あ、クリスマスは普通に家族と過ごしました。ケーキ美味しかったです。
今回紹介するのはLINK VRAINS BOX(リンク・ヴレインズ・ボックス)よりこのカードです。
ダブルバイト・ドラゴン
リンク・効果モンスター
闇属性/サイバース族/攻1500/LINK-2
【リンクマーカー:上 下】
\ ↑ /
← →
/ ↓ \
リンクモンスター2体
①:このカードの攻撃力は、このカードのリンク素材とした
モンスターのリンクマーカーの合計×300アップする。
②:このカードはモンスターゾーンに存在する限り、
リンクモンスター以外のモンスターの効果を受けず、
リンクモンスター以外のモンスターとの戦闘で破壊されない。
闇属性サイバース族のLINK-2リンクモンスターです。
本来尻尾となる部分にも頭のある東洋の機械竜といった姿をしています。
機械竜風の姿をしたLINK-2はプロキシー・ドラゴン、
セキュリティ・ドラゴン、LANフォリンクスと続いています。
サイバース族リンクはドラゴン型が結構多いです。
プレイメーカーの方もリボルバーを意識しているのかもしれませんね。
ダブルバイトとは情報量の単位であり0と1の二進数で表せるものが1ビット。
1バイトは8ビットの事でダブルバイト、つまり2バイトで16ビットです。
二進数で言えば65535まで設定できる数値ですね。
特にスーパーファミコン時代ではこの2バイトで設定できる最大値として
「HP65535」みたいなボスは結構存在していました。
現代でも「ダブルバイト文字」と言う2バイトで設定できる文字として使われます。
漢字を含む日本語の1文字もこのダブルバイト文字の1つです。
(今は2バイト文字じゃなくて3バイト文字が主流だったりしますが)
このカードの場合は「二つの頭で噛みつく」といった意味合いもあるでしょう。
【リンクマーカー:上 下】
リンクモンスター2体
リンク素材にはリンクモンスター2体を要求しています。
LINK-1を2体用意するのが最も簡単に出す方法ですが
このカードの場合素材にしたLINKの合計が多いほど意味があるので
それ以上のLINKを素材にしても勿体ないというわけではありません。
ただそれでもやはりLINK-1を2体用意するのが基本となるでしょう。
レベル4以下のサイバース族1体で出せるリンク・ディサイプルの存在により
【サイバース族】であればほぼ「レベル4以下のサイバース族2体」と同義です。
その他リンク・スパイダーに繋げらる通常モンスターや
リンクリボーに繋げられるレベル1主体のデッキでも簡単にリンク召喚を狙えるでしょう。
リンクマーカーは上と下というセキュリティ・ドラゴンと同じものになっています。
EXモンスターゾーンに出すときは相手にEX召喚枠を渡してしまう点に注意しましょう。
相手にトーチ・ゴーレムや壊獣を送り付けてバックアップ・オペレーターで回収するという
動きをする際にはこの相手側のリンクマーカーが優位に働いたりもします。
①:このカードの攻撃力は、このカードのリンク素材とした
モンスターのリンクマーカーの合計×300アップする。
①の効果はリンク素材としたモンスターの
リンクマーカーの合計×300だけ攻撃力を上げる自己強化効果です。
元々の攻撃力が1500でありLINK-1を2体素材にしただけでも
600アップするので攻撃力2100がひとまずの基準となるでしょう。
一応スケープゴート1枚でLINK-2を2体用意してそれを素材にすれば
攻撃力2700まで確保する事が可能です。
②:このカードはモンスターゾーンに存在する限り、
リンクモンスター以外のモンスターの効果を受けず、
リンクモンスター以外のモンスターとの戦闘で破壊されない。
②の効果はこのカードがモンスターゾーンに存在している間
リンクモンスター以外のモンスター効果の効果を受けず
さらにリンクモンスター以外との戦闘では破壊されないという
限定的なモンスター効果への耐性及び戦闘破壊耐性です。
自分側のモンスター効果も受け付けない点には注意しましょう。
リンクモンスターの効果および魔法罠に対しては無力であるものの
昨今ではモンスター除去をモンスターの効果に頼っているというデッキは多く、
リンク召喚主体デッキ以外では意外と厄介な耐性です。
リンクモンスターをまったく使わないというデッキも少なくなってきましたが
それでも例えばシンクロ召喚のお供であるハリファイバーや
ペンデュラム召喚のお供であるヘビーメタルフォーゼ・エレクトラムなどは
モンスターを除去する効果を持たず打点もLINK-1を2体素材にした
このカードの攻撃力以下である為、このあたりは大丈夫です。
ただ強力な全体除去であるブラック・ホールが今度無制限になるので
そこは痛い所でしょうか。
それでも「使わせる事に意味がある」と考えるのであれば無駄ではありません。
リンク召喚主体のデッキ相手ではさすがに活躍するのは難しいですが
それ以外のデッキに対しては結構厄介な存在となるでしょう。
相手を選ぶ類のカードですがEXデッキの選択肢としては面白いと思います。
ただこのカードを出す為に他に2体のリンクモンスターが必要な為、
EXデッキの枠をどう確保するかが一番の問題になるでしょうか。
そういう意味ではEXデッキの枠に余裕がある場合向けのカードですね。