今回紹介するのはフレイム・オブ・デストラクションよりこのカードです。
神属の堕天使
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:手札及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、
「堕天使」モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
フィールドの効果モンスター1体を選び、
その効果をターン終了時まで無効にし、
そのモンスターの攻撃力分だけ自分のLPを回復する。
堕天使のサポートとなる通常罠です。
堕天使マスティマが何者か(恐らく神の宣告とかのおじいちゃん)に洗礼を受けています。
マスティマは堕天しても神の忠誠心は揺らいでいない様子ですね。
ちなみに洗礼にはいくつかの種類があり
イラストのように頭に水を振りかけるタイプの洗礼を滴礼(ランティスマ)と言います。
その効果は1ターンに1度、手札かフィールドの堕天使1体を墓地に送る事で
フィールドの効果モンスター1体の効果を無効にし
さらにその無効にしたモンスターの攻撃力分自身のライフを回復するというものです。
背徳の堕天使や魅惑の堕天使と同じようなコストが必要ですが
各種堕天使が持つ墓地の堕天使魔法罠を適用する効果を利用する事で
このコストを踏み倒す事が可能です。
上記2枚の堕天使魔法罠と同じく相手ターンに発動できれば妨害として重宝しますが
このカードの真価はなんといってもライフ回復の方だと言えるでしょう。
とにかくライフをバカスカ消費しまくる【堕天使】にとってこれが非常にありがたく
1000ライフ消費してこのカードの効果を適用した場合でも
大抵の場合お釣りをもらえるぐらいにライフの回復を狙えます。
これをモンスター効果無効と同時に行えるわけですから至れる着くせりです。
何気に背徳の堕天使や魅惑の堕天使と同じく対象に取らない効果なのもポイントで
例え対象耐性のあるモンスターであってもそれを無力化可能です。
またこの効果は自分のモンスターにも発動する事が可能です。
例えば効果を発動して攻撃力の下がった堕天使ディザイアにこのカードを発動すれば
下がった攻撃力を元に戻せるのでテクニックの1つとして覚えておくといいでしょう。
ところでこの場合って回復量どうなるんでしょうね。
多分無効化と回復のタイミングが同時なので
「減った攻撃力の数値を基準にライフ回復」だと思いますが違ってたらごめんなさい。
【堕天使】にとっては「共通効果で墓地から発動できる回復手段」を手に入れたも同等です。
元々ポテンシャルの高く新マスタールールの影響も少ないデッキな事もあり
このカードの登場でますます活躍が期待できるでしょう。
それにしても本来ライフコストを奪いまくる神カウンターシリーズのおじいちゃんが
このカードの場合ライフを回復してくれるというのはまたなんともな因果関係です。