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遊戯王カード考察:サイバース・クロック・ドラゴン ザ・脳筋効果 パラサイトフュージョナーの新しい融合先にも

7月14日にSOUL FUSION(ソウル・フュージョン)が発売されます。

今回紹介するのはそのソウル・フュージョンよりこのカードです。

 

 

 

サイバース・クロック・ドラゴン
融合・効果モンスター
星7/闇属性/サイバース族/攻2500/守2000
「クロック・ワイバーン」+リンクモンスター1体以上
①:このカードの融合召喚成功時に発動できる。
その素材のリンクマーカーの合計分だけ、
自分のデッキの上からカードを墓地へ送る。
次のターン終了時まで、他の自分のモンスターは攻撃できず、
このカードの攻撃力はこの効果で墓地へ送った数×1000アップする。
②:自分フィールドにリンクモンスターが存在する限り、
自分フィールドの他のモンスターを、相手は攻撃・効果の対象にできない。
③:融合召喚したこのカードが相手の効果で墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから魔法カード1枚を手札に加える。

 

 

今、雄大なる翼のもとに集いしつわものたちよ!
新たなる伝説となれ!融合召喚!
出でよ!サイバース・クロック・ドラゴン!!

今回のソウル・フュージョンの看板を務めるモンスターとなる

サイバース初の融合モンスターにして

サイバース初の「リンクモンスター以外のEXデッキのモンスター」です。

ヴレインズにおいてプレイメーカーがブラッドシェパード戦で使用し

クロック・ワイバーン、クロック・スパルトイ

シューティングコード・トーカーの3体で融合召喚され

自身の効果で攻撃力を7500まで上昇させ

ブラッドシェパードにトドメを刺しました。

攻撃力2500守備力2000といういわゆる主人公エースのステータスを有し

ヴレインズでは珍しい召喚口上まであるという優遇っぷりです。

複数存在する黄金の翼が特徴的なドラゴンです。

紫色に光る水晶と黒が混ざり合ったボディが非常に恰好いいですね。

 

 

「クロック・ワイバーン」+リンクモンスター1体以上

融合素材にはクロック・ワイバーンとリンクモンスター1体以上を指定しています。

素材となるクロック・ワイバーン自体がトークンを生成できる為、

そのトークンでリンクモンスターを用意すればそれだけで融合素材を用意できます。

またクロック・スパルトイが融合魔法となるサイバネット・フュージョンをサーチ可能で

クロック・スパルトイの効果でクロック・ワイバーンを蘇生し

そのまま融合召喚を狙うのも効果的です。

ただこのカードは素材とするリンクモンスターのリンク数が多ければ多いほど

強力な効果を発揮できる為可能であれば出来るだけ

リンク数の多いカードを融合素材にしたい所です。

リンク数を増やす場合にオススメなのがトランスコード・トーカーで

LINK-3を蘇生しつつ2体とも融合素材にすれば

それで合計リンク数が6に到達します。

 

 

①:このカードの融合召喚成功時に発動できる。
その素材のリンクマーカーの合計分だけ、
自分のデッキの上からカードを墓地へ送る。
次のターン終了時まで、他の自分のモンスターは攻撃できず、
このカードの攻撃力はこの効果で墓地へ送った数×1000アップする。

①の効果は融合召喚時に

融合素材となったリンクモンスターの合計リンクマーカーの数だけ

デッキからカードを墓地へ送り、

さらに次のターン終了時まで他の自分モンスターが攻撃できない代わりに

自身の攻撃力を墓地へ送ったカードの数×1000アップするという

墓地肥やしと自己強化を両立した効果です。

クロック・スパルトイとクロック・ワイバーンを素材にするだけでも

攻撃力4500は確保可能であり、前述のように

トランスコード・トーカーとLINK-3を融合素材にすれば

その攻撃力は8500にまで到達します。

実に主人公エースらしい脳筋効果と言えるでしょう。

墓地肥やしも効果も優秀で落とせるカードこそ選べませんが

一気に複数枚の墓地肥やしが可能です。

サイバース族には墓地を参照する効果も数多く存在しているので

こちらの効果も大変お世話になるでしょう。

 

 

②:自分フィールドにリンクモンスターが存在する限り、
自分フィールドの他のモンスターを、相手は攻撃・効果の対象にできない。

②の効果は自分の場にリンクモンスターが存在している間

相手は自分フィールドの他のモンスターを

攻撃と効果の対象にできなくなるというものです。

①の効果は相手ターンまで続くので十分に高攻撃力が強化されていれば

他のモンスターを攻撃から守るのに貢献してくれます。

対象にできなくなる点もこのカード自身は特に耐性の類はありませんが

③の効果に繋げやすくなる利点が存在します。

 

ただ融合召喚のサポートとなるクロック・スパルトイが持つ効果に

融合モンスター以外EXデッキから特殊召喚できない制約を持つものがあり

前提条件となる「リンクモンスターが存在する」を満たすのが

結構面倒だったりします。

事前にリンクモンスターを用意しておく手もありますが

このカードの場合できればリンクモンスターは融合素材にしたいジレンマもあるので

よく考えてリンクモンスターを残す必要があるでしょう。

 

 

③:融合召喚したこのカードが相手の効果で墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから魔法カード1枚を手札に加える。

③の効果は融合召喚したこのカードが相手の効果で墓地へ送られた場合に

デッキから魔法カード1枚を手札に加えるというものです。

相手の効果で墓地へ送られる必要がありますが

攻撃力が十分に強化されていればこのカードを戦闘破壊するのは難しく、

除外やバウンスが無理であればこのカードを破壊するか

それともそのまま放置するかの2択を迫れる状況は結構あるでしょう。

 

 

特に①の効果がシンプルに強力で

素材にするリンクマーカーの合計数が多ければ多いほど

景気よく墓地肥やしと攻撃力増強が可能です。

クロック・スパルトイとシューティングコード・トーカーをリンク召喚し

さらにLINK-3を蘇生、クロック・スパルトイでクロック・ワイバーンも蘇生、

サイバネット・フュージョンで上記の4体を融合素材にして

攻撃力10500!墓地肥やし枚数8枚!

あたりは十分に狙える範疇だと思います。

③の効果こそありますが耐性の類は持っていらっしゃらないので

出来るだけ出したターンで決着をつけたい所です。

 

 

また③の効果は魔法カードであれば何でもサーチ可能であり

特定の魔法カードに強く依存するデッキであれば重要なサーチ手段となります。

パラサイト・フュージョナーの特殊召喚が可能なデッキであれば

そこに後は適当なリンクモンスターを用意すれば融合召喚が狙えるので

様々なデッキにおいてアタッカー兼墓地肥やし兼魔法カードサーチ役として

このカードを活用させる事が可能です。

 

 

ステータスも効果も見た目も実に主人公エースの風格十分であり

本来のエースであるファイアウォール・ドラゴンの立場がアブナイです。

いやあっちはあっちで禁止カードになりかねないぐらい強いんですけどね。

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