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
②:このカードが墓地に存在し、
自分のリンクモンスターが戦闘または相手の効果で破壊された場合に発動できる。
自分の墓地から他のアンデット族モンスター1体を除外し、このカードを特殊召喚する。
③:このカードが墓地からの特殊召喚に成功した場合に発動できる。
このターン、表側表示のこのカードは他のカードの効果を受けない。

 

氷の魔妖-雪女(つららのまやかし ゆきおんな)
リンク・効果モンスター
水属性/アンデット族/攻1900/LINK-2
【リンクマーカー:左下/右下】
\ ↑ /
←   →

「魔妖」モンスター2体
このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:「氷の魔妖-雪女」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
②:このカードのリンク先にSモンスターが存在する限り、
相手はこのカードを攻撃対象に選択できない。
③:このカードがモンスターゾーンに存在し、
自分のSモンスターが戦闘または相手の効果で破壊された場合、
フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力・守備力はターン終了時まで半分になる。

 

魔妖廻天(まやかしかいてん)
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:デッキから「魔妖廻天」以外の「魔妖」カード1枚を選び、
手札に加えるか墓地へ送る。

 

魔妖変生(まやかしへんじょう)
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、
このカードを発動するターン、
自分は「魔妖」モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
①:手札を1枚捨て、
自分の墓地のモンスター及び除外されている自分のモンスターの中から、
「魔妖」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは、
このターン相手の効果の対象にならない。

 

 

テーマの特徴を挙げると以下の通りです。

・人の姿に化けている様々な妖怪達のテーマである

・アンデット族のテーマでありシンクロ召喚を軸にしつつリンク召喚も行う

・チューナーを何度も蘇生させて連続のシンクロ召喚を繰り返し

さらに破壊をトリガーに墓地からシンクロモンスターが連続で蘇生する

・アンデット族故にサポートカードが豊富でありカード1枚から展開に繋げやすい

・まやかすなぁ!

 

朧車、土蜘蛛、天狗、妖狐、飢者髑髏と見事なまでの妖怪オンパレードです。

漫画版GXで三沢大地が使った妖怪族の仲間といった感じであり

アンデット族というよりは妖怪族と言った方が相応しいラインナップです。

またメインデッキのモンスターはいずれも人間の姿に化けており

妲姫→妖狐

束脛→土蜘蛛

波旬→天狗

俥夫→朧車

夜叉→餓者髑髏

とメインデッキのモンスターとシンクロモンスターが

それぞれ同じキャラの人間形態と妖怪形態にわかれた関係になっています。

「まやかし」の名に相応しい人間に化けて人を欺く者たちなのでしょう。

 

また魔法カードの魔妖廻天は不知火流-輪廻の陣と建物などが一致しています。

ポスターにも

嗚呼、忌わしや。我ら幽世の焔が小賢しき灯火を滅する時ぞ・・・。

と意味深な文章があり不知火となんらかの因縁がある事が伺えます。

不知火のシンクロモンスターはレベルが全て偶数、

魔妖はレベルが全て奇数でありこのあたりも意識しているのでしょう。

 

 

ヒドゥン・サモナーズのテーマは

「リンク召喚+なんらかの召喚法」というコンセプトになっていますが

魔妖の場合は「リンク召喚+シンクロ召喚」がコンセプトです。

といっても魔妖のリンク召喚はほぼシンクロ召喚のサポートといった感じであり

リンク召喚でEX召喚枠を確保しつつシンクロ召喚を主軸に戦っていく事になります。

このテーマの大きな特徴と言えるのがチューナーである麗の魔妖-妲姫の存在で

このカードはEXデッキから魔妖が特殊召喚された際に墓地から蘇生できるのですが

この蘇生カードには1ターンに1度の制約が存在しません。

それに加えてシンクロモンスターのレベルが3、5、7、9、11と揃っており

妲姫を素材に魔妖のシンクロ召喚を行うたびにすぐさま妲姫を蘇生可能であり

連続でシンクロ召喚を行っていく事が可能となっています。

この連続シンクロこそが魔妖における一番の持ち味で

それを可能にする麗の魔妖-妲姫がこのテーマのキーカードになっています。

 

 

それに加えて魔妖シンクロモンスターの多くは

2つ上のレベルのシンクロモンスターが破壊された時に自身を蘇生する効果と

墓地から蘇生した際に発動する効果を持っており

この連続シンクロで墓地に魔妖シンクロを次々と揃えていき

これらの蘇生を狙っていくのが魔妖のコンセプトとなっています。

自身の持つ蘇生効果は相手に依存する所も多いので

アンデット族特有の豊富な蘇生手段からも効果の発動を狙っていく事になるでしょう。

シンクロモンスターの中では特に麗の魔妖-妖狐が優秀で

蘇生する事で相手モンスター1体を破壊する事が可能です。

相手ターンに蘇生できれば妨害としても機能するでしょう。

 

 

テーマのキーカードは妲姫の他にもう1つありそれが翼の魔妖-波旬です。

波旬は召喚、特殊召喚するだけで他の魔妖をデッキから特殊召喚できる効果を持ち

まず波旬をフィールドに出して妲姫をデッキから特殊召喚すれば

それで連続シンクロの準備が整う事になります。

妲姫が既に墓地にあれば波旬の効果で俥夫を特殊召喚した後あとに

俥夫の効果で妲姫を蘇生する事が出来るのでこの場合は

氷の魔妖-雪女のリンク召喚をしつつさらにシンクロ召喚に繋げられます。

このように波旬1体を場に出すだけで展開に繋げる事ができるので

まずはとにかく波旬を用意する事が魔妖の最初の動きになってきます。

幸い魔妖廻天でサーチが可能なので初動の安定率もかなり高めです。

アンデット族なのでユニゾンビ等で墓地に落として蘇生とかでもいいですし。

 

 

多くの魔妖には魔妖以外EXデッキから特殊召喚できなくなる制約があるので

必然的にEXデッキは魔妖関連で揃える事になるでしょう。

そういう意味でも専用リンクである雪女の存在はありがたいですね。

逆に言えばメインデッキには魔妖以外が入っていても問題なく

また魔妖シンクロはどれも汎用素材でシンクロ召喚が可能な為

メインデッキの方には魔妖以外のカードを投入する余地があったりします。

 

 

とにかくやりたい放題に蘇生しまくる妲姫から

めまぐるしく様々な妖怪が飛び出してくる様はまさに百鬼夜行のそれです。

アンデットのサポートも含めて非常に高い展開力で相手をまやかしていきましょう。

 

 

以下は個人的に相性がいいと思われるカードを挙げていきます。
※カード名をクリックでwikiを表示します

 

コモンメンタルワールド

シンクロ召喚するたびに相手に500ダメージ与える永続魔法です。

このテーマはとにかく連続でシンクロ召喚する事が可能であり

単純にレベル3からレベル11の連続シンクロをする事で

2500と中々洒落にならないダメージを叩き出す事が可能です。

状況次第ではもっとシンクロ召喚を行える回数、

つまり与えるダメージを伸ばす事が出来るでしょう。

 

 

ヴァンパイア・フロイライン

ライフを支払う事でアンデット族の攻撃力守備力を強化できるカードです。

自己展開効果で壁として機能させつつ

他の魔妖たちの戦闘をサポートする事が可能です。

またレベルが奇数な為魔妖シンクロの素材としても問題なく活用できます。

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