今回紹介するのはLINK VRAINS BOX(リンク・ヴレインズ・ボックス)よりこのカードです。
フォーマッド・スキッパー
効果モンスター
星1/光属性/サイバース族/攻 0/守 0
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分メインフェイズに発動できる。
EXデッキのリンクモンスター1体を相手に見せる。
このターンにリンク召喚する場合、
このカードは見せたモンスターと同じカード名・種族・属性の素材としても扱える。
②:このカードがリンク素材として墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキからレベル5以上のサイバース族モンスター1体を手札に加える。
光属性サイバース族のレベル1モンスターです。
サイバース族ではドットスケーパー、ドングルドングリに続くレベル1です。
シャチホコのようなポーズを取ったトビハゼ型ロボットです。
名前の由来は恐らくマッドスキッパー(トビハゼ)+フォーマットでしょう。
フォーマットとはコンピューター用語において
ディスクやファイルなど電子媒体の記録の形式化を実施する事をいい
主にパソコンを初期化する際に行われます。
また文章や動画などをコンピューターで保存する際の共通の規格の事も指します。
PNG(画像)やMP4(動画)、ZIP(圧縮ファイル)などがそれです。
このモンスターの効果を考えるとこちらの意味が正解でしょう。
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分メインフェイズに発動できる。
EXデッキのリンクモンスター1体を相手に見せる。
このターンにリンク召喚する場合、
このカードは見せたモンスターと同じカード名・種族・属性の素材としても扱える。
〇の効果は1ターンに1度、自分メインフェイズ時に
EXデッキのリンクモンスター1体を相手に見せる事で
そのターンの間このカードをリンク召喚の素材にする場合に
見せたモンスターと同じカード名や種族、属性の素材として扱うというものです。
リンク素材に条件が指定されたリンクモンスターを召喚する際に
その代用として扱う事が可能です。
レベル1故に金華猫やワン・フォー・ワンに対応しており
本来これらのサポートを受けづらいリンクテーマに出張させる事でその恩恵を与えられます。
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
②:このカードがリンク素材として墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキからレベル5以上のサイバース族モンスター1体を手札に加える。
②の効果は1ターンに1度、このカードがリンク素材として墓地へ送られた場合に
デッキからレベル5以上のサイバース族モンスターを手札に加えられるサーチ効果です。
現在サーチ対象となるレベル5以上のサイバース族は
コンデンサー・デスストーカー
ブート・スタッカード
リンクスレイヤー
インタラプト・レジスタンス
サルベージェント・ドライバー
セグメンタル・ドラゴン
デュアル・アセンブルム
が該当しています。
リンク召喚を主体とするデッキであれば容易に発動を狙えるサーチ手段として重宝するでしょう。
①の効果を考えると【サイバース族】デッキよりも
それ以外のリンク召喚テーマに出張させる事で十全の力を発揮できるカードだと言えます。
前述の通りワン・フォー・ワンや金華猫に対応している為場に出しやすく
専用のリンクモンスターを有しながらも展開力に乏しいテーマ、
例えば【ジャックナイツ】や【剣闘獣】、【マドルチェ】あたりに投入すれば
リンク召喚を狙う際の補助として機能してくれるでしょう。
その際②の効果を無駄にしない為にレベル5以上のサイバースも一緒に出張させるといいでしょう。
実際に採用するレベル5以上のサイバース族ですが
特殊召喚が容易で使い勝手の良いリンクスレイヤーや
アドバンス召喚用のモンスターとして優秀なセグメンタル・ドラゴンあたりが候補となるでしょう。
【サイバース族】デッキの場合①の効果を有効に活用するのは難しいですが
単純に②の効果だけでも優秀でありこちらの効果だけを目当てに採用するのも全然アリです。
またレベル1でありガベージコレクターの効果で手札に戻す事で
ドングルドングルをデッキから特殊召喚できトークンを生成できるのも覚えておきましょう。