遊戯王ヴレインズ56話の感想です。
前回のあらすじ:わざわざ従者がいるのが妙に怪しい
第一コーナーを先に抜けた方が先行だ!
ブルーガールは不霊夢を足掛かりに他のイグニスの情報を探る算段でした。
その為にやる気マンマンって感じです。
さてトリックスターといえばちくちくバーン、
つまりはソウルバーナーのスキルの天敵とも言える存在です。
ソウルバーナー側にも対ブルーガール用の作戦があるようですが
その為にはまず先行を取っておきたいと言います。
そこでソウルバーナーはブルーガールに提案をします。
前方にある岩の穴を先に潜り抜けた方が先行を取るというもので
ブルーガールもそれを承諾、
かくして先に目標地点を通過した方が先行を取るという
ライディングデュエルが開始されました。
しかし落石のアクシデントもあり岩穴を潜り抜けたのはブルーガール、
ソウルバーナーは先行を彼女に譲る事になってしまいました。
いきなり作戦崩壊です。
ブルーガールのこの小生意気な表情結構ツボです。
というわけで先行ブルーガールでスピードデュエル開始。
まずトリックスター・ハルシネイションを発動し
手札からリリーベルを特殊召喚しつつお互いに1枚ドロー。
次にリリーベルを手札に戻してマンジュシカを特殊召喚、
リリーベルも自身の効果で再度特殊召喚され2体でコンバイン、
LINK-2、トリックスター・ディーヴァディリスをリンク召喚です。
特殊召喚した際に相手に200ダメージを与えます。
そして新たなフィールド魔法「トリックスター・ライブステージ」を発動、
マンジュシカを墓地から手札に戻しつつトークンを1体生成します。
そしてこのトークンをリリースしてトリックスター・バードヘルムをアドバンス召喚、
その効果で200ダメージを与えつつカードを1枚ドローします。
使用したターンはバトルできない制約が発生しますが
そもそも先行1ターン目なので何の問題もありません。
更にバードヘルムを手札に戻してマンジュシカを再び特殊召喚です。
そしてバードヘルムの更なる効果が発動、
自身をトリックスターリンク、ディーヴァディリスに装備します。
ブルーガールはこれでターンエンドです。
トリックスターの弱点とその対策
ソウルバーナーのターン、ドロー。
この瞬間マンジュシカの効果で200ダメージです。
先行を譲りたくなかった一番の理由がこのバーンの布陣を整えられたくなかった為であり
その中でもこのマンジュシカはソウルバーナーの天敵中の天敵です。
何せバーニングドローを発動した瞬間死にます。
それでもソウルバーナーはめげません。
まず手札から転生炎獣ファルコを捨てて転生炎獣ミーアを特殊召喚、
しかしここでディーヴァリディスの効果が発動、
相手が召喚、特殊召喚した際に200ダメージとちくちくバーンの真骨頂です。
それでもめげずにミーアを手札に戻して墓地のファルコを蘇生し
さらにミーアも再び自身の効果で特殊召喚して転生炎獣ウルヴィーを通常召喚、
3体でコンバインしてLINK-3、転生炎獣ヒートライオをリンク召喚です。
ここまでにちくちくバーンで1800ものダメージを食らっています。
それでもディーヴァリディスだけでもなんとかしようとしますが
ディーヴァリディスは対象耐性がありヒートライオのバウンス効果を受け付けません。
ならばとカードを1枚セットした後にディーバディリスを攻撃した所
ブルーガールは手札からトリックスター・キャロベインの効果を発動、
手札から墓地へ送る事で戦闘するディーヴァリディスの攻撃力を倍にし
逆にヒートライオを返り討ちにしようとします。
ブルーガールはトリックスターの弱点を打点の低さと認識し
その打点を補うカードを用意していたわけです。
これによりソウルバーナーのライフは900まで削られますが
ヒートライオは破壊されずに場に残ったままでした。
ウルヴィーを素材にしたリンクは戦闘破壊耐性を得るのです。
返り討ちにされながらもエースは守った所でターンエンドです。
不利な状況ですが不霊夢が「私という優秀なAIがいる点は君が有利だ」と
妙に説得力のない励ましをソウルバーナーにします。
呆れた顔で何が出来るのかとソウルバーナーが聞いた所帰って来た答えは
「近くで生暖かく見守る事ができる」
なんだこのポンコツイグニス。
彼女は勇気と決意で満たされた
ブルーガールのターン、ドロー。
ここでライブステージの更なる効果が発動、
相手の場にセットカードがある時にトークンを1枚生成できます。
そしてバードヘルムを装備したディーバディリスの効果、
自分の場にトリックスターが特殊召喚される度に200ダメージと
900しかライフの残っていないソウルバーナーを完全に殺しに来てる効果ですが
ソウルバーナーは永続罠「ゲートオブファイア」を発動、
300以下の効果ダメージを無効にするというものでちくちくバーンを防ぎます。
まず間違いなく対ブルーガールに用意されたカードと言えるでしょう。
しかしブルーガールは止まりません。
スキル「トリックスター・ギグ」を発動、
場のトリックスターの数、この場合3枚分デッキからカードを墓地へ送り
そしてトリックスター1枚を手札に加えます。
2体のトリックスターで勇気と決意のサーキットコンバイン、
LINK-2、トリックスター・ホーリーエンジェルをリンク召喚です。
さらに手札から先ほど加えた「トリックスター・フュージョン」を発動、
お前も融合使うんかい
トリックスターバンド・ギタースイートを融合召喚です。
そしてトリックスターが特殊召喚された事でディーバディリスのバーンが発動、
そのままではゲートオブファイアで300以下のダメージは無効化されるはずですが
ギタースイートの効果によりこのカードとリンクしている
トリックスターのバーンダメージ効果を倍の400にして無理やり通し
このダメージの数値分だけギタースイートの攻撃力を上昇させます。
さらに墓地からトリックスター・フュージョンを除外する事で
墓地からトリックスター1体を手札に加えます。
この時加えたのは戦闘補助になるキャロベイン、このターンで決着をつけるつもりです。
ギタースイートでヒートライオに攻撃、これが通ればブルーガールの勝ちですが
ソウルバーナーは手札の転生炎獣ラクーンを墓地へ送って効果発動、
戦闘する相手の攻撃力分自身のライフを回復し
さらにこのバトルではヒートライオは破壊されず、相手は効果を発動できません。
つまりは手札のキャロベインを捨てて効果を発動する事も出来ません。
これによりHPを回復しつつヒートライオを守りました。
それでも間髪入れずにディーヴァリディスでヒートライオを攻撃、
こっちではちゃんとキャロベインの効果を発動し
ソウルバーナーのライフを1500まで削ります。
ブルーガールはこれでターンエンドです。
この時にギタースイートの攻撃力が元に戻るのと同時に効果が発動、
墓地のトリックスター1体を手札に加えるというもので
ブルーガールは再びキャロベインを手札に戻しました。
更なる融合
ソウルバーナーのターン、ドロー。
ソウルバーナーには逆転のカードがあるようですが
どうやら今回はそれを引く事が出来なかったようです。
しかし不霊夢は言います。お前は元から女神にはモテないタイプで
そういう時は自分の力で引き寄せるしかないと。
相手はバーンに定評のあるトリックスター、
それでもソウルバーナーはライフを100にして
スキル「バーニングドロー」を発動します。
そしてドローしてきたカードは・・・「フュージョン・オブ・ファイア」!
お前も融合使うんかい
フュージョン・オブ・ファイアの効果、
それは素材を墓地へ送り融合モンスターを融合召喚するというものですが
今回の融合素材はヒートライオとリンクモンスター1体、
ですがソウルバーナーの場にはヒートライオ以外のリンクはいません。
しかしこの融合魔法は超融合のように相手モンスターも融合素材にできます。
そう、融合素材にするのはヒートライオとディーヴァリディス!
現れろ!1つの狂おしき魂のもと
凶悪なる獣達の武器を集めし肉体を誇る魔獣よ
融合召喚!転生炎獣ヴァイオレットキマイラ!!
紫の炎を纏う中々に禍々しい融合モンスター、
転生炎獣ヴァイオレットキマイラを融合召喚です。
ディーヴァリディスを素材にする事でバーンダメージを防ぎつつ
さらに相手のエースもどかして逆に自分のエースを用意しました。
これには観戦していたゴーストガールも驚愕です。
ヴァイオレットキマイラの効果、融合召喚したターンの間
自身の攻撃力を素材にしたカードの半分の数値分上昇させるというもので
これにより攻撃力が4750まで増大します。
そしてギタースイートに攻撃、ブルーガールはキャロベインを墓地へ送り
少しでもダメージを減らそうとしますがこれもソウルバーナーの計算通りでした。
ヴァイオレットキマイラの更なる効果、
元々の攻撃力が異なるモンスターと戦闘する時自身の攻撃力を倍にするというもので
これにより攻撃力はなんと9700にまで上昇します。
ヴァイオレットソウル!
ブルーガールは一撃でライフを0にされてしまいました。
ソウルバーナーの勝利です。
勝因をAIとの絆だというソウルバーナー。
ブルーガールはその言葉に何かを感じ取りそのままログアウトしてしまいます。
ゴーストガールも相棒がいなくなった為に変えるつもりのようであり
それならこれを使えと不霊夢が脱出プログラムのコピーを渡します。
協力的な不霊夢にAiより可愛いかもと言いつつ去るゴーストガール。
そして可愛いと言われた瞬間この即堕ち2コマっぷりの不霊夢、
やっぱりこいつは大分ポンコツのようです。
どうやらブルーガールと新しいトリックスターは
アイドルというよりはガールズバンドイメージのようですね。
特に融合モンスターはそのイメージが顕著のようで
今後キーボードやドラム担当のトリックスターバンドも出てきそうです。
それにしてもブルーガールもソウルバーナーも融合召喚を使いだしました。
前回プレイメーカーが融合召喚で独自路線を切り開いた所なので
そのアイディンティティを早速潰しにかかる2人、
やっぱりプレイメーカーにはオリジナリティの為に
シンクロやエクシーズ召喚もしてもらわないといけませんね(
次回予告 57話『雲上の決戦』
穏やかな広がりを見せる雲海を間近にしても
ボーマンの胸中に怨恨が渦巻く
この耐えがたき苦しみを誰が分かるであろうか
行き場のない積年の想いが彼を更なる高みへ押し上げる
というわけでプレイメーカーVSボーマンのようです。
ボーマンが自身の過去を語りだすようですが
もしかしたらボーマンもロスト事件の被害者なのかもしれません。
でも記憶がないと言っていましたがこのあたりはどうなんでしょうね。
別の記憶を植え付けられた可能性もありそうです。