今回紹介するのはコレクターズパック2018よりこのカードです。
No.67 パラダイスマッシャー
エクシーズ・効果モンスター
ランク5/光属性/天使族/攻2100/守2100
レベル5モンスター2体以上
①:1ターンに1度、
自分メインフェイズ1にこのカードのX素材を2つ取り除いて発動できる。
お互いにサイコロを2回ずつ振る。
出た目の合計が大きいプレイヤーは、
次のターン終了時までモンスターの効果を発動できず、攻撃宣言できない。
②:X素材を持ったこのカードがモンスターゾーンに存在し、
自分または相手がサイコロを振った場合、
1ターンに1度だけその内1つの目を7として適用できる。
新たなナンバーズとなる光属性天使族のランク5です。
ワンピースのウルージみたいな不気味な笑顔をした
筋肉モリモリマッチョマンの半裸ハゲが
割れたダイスを象った巨大なハンマーを振り下ろそうとしています。
名前はパラダイス+ダイス+マッシャーからでしょう。
マッシャーとは調理器具の名前が有名ですが
直訳すると「押し潰す者」になります。コワイ!!
ナンバーズの数字である67は靴底に刻まれています。
このカードの効果はダイス目が大きい方が負ける点やダイス目が7になる点など
原作遊戯王の第2話を非常に意識したものになっています。
67という数字も本来は最大値が6であるはずのダイスが
7になる点から来ているのでしょう。
ちなみに攻撃力守備力が共に2100と
六面体ダイスの目である1~6までの数字の合計である21にちなんでいます。
レベル5モンスター2体以上
エクシーズ素材はレベル5モンスター2体以上です。
いわゆる汎用素材で出せるランク5ですがこのカードの場合
エクシーズ素材が3つあってこそ真価を発揮できるので
出来るだけ3体以上でエクシーズ召喚をするのが望ましいです。
光属性の天使族なので機装天使エンジネルに
RUM-アストラル・フォースを使ってランクアップさせる手もあります。
①:1ターンに1度、
自分メインフェイズ1にこのカードのX素材を2つ取り除いて発動できる。
お互いにサイコロを2回ずつ振る。
出た目の合計が大きいプレイヤーは、
次のターン終了時までモンスターの効果を発動できず、攻撃宣言できない。
①の効果は1ターンに1度、自分メインフェイズ1の時に
オーバーレイユニットを2つ取り除く事でお互いにサイコロを2回振り
その合計が大きい方のプレイヤーはそのターンと次のターンの間
モンスター効果の発動と攻撃宣言を行えなくなるというものです。
攻撃と効果発動の両方を封じられるのは非常に強力な妨害で
大抵の相手はそのターンの間ほぼ機能停止に追い込むことができますが
そのままの状態では成功率は5割未満であり
何よりも自分が逆にその影響を受けてしまう危険性も高いです。
②の効果が適用されている状態こそが本領となります。
②:X素材を持ったこのカードがモンスターゾーンに存在し、
自分または相手がサイコロを振った場合、
1ターンに1度だけその内1つの目を7として適用できる。
②の効果はこのカードにオーバーレイユニットが存在している状態で
1ターンに1度、自分か相手がサイコロを振った場合に
その内どれかのダイス目を7にするというものです。
2d6のダイス目を7ではなく1d6のダイス目を7です。
ようするにこういう事です
この効果が特に活きるのはこのカード自身の①の効果であり
相手のダイス目の1つを7にしてしまう事で
成功確率を約92%にまで跳ね上げる事が可能となります。
92%の確率で相手のモンスター効果と攻撃を封じられるのであれば
3体素材を狙う価値も十分にあるでしょう。
他のカードでこのカードの②の効果が活きるのは実はあんまりありません。
というのも大抵のサイコロを振る効果は
ダイス目の1~6の数字に応じて効果が振り分けられており
7の目をまったく想定していないものが多い為です。当たり前の話なんですが
そんな中この効果を使う意義があるカードの1つがゴースト・ビーフで
この効果を使えばペンデュラムスケールを確実に10にする事が可能です。
他に意義があるのはアギドあたりでしょうか。
墓地からレベル7のモンスターを蘇生させる事が可能です。
前述の通り①と②の効果を組み合わせる事でこそ真価を発揮するカードなので
基本はレベル5のモンスター3体で出すランク5として運用するといいでしょう。
そもそも素材3体を要求するランク5というのが種類が少なく、
そんな中強力な制圧性能を持つカードは優秀な選択肢の1つとなります。
こういうルール介入型のカードは将来性にも期待したい所で
今後サイコロ関連のカードが新しく出てくるたびに注目したいですね。