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遊戯王カード考察:魔界劇団-コミック・リリーフ とうとう自分から台本壊しに行くのか・・・

本日6月9日、デュエリストパック-レジェンドデュエリスト編3-の発売です。

今回紹介するのはそのレジェンドデュエリスト編3よりこのカードです。

 

 

 

魔界劇団-コミック・リリーフ
ペンデュラム・効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻1000/守2000
【Pスケール:青8/赤8】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:相手フィールドのモンスター1体と
自分フィールドの「魔界劇団」Pモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスター2体のコントロールを入れ替える。
その後、このカードを破壊する。
【モンスター効果】
①:このカードの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる。
②:自分スタンバイフェイズに発動する。
このカードのコントロールを相手に移す。
③:1ターンに1度、このカードのコントロールが移った場合に発動する。
このカードの元々の持ち主は
自身の魔法&罠ゾーンにセットされた「魔界台本」魔法カード1枚を選んで破壊できる。

 

 

魔界劇団の新人となるレベル3ペンデュラムです。

太ましい体格が特徴的なゴブリンやオーガといった風貌の魔界劇団です。

瓶底メガネやパーティハットなどいかにもお笑い要因って感じですが

眼球を模したアクセサリーがちょっと不気味ですね。

瓶底眼鏡を付けていますが恐らく他の魔界劇団同様片目なのでしょう。

コミック・リリーフとはシリアスな物語における

緊張を和らげる為に存在する滑稽な登場人物、またはその掛け合いの事で

スターウォーズにおけるC3POや水戸黄門におけるうっかり八兵衛などがそれです。

ARC-Vにおいては沢渡シンゴがまさにコミック・リリーフ的な存在です。

全体的に暗い展開の多いARC-Vにおいて

沢渡の存在に癒されたという人は少なくないでしょう。

ただコミック・リリーフだからといって完全にお笑いだけの要員というわけでもなく

例えばジョジョの奇妙な冒険のジャン・P・ポルナレフもコミック・リリーフですが

彼も時にはシリアスな立場として重要な活躍を果たします。

このモンスターも明らかなギャグ要因って見た目をしておいて

マテリアルパズルのチョーみたな豹変をするのかもしれませんね。

ほら、なんかポーズも天地魔闘の構えっぽいですし

 

 

【Pスケール:青8/赤8】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:相手フィールドのモンスター1体と
自分フィールドの「魔界劇団」Pモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスター2体のコントロールを入れ替える。
その後、このカードを破壊する。

ペンデュラム効果は1ターンに1度、

相手モンスター1体と自分の魔界劇団1体のコントロールを入れ替え

その後このカードを破壊するというものです。

劇における「観客席への乱入」をイメージした効果なのかもしれません。

いわば魔界劇団専用の強制転移とも言うべき効果であり

魔界劇団に限定される代わりに奪う相手モンスターも自分が選べます。

2枚目以降のこのカードの③のモンスター効果のトリガーにする他に

ワイルド・ホープやプリティ・ヒロインを相手に送り付けて戦闘破壊する事で

それらの破壊された時に発動する効果のトリガーにできます。

破壊されるのはデメリットですが別のペンデュラムをセットしたい場合に

能動的にどかす目的としても活用できます。

 

 

①:このカードの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる。

モンスター効果の①は自身の戦闘で発生する

自分の戦闘ダメージを0にするというものです。

基本的にこのカードは相手に送り付けるのが基本なので

どちらかと言えばサンドバッグにできないようにする制約と言えるでしょう。

 

 

②:自分スタンバイフェイズに発動する。
このカードのコントロールを相手に移す。

②の効果は自分のスタンバイフェイズに

このカードのコントロールを相手に移す強制効果です。

このカードは相手の場に送り付けるのが基本となるので

相手に送ったこのカードを次のターンには自分の場へ戻す事が可能です。

この効果自体も③の効果のトリガーとして活用が出来ますが

発動タイミングがスタンバイフェイズでありそのままトリガーにするには

このカードを召喚した後に1ターン待つ必要があります。

③の効果に繋げたい場合は魔界台本「ロマンティック・テラー」など

フリーチェーンで特殊召喚できる手段を用意しておくといいでしょう。

 

 

③:1ターンに1度、このカードのコントロールが移った場合に発動する。
このカードの元々の持ち主は
自身の魔法&罠ゾーンにセットされた「魔界台本」魔法カード1枚を選んで破壊できる。

③の効果は1ターンに1度、このカードのコントロールが映った場合に

このカードの元々の持ち主は自分の魔法罠ゾーンにセットされた

魔界台本1枚を選んで破壊出来るというものです。

相手の場に送り付けて発動した場合は「相手が発動した効果」という扱いになり

各種魔界台本が持つ「相手の効果で破壊された場合」の効果の発動トリガーにできます。

この条件で破壊できる魔界台本の効果は

「手札が5枚になるまでドロー」だの「好きなだけ魔界劇団を特殊召喚」だの

「好きなだけ魔界台本をセット」だのとにかく強烈なアドバンテージをもたらすものが多く

それを自発的に発動できるこの効果は相当にやばいです。

発動方法としてはこのカードの②の効果やペンデュラム効果で送り付けるのが基本ですが

強制転移などを用いるのも手でしょう。

 

ちなみに②の効果で自分の場にコミック・リリーフが戻って来た場合にも発動できますが

その場合は「自分の効果で自分のカードを破壊した」という扱いになるので

魔法罠ゾーンに空きをつくる以上の意味はありません。

 

 

とうとうやりがやった

今まで魔界劇団というのは

専用サポートカードの魔界台本の効果により、相手に伏せカードの除去を躊躇わせるという

心理的プレッシャーをかけつつビートダウンを行える。 (wikiより)

というテーマだったのですがこいつと魔界劇場「ファンタスティックシアター」の登場で

心理的プレッシャーをかけるどころか

自分からガンガン破壊して効果の発動を狙っていけるようになりました。

今まで自分から発動を狙うには多少無理をしてでも

アーティファクト-デュランダルを用意するなどの手間がかかりましたが

より簡単にかつ積極的に効果を発動できるようになったと言えるでしょう。

前述の通り相手に破壊された時の効果はどれもこれも強烈なものばかりであり

これを能動的に発動できるのは魔界劇団にとってまさに革命と言っていいでしょう。

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