遊戯王ヴレインズ37話の感想です。
前回のあらすじ:お兄様がヒロイン枠
汚いは・・・誉め言葉だ!
デュエル中ですが吊り橋が今まさに落ちようとしていました。
スペクターはもとより心中するつもりだったのでこれはスペクターの狙い通りですが
それに対してプレイメーカーはスペクターに心理フェイズをしかけます。
「デュエル以外で俺を倒したらリボルバーはさぞかし失望するだろうな」
この精神攻撃はこうかはばつぐんだったようでスペクターは気が変わったといい
吊り橋を触手で支え、デュエルでプレイメーカーを叩き潰す事を決意します。
でもやっぱり人質作戦はやめません。
それはそれでリボルバー失望するんじゃないかなぁ・・・。
スペクターのターン、ドロー。
カードを1枚伏せてターンエンドです。
このターンは自分から動かない様子です。
あえて挑発するように人質をちらつかせてこちらの攻撃を誘っています感じでしょうか。
卑怯だとAiは言いますがスペクターはそんなものは誉め言葉だと笑います。
どんな汚い手を使ってでも倒す、それこそが自分にとっての忠誠であると。
汚いなさすがスペクターきたない。
プレイメーカーのターン、ドロー。
やはり人質が気になるのか、それとも別の狙いがあるのか、
カードを1枚伏せてターンエンドです。
スペクターのターン、ドロー。
今度はしっかりと攻勢に出る事にしたようです。
攻撃力が3200になっているスラッシャーでエクスコードを攻撃、
これに対してプレイメーカーは永続罠「オーバーロード・アンカー」を発動、
ダメージを半分にしつつエクスコードの破壊を防ぎます。
またオーバーロード・アンカーは効果を発動したターンに除外する事で
相手リンクの攻撃力を自分ターン終了時まで半分にする効果があるのですが
プレイメーカーはこの効果を使おうとはしませんでした。
Aiは今は人質の事を気にしている時ではないとプレイメーカーを必死に説得しますが
まだプレイメーカーは踏ん切りがつかない様子です。
スペクターはこれでターンエンド。
プレイメーカーのターン、ドロー。
永続魔法「リンク・プロセッシヴ・フェイルアー」を発動します。
これはフィールドのリンクモンスター1体を選択、
そのリンクモンスター以下のリンクモンスターの攻撃を封じるというもので
エクスコードを選択肢LINK-3以下のリンクモンスターの攻撃を封じました。
相変わらず守りを固める方針です。
プレイメーカーはこれでターンエンドです。
聖天樹の開花
スペクターのターン、ドロー。
手出しできずにいるプレイメーカーを愚かだと嘲笑い、
スラッシャーとドリュアノームでサーキットコンバイン、
LINK-4、聖天樹の大母神(サンアバロン・ドリュアトランティエ)をリンク召喚です。
ついに大樹は開花し桜のような花を満開にしています。
そしてドリュアトランティエの効果発動、
1ターンに1度、植物族リンク1体をリリースしそのリンクマーカーの数だけ
相手の表側表示の魔法罠を破壊するというものです。
LINK-2のダフネをリリースしてアンカーとフェイルアーを破壊します。
さらにサンヴァイン・シュラインの効果でゲニウスロキを蘇生し
それを素材に再度サンヴァイン・スラッシャーをリンク召喚、
LINK-4のドリュアトランティエがいる事で攻撃力は4000に到達しますが
ドリュアトランティエの効果は発動したターン、
メインモンスターゾーンのモンスターは攻撃できないデメリットが存在していました。
しかしスペクターはそれも完全に承知の上でした。
ドリュアトランティエでエクスコード・トーカーを攻撃、
ドリュアトランティエは攻撃力0ですがこの時ドリュアトランティエの更なる効果が発動、
自分のリンク先のモンスターの攻撃力分、つまりスラッシャーの4000攻撃力がアップです。
しかしここでプレイメーカーは通常罠「リンク・サージ・カウンター」を発動、
これは自身よりリンク数の多いモンスターと戦闘を行う際に、
墓地の魔法罠2枚を除外する事で戦闘するリンクモンスターと同じ攻撃力になるというものです。
これによりエクスコードの攻撃力はトランティエと同じ4000となり相打ちします。
これこそがプレイメーカーの狙いでした。
ドリュアトランティエは自身の効果で攻撃の対象にならず、
またサンアバロン・フォースにより効果の対象にする事も出来ない状態にありました。
その為「相手の方から攻撃を誘う事でそれを撃破する」というのを狙っていたわけです。
ドリュアトランティエが破壊された事でそのデメリットにより
自分フィールドにあるカードが全て破壊されていきます。
Ai「カ・イ・カ・ン♪」
セーラー服と機関銃なんて今現在どれくらいの人が分かるんでしょうね。
自分はザブングルから知りました。
そして母なる存在である聖天樹を破壊されたスペクター、それはもう怒りゲージMAXです。
永続魔法「聖天樹の呪精(サンアバロン・カースド・リボーン)」を発動、
効果を無効にしてドリュアトランティエを蘇生しリンク数×1000、つまり4000の攻撃力を与えます。
この際ドリュアトランティエがまるでゾンビのような姿に変貌しています。
さらにカードがある間自分がダメージを受けた場合相手にもダメージを与えるというものでした。
現在ライフが50しかないプレイメーカーにとってこれは非常にきついです。
おまけに相変わらず財前晃が人質に囚われている状態です。
犠牲と覚悟
ここで草薙が晃を捕えている蔦の破壊を試みますが失敗に終わってしまいます。
いよいよもって追い詰められた状態の時、晃はプレイメーカーに言いました。
犠牲を背負ってでも進んでくれと、葵の犠牲を無駄にしないでくれと、
そう言い残すと晃は自らウイルスの蔦を握りしめ、そのまま消滅してしまいました。
これ以上自分がプレイメーカーの足かせになってはならないと自滅する道を選んだのです。
救出に失敗してしまった草薙は机を叩いて悔やんでいます。
もしちゃんと解除できていたら・・・と自分の力不足を感じているのでしょう、辛いですね・・・。
そして同じく晃を救う事が出来なかったプレイメーカーは覚悟完了、
スペクターに対して怒りと決意の目を向けます。
スペクターは「この状態でまだプレイメーカーに後を託すとは愚かな事を」と嘲笑っていますが
プレイメーカーはいいます、自分は勝つ為のデュエルしかしないと。
プレイメーカーのターン、ドロー。
まずROMクラウディアを通常召喚、その効果でレイテンシを墓地から手札に加えます。
そしてこの時にレイテンシの効果が発動、墓地から手札に加わった時に特殊召喚が可能です。
そしてこのレイテンシを素材にサーキット・コンバイン、
LINK-1、トーク・バックランサーをリンク召喚です。
そしてレイテンシのさらなる効果が発動、
自身の効果で特殊召喚した状態でリンク素材なった場合にカードを1枚ドローできます。
バックランサーの効果、サイバース族1体をリリースする事で
墓地からコード・トーカーと名の付くカード、今回の場合エクスコードを蘇生します。
そしてエクスコードの効果によりバックランサーの攻撃力が1700に上昇。
その上でさらに通常魔法「リンク・アトロシティ」を発動、
トーク・バックランサーをリリースしてその攻撃力分、エクスコードの攻撃力を上昇させます。
これでエクスコードの攻撃力は4000、ドリュアトランティエに並びました。
そしてエクスコードでドリュアトランティエに攻撃です。
相打ち狙いであるなら上等といった態度のスペクターでしたが
ここでリンク・アトロシティの更なる効果が発動します。
リンクモンスターに攻撃する際にその相手リンクモンスターの攻撃力は
お互いの墓地のリンクモンスターの数×400だけダウンするというものです。
現在お互いの墓地のリンクモンスターの合計数はなんと14体、5600までダウン可能です。
攻撃力4000のドリュアトランティエはこれで攻撃力0になってしまいました。
これによりエクスコードの一撃でスペクターのライフは0となります。
サンアバロン・カースド・リボーンによるダメージを相手にも受けさせる効果も
「それはお前のライフが残っていた場合の話だろ?」なので
自分がダメージを受ける前に相手のライフを削り切ったわけですね。
プレイメーカーの勝利です。
勝利に敗れたスペクターは挑発に乗って橋を崩すべきではなかったと言いつつも
リボルバーの忠誠の結果であり後悔はしていないと言います。
プレイメーカーも既に自分の道に迷いがない事を告げますが
スペクターは「後悔と迷いは別」だとプレイメーカーに忠告します。
そしてスペクターは燃え盛る聖天樹を母と呼びそれに寄り添うように運命を共にします。
プレイメーカーも崩れ行く橋から慌てて脱出しようとしますが
間に合わずに落下してしまいました。
というわけでようやくスペクター戦決着です。
葵に引き続き晃も犠牲になってしまいました。
そしてスペクターは最後まで絶好調でした
次回予告 38話『ハノイの追想』
ハノイの塔の完成により 多くの犠牲が出るであろう
例え非難されようとも 一足先に旅立った仲間たちの為にも
今はあえて汚名を被ろう 人類存亡の危機を脱するには
イグニスを抹殺しなければならない
切なる父の想いは 私が受け継ぐ!
まさかの草薙ポエムならぬリボルバーポエムです。
そして今までの流れからすると総集編の可能性が高そうですね。
相変わらず3騎士が仲良く昏睡状態で横になっています。