遊戯王ヴレインズ57話の感想です。
前回のあらすじ:皆融合使いだしてプレイメーカーの独自性がマッハ
ボーマン再び
最初に映る場面は仁を誘拐したボーマン達のアジトと思われる場所
そこで「目覚めよ 新たな記憶と共に」という不穏な言葉と共に
ボーマンが目覚めます。
さて、ウィンディの空間を抜けてやる気マンマンのAi
そこには何もないと思い肩透かしの気分になるAiでしたが宮殿のようなものが見えました。
そして近づくと突如として巨大な石の手が襲い掛かってきます。
それをよけながらも前に進むと巨大な石像が浮かび上がり
その頭上にはボーマンが仁王立ちで待ち構えていました。近くにはハルもいます。
そしてもう1体石像を出現させ2体の石像が手を突き出すと
そこにはマスターデュエルのフィールドが出現、
要するに「マスターデュエルで勝負しろ」とボーマンは誘っているわけです。
ボーマンは「ふてぶてしい顔を絶望の色に染めてやる」と中二がかったセリフを言っており
明らかに前回よりプレイメーカーに対して敵意が増しています。
その誘いにのりマスターデュエルを受けるプレイメーカー、
こうしてプレイメーカーVSボーマンの2期初のマスターデュエルが開始されました。
ハルは相変わらず高みの見物です。
何故先行を取った?
先行はボーマン。
まずハイドライブ・ブースターを自身の効果で特殊召喚してコンバイン、
炎属性のLINK-1、バーン・ハイドライブをリンク召喚です。
属性が違うだけで前回使ったフロー、クーラントと同じく
同じ属性がいる場合にダイレクトアタックの出来るモンスターのようです。
しかしダイレクトアタックをする戦術であれば
バトルフェイズの行えない先行を取るのは不自然だと考えるプレイメーカー。
・・・・・・いやちょっと待ってください。
先行後攻って自由に選べるんかい!?
なんかこうデュエルが始まるとデュエルディスクの方で自動で決まるとかじゃないんかい!
前回みたいにライディングデュエルで先行後攻決めるならともかく
お互いに先行って言いだしたらどうする気なのか。
それともプレイメーカーが素直に先行譲っただけなのかどっちなのか。
そんな疑問をよそにボーマンは俺の手を読んでみろとプレイメーカーを挑発、
2体目のハイドライブ・ブースターを通常召喚してサーキットコンバイン、
前回も出したフーラント・ハイドライブをリンク召喚です。
そして2体のハイドライブリンクでサーキットコンバイン、
LINK-2、ツイン・ハイドライブ・ナイトをリンク召喚します。
ツインハイドライブナイトはリンク召喚に成功した時に
素材にしたハイドライブリンクの属性をコピーする事が可能です。
今回は炎属性のバーンと水属性のフーラントを素材にした為
炎と水、2つの属性を同時に併せ持った存在となります。
こんな効果を持っている時点で属性に関係する効果を持つことは明白です。
ボーマンはカードを2枚伏せてターンエンドです。
そしてボーマンはこの2枚の伏せカードが明暗を分けると宣言します。
2枚の伏せカードのうち1枚はプロパディ・スプレーと予測するプレイメーカー
ライフを回復しつつ相手モンスターの属性を強制的に変更する
前回も使用したハイドライブの属性メタ戦術の核となる永続罠です。
違うかもしれませんが警戒せざるを得ないカードなのは間違いありません。
プレイメーカーのターン、ドロー。
まずはフレイム・バッファローを召喚し、
さらに手札からキャシー・イヴL2を特殊召喚。
キャシー・イヴL2は場のモンスターのレベルを1にする事で手札から特殊召喚可能で
フレイム・バッファローのレベルを1にして特殊召喚しています。
またアイドルカード系です、プレイメーカーは意外と女の子モンスターよく使います。
そしてレベルが1になったフレイム・バッファローでコンバイン、
LINK-1、リンクリボーをリンク召喚です。
そして素材となった事でフレイム・バッファローの効果も発動、
手札からサイバース族を1枚捨てて2枚ドローします。
さらに場にサイバース族が2体いる事でサイバース・ホワイトハットを特殊召喚、
ホワイトハットとキャシー・イヴL2で再びコンバイン、
LINK-2、アップデート・ジャマーをリンク召喚、風属性です。
アップデートを妨害ってどちらかというとハノイが使いそうな名前ですね。
この時にホワイトハットの効果でツインハイドライブナイトの攻撃力を1000下げます。
そしてアップデート・ジャマーでツインハイドライブナイトを攻撃、
裁きの矢で攻撃力が倍になりますがこの時にアップデート・ジャマーの効果が発動、
戦闘中相手モンスターの攻撃力変動を無効化します。
まさにアップデート(攻撃力変動)をジャマー(妨害)する効果ですね。
裁きの矢対策として繰り出したカードだと思われますが
今回の場合はホワイトハットで攻撃力を下げているので
むしろ結果的には攻撃力を変動させていた方が都合がよかった状況です。
それでも戦闘破壊は可能でありさらに1000の追加ダメージも相手に与えます。
そしてリンクリボーでもダイレクトアタックしボーマンのライフは残り300です。
こっちはこっちでキャシー・イヴとは別ベクトルであざといです
プレイメーカーはカード2を2枚伏せてターンエンド。
全て読めていた
ボーマンのターン、ドロー。
先ほど伏せた永続罠「プロパティ・スプレー」を発動、
これがあるとハイドライブにダイレクトアタックを許してしまいます。
それは通さないとプレイメーカーはカウンター罠「マーカーズ・ブレイク」を発動、
サイバース族がいる時に相手の罠を無効化できます。
しかしボーマンは言います「やはりそう来たか」と
そう、プロパティ・スプレーはプレイメーカーの罠メタを狙う為の布石でした。
もう1枚の伏せカード、永続罠「ハイドライブ・サイクル」を発動します。
これは自分の魔法罠が破壊された時に発動可能なカードであり
最初からプレイメーカーが
プロパティ・スプレーに何らかの対策をする事を予測しての発動です。
ハイドライブ・サイクルの効果、まず墓地のハイドライブリンクをデッキに戻す事で
そのリンクマーカーの数だけドローできるというもの、
ツインハイドライブナイトを戻して2枚ドローです。
そしてさらに攻撃力を0にして墓地のハイドライブを蘇生する効果を持ち
バーン・ハイドライブを蘇生します。
さらにライフを400払う事で
炎、水、風、地いずれかの属性を持つトークンも生成可能です。
今回は地属性のトークンを生成します。
このトークンを素材にフロー・ハイドライブをリンク召喚し
さらに2体のハイドライブリンクで再びツインハイドライブナイトをリンク召喚、
今回は風属性と炎属性です。
そしてここでツインハイドライブナイトの効果発動、
このカードがフィールドにある間同じ属性のモンスター効果を無効にします。
そしてツインハイドライブナイトでアップデート・ジャマーを攻撃、
プレイメーカーはこれに対してリンクリボーをリリースして攻撃力を0にしようとしますが
ボーマンは手札のブレイク・ハイドライブを捨てて効果発動、
リンクリボーの効果を無効にしさらに800のダメージを与えます。
裁きの矢でツインハイドライブナイトの攻撃力は3600まで上昇し
アップデート・ジャマーを戦闘破壊、プレイメーカーのライフを残り1600まで削ります。
ボーマンはカードを1枚伏せてターンエンドです。
生まれた意味を知るデュエル
ボーマンはプレイメーカーに対して言います、お前は偽物だと
何の事だというプレイメーカーに対してボーマンは自分がロスト事件の被害者だと主張、
それも自分に関係するイグニスは闇属性、つまりAiだと言います。
ボーマンが言うにはAiを作り出す際に
遊作のデータや思考、経験値などがバックアップされました。
そのバックアップは電脳上に生み出されたもう1人の遊作とも言える存在です。
しかし事故が発生してバックアップと本体が入れ替わってしまいました。
その入れ替わって電脳世界に取り残された本体こそが自分だとボーマンは主張します。
そしてプレイメーカーこそがそのバックアップの偽物であると。
そしてプレイメーカーを倒す事で自分自身を取り戻すと。
中々にテイルズ・オブ・ジ・アビス的な展開になってきました。
カーナーラーズーボクラーハデーアウダロー
「遊作が実はレプリカだった」というのはそれはそれで熱い展開ですが
まあさすがにボーマンが本物の遊作だったという可能性はまずないでしょう。
最初に記憶を埋め込まれているシーンがありますし
そのプレイメーカーのバックアップデータをボーマンに埋め込んだのでしょう。
そうなると次の疑問は「どうやってそのバックアップデータを取得したか」ですね。
恐らくそのデータは鴻上博士が管理していたと思われる為、
この事件の黒幕は鴻上博士の知り合いである可能性が浮上してきました。
次回予告 58話『レプリカの魂』
あそこにいるのは誰?
か細い問いかけは無悲しく木霊するだけであった
自分の肉体は奪い去られ 待っているのは癒しようのない孤独
昔日の恨みを晴らすべく ボーマンは恨みを爆発させる
プロトロンをリリースしてリンクリボーを蘇生している場面が見えます。
そしてその様子にAiがめっちゃはしゃいでます。
相変わらずリンクリボーが大好きなようです。
そしてプレイメーカーは自分がレプリカであるというボーマンの主張に対して
「デュエルで勝った方が正しい」と凄まじいデュエル脳的な発言を言います。
デュエルで負けたら自分が偽物と認めてしまうのでしょうか。